腐幸日記

アニヲタ腐女子ノート
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話題の本ばかり買うとは…

2011-06-14 21:48:16 | 読書
「星守る犬」「続・星守る犬」←画力対決から気になってた
「HUKUSHIMA」
「原子炉時限爆弾」←前から読みたかった

ベストセラーばっかり買うなんて
珍しいです!!!!!<きっぱり
いつも 珍妙な 
「あんたが読むの?」
(言外に「どうすんの?」という意味含)
みたいな本ばかり好んで買うのでw

思ったよりお金たまってたので、
自分のためになる本を吟味中です♪

以下、「星守る犬」の感想です。
ネタばれなんで注意!!!!!

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



「星守る犬」「続・星守る犬」
読んだ後、あまりのリアリティに一時間くらい茫然としました。
<こんなんはじめてかも
「お涙ちょうだい」
でもないし、
「だらしないオッサンの物語」
でもないなあと思いました。
作品を通じて、作者の現代社会への憤りがひしひしと
感じられて…。
作者自身も、「ぱじ」以来のめぼしいヒットが無く、
メダカの雌雄選別(だっけ;?)したりと
生きていくのに、なみなみならぬ苦労があったから
生まれた作品なんでしょうね。
※作者の奥様はすごーく良い人らしくて
漫画の仕事が一切入ってこなくて
貧乏のどん底でも、
明るく支えていたそうですが←西原先生談

わたしの感想は…
もちろん泣きましたけど
色々考えさせられたり
心をえぐられるような思いがしました。

「福祉行けや」
「犬だけでも助けろよ」
という意見もありますが、
福祉に行くだけの智恵があるなら死にませんし、
簡単に生活保護が受けられるかというと
自治体によってさまざまだから、
いちがいに言えないと思うのです。
(審査基準に厳しいとこはホント厳しい)
ずっとサラリーマンだったお父さんからしたら、
役所の手続きなんて煩雑でしたくもないだろうし、
厭世感もあったんじゃないでしょうかねえ…。
犬だって、お父さんと離れることは望んでいないし…。

奥さんも娘も「悪人だ」「ひどすぎる」
という声も聞かれますが、
自分が生きていくのに精いっぱいで、
他人を思いやれないときってあると思うんです。
二人ともちょうどそんな時期で、
お父さんに心をくだけなくて、
悲しいすれ違いになってしまった。
作品の最後まで読んで、そう感じました。
そして、
こんなお父さんや犬を生みだすような社会は
変えていかなくては…と思いました。

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