ささやきの時

自然の中で小さなささやきが...聴こえますか

雨で歴史散策

2012-11-24 | インポート
小雨の中テニスコートに向かいます。
途中携帯が鳴り・・・中止の知らせ。
Uターンし松林に松ぼっくりを拾いに行きます。
そこで見かけた看板に富士塚が近くにあるので・・・散策します。

林の中で見つけた松ぼっくり。


松林の中で出会った花・・・ヤツデの花。





江戸時代、富士山に対する民間信仰から、富士登山が大流行した。
特に、江戸を中心とした関東地方で顕著だったようで、各地に富士山を見立てた小山を築くことも流行した。
この小山を「富士塚」という。その頂上から富士山を眺めることができたり、
「富士塚」を登ることで富士登山の代用としたりしたらしい。
静岡県内に現存しているものは珍しいようだが、富士市鈴川のものは「浅間宮」として残っている。

かつては、自然石をそのまま積み重ねてあったらしいが、現在ではコンクリートで固められ、頂上に石祠がある。
登山にあたり、登山者が安全祈願のため海水で水垢離をした後、海岸の石を1つずつ積み上げていったものという。
また、昔、この海岸に大津波が押し寄せ、人々が家を失って苦しんでいたとき、
三平という豪農が施し米をするかわりに、海岸の石を積み上げさせたともいい、「三平塚」と称したという話もある。
また、戦国時代には、相模国の北条氏がここに本陣を築き、
今川氏や武田氏と対峙したともいわれて「天の香具山砦」という名も残っているらしい。。





コメント (2)
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