advancement【blog-ver.2】

音楽と競馬(馬)と野球、時には動物や歌舞伎を愛するものが送る自由な日記。

手塚とおるさんに。

2016年09月22日 21時49分38秒 | 自由
19日(月)、「荒野のリア」東京千秋楽(←吉祥寺シアター)を観劇。内容は少し難しかったのですが、迫力もあり、時折アダルトちっくだったり…とにかく素晴らしい作品でした。舞台というものは生で見るべき、という事を知らされたような気がします。
思っていたよりも、吉祥寺シアターは小さな劇場でした。客席とステージがとても近い。少し距離があっても、出演されている方々のお顔、それも汗まではっきり見えるのです。

生で拝見する手塚とおるさん、グロスター・・・最高に格好良かった。映像で見るお姿、お声、そのままでした。
カーテンコールは4回だったかと思います。最後の最後、手塚さんの最高の笑顔を見る事が出来ました。



終演後、何とその手塚さんと直接お会いさせて頂けた機会がありました。
いや、今冷静に書いていますけれど・・・思い出すたびにまだドキドキしますよ(笑)

お客さんや関係者の方々もすっかりいなくなり、劇場の出入口前で父や母と連絡を取り合っていた時の事。私の前を通過し、少し離れた所にいた二人組の女性の元へ向かっていく、マスク姿の一人の男性が。「すみません、お待たせしてしまって。」と女性たちに一言。ん?と思い、パッとその男性を見たら、その男性は手塚さんご本人だったのです。“わっ!手塚さんじゃん!!”と確信した私は、ご本人を見る事が出来ず、手にしていたスマホを眺め続けるしかありませんでした(笑)“この機会を逃したら絶対に後悔する”と考えた私は、タイミングを見計らい、思いきって声を掛けさせて頂きました。

“わー、ご本人だー!!”と緊張しつつも舞い上がる自分。目の前の手塚さんはとにかくスマートで、思っていたよりも背が高いっ。私はチビなので身長差が…。感想を一言二言お伝えして、写真をお願いしたら「もちろんもちろん!」と快くおっしゃって頂き、一緒に写真を撮らせて頂きました。
いや、正確には“手塚さんに撮って頂いた”と言った方が正しいかもしれません。撮って頂けそうな方がいなかった為私が困っていると、手塚さん自ら私のスマホを手にして、シャッター係になって下さったのです。しかも、気づけば私の左肩には手塚さんの手がっ。2枚シャッターを押して頂き、撮影は終わりました。
カメラを用意している間、自然と母の事が口から出てしまい…私情を挟んでしまった事、後になってとても後悔しました。言うべきではなかったな、と。でも、凄く気に掛けて下さり、「大変な時に来て頂いてありがとうございました。」と逆に感謝されてしまいました。別れ際にも自ら手を差し伸べて握手して下さって、「お母様、お大事になされてください。」とまでおっしゃって下さり・・・なんて素敵な方なんだっ!と感激しっぱなしのひとときでした。

正直、緊張状態で頭が真っ白になっていたので、お顔もあまりちゃんと見る事が出来ず、あれは夢だったのでは?と思ってしまう程ちゃんとは記憶になくて。でも、写真を見るたびに本当にお会いしたのだなぁと。

私にとって、あの瞬間は大きな大きな奇跡でした。ますます手塚さんの事を好きになりました。これからも応援し続けていきます。
いやぁ・・・最高だ。