一年。

母が病気を宣告されてから、気づけば一年が過ぎていました。
一年、あっという間です。例年より、経つのがもの凄く早い。

悲しい事に、母はこの一年で変わってしまいました。歩く事がほぼ出来なくなりました。会話も段々と伝わりづらくなり、筆談ボードが手放せなくなりました。食事の形態も考えなくてはいけなくなり、食が細くなりました。体重も10㎏減りました。涙もろくもなりました。動きに制限が出てきている事で、悩んで悩んで、病気に負けてしまっている様子です。

母とどう接したらいいのか・・・分からなくなる時が多いのですが、これはまずいなと感じたら、とりあえず距離を置くようにしています。自分はもちろん、きっと母も嫌な気分になると思うので。
とにかく接し方が難しい。イライラしてしまう事も明らかに増えているので、自分で自分が嫌になります。

試練の時期、のようです。曲線があるとしたら、辛い時期のてっぺんの一つにいるような感覚。毎日毎日、頭の中で色んな事を考えながら生きています。近々大きな出来事が待っているので、不安と心配でいっぱいです。正直、パンクしそうです。
先の事を考える余裕はありません。一日が無事に終わればいい、今はそれしか考えたくないのです。

母を支えていくという気持ちに変わりはありません。
母は今、頑張っています。