映画の宣伝を見て
先に映画を見るか、
小説を読むかで迷ったが
結局、小説を読んでしまった。
そしてバトンは渡されたも
小説を先に読んで
「えっ？」
となったところもあったが、
映画は映画で面白かった。
夜明けのすべての小説ですが、
これがほんとに面白い！
瀬尾まいこさんらしい
ユーモア溢れるお話ですが、
内容は結構深くて。
ここからはネタバレ注意！
↓
いわゆる病気のお話です。
世の中には
こんなに苦労している方々が
きっとたくさんいて、
私が悩んだり不安に思う事など
大したことないなと思いました。
それでも誰かの為に
何かをしてあげたい気持ちの尊さを
感じました。
人には必ずどこかに
居場所がある。
私も会社に馴染めなくて
転職したことが何度もあります。
その度に、自分はダメな人間で
生きてる価値もないと思いました。
いっそ、死んでしまった方が・・・
なんてところまで発展しかけた時、
（でも、こんな私でも
誰かの役には立てるんじゃないか？）
という考えが頭をよぎりました。
役に立つから良いというのではなく、
誰かの為に何かをしたいという思いが
生きる原動力になる事が
あるという事です。
理想は何の役にもたたない自分でも
胸を張って生きる事なのでしょうが。
主人公の会社の緩さのように
人も生きられたら
きっともっと幸せになれるんだろうな。
面白くて何度も笑ったのに
凄く考えさせられた本でした。
さぁ、映画は娘と行こうっ。
きっと若者の方が響くと思うから。
