心の中に、雨に促された、朝露の雫が、舞い落ちる。憂う私を、潤すかのように、また一雫、溢れ落ちる。鳴く小鳥に、耳を傾けては、いるけれど、今の私には、響くものが、何もない。首を擡げているものの、奥底にある光は見ている。冷たい雨風に晒されても、燃ゆる想いは、消えぬまま。また、花開かせる時を、じっと待っているの。咲きましょう。そのときに。咲かせましょう。これからも。