ICU は満床状態
病棟も満床状態
でも、患者は来る・・・・
どこの病棟もオーバーベッドで患者を抱えてる・・・
緊急の患者が受け入れられない状態でいる
各病棟の看護師長が、医者にハッパをかけて退院できる患者を退院させにかかってる・・・そして、ベッドコントロールミーティングなる会議を開いてる・・・
オイラがこの病院に入ってから、こんな会議開いたのは・・・記憶にあるだけで
3回・・・
バッカじゃねぇ~~の?!
まったく、学習能力のねぇーヤツラだぜ
一見”満床”って、いったら聞こえがイイというか・・・
『あら、儲かってんのねぇ~~』
みたいな感じに聞こえるかもしれないけど・・・それは、ベッドの回転数が上がればの話し・・・
ベッドの回転数が上がって、満床状態が続いてるなら・・・それは、
『うれしい、悲鳴』
になるだろうけど・・・回転数が上がらない、満床状態は、いわゆる
”赤字経営”
これは、即、スタッフの給料やボーナスに直結する
とにかく、空床を埋めろ
↑↑これが、我が病院の理念
だから、OPEで一泊ICUの患者のベッドが一晩でなくなる・・・
次の日、退室OKの指示がでても帰る部屋がない
”ありえねぇーーーっつうの”
OPE患のベッドまで埋めなくてもイイんじゃねぇーの
患者は、意識レベルクリアで、早くICUなんて出たいって思ってんのにさ
元の部屋に戻れません
って、どうよ
個室ならともかく、大部屋でさ・・・OPEになる前に、やっと同室の患者さんと
話しが出来るようになって、OPEまでの時間を世間話ししたりして、過ごしてきたと思うのね。
で、OPEに行く前の不安を、少なからず同室の患者は軽減してくれた思うね・・・
『がんばってね』とか『大丈夫よ』
とかさ・・・
それが・・・
『出る部屋がないから・・・もう一泊ICUで・・・』
私だったら怒るな
ICUなんて、TVも見れない・・・誰とも話し出来ない・・・
周りには、大声でわめく患者や呼吸器をつけてる患者ばかり・・・
そんなとこに、居たいとは思わなんでしょ
だいたいさぁ~~
入院させたら、退院させなきゃいけない
ってこと分かってんのか
うちの管理者どもは
退院させなきゃ、部屋がなくなるって普通に考えてわかるだろ
”入れたら、出せ!!!!”
酷なようだけど・・・”医療”には限界がある・・・
”病院”と”施設”は違う・・・
治療が済んだ患者は退院していく・・・それが、病院。
介護が必要な患者は、施設に行く・・・それが、老人介護施設やリハビリ専門病院。
でも、日本は福祉の部分で遅れてるというか・・・そういう施設があまりにも少なすぎる・・・行き場のない老人や障害を持った人達が大勢いるのも事実。
だからって、病院にいつまでも入院できないのも、事実だ。
治療が終わった患者をいつまでも”行き場がない”という理由で入院させておくのは、直、病院の赤字に繋がる。
まして、こんな小さな島・・・地域連携の医療が提供できるわけがない
小児麻痺で生まれた子を自宅で介護し続けてる親。それを希望する親。
20代後半で、CPAになり重度の脳障害を負い介護が必要となった子を自宅に連れて帰らない親。どこのリハビリ施設も断られ、行き場がない患者・・・
この違いは何?
自宅での介護が大変だから?
現実を受け入れられないから?
小児麻痺で重度の障害を持って生まれた子の親は、全て受け入れられてるとでも思っているのだろうか?
それは、小児麻痺だから??
生まれた時から、障害があるから??
20代後半まで、元気に育ってきた我が子が重度の障害を負うわけがない。必ず、治る!!元の元気な姿に戻る!!と思っているのだろうか?
何が違うの??
生まれ持った障害と20代後半で背負った障害と・・・
障害を持って生まれてこようが、親は少なからず、希望を持ってる。もしかしたら、少しずつでも、いい方向に行くかもしれない・・・今日出来なかったモノが明日は、出来るかもしれない・・・親は、そう思って毎日、がんばって、子供の世話をしてると思う・・・
毎日、痰の吸引をして、オムツを替えて、お風呂にだって入れて、経管栄養を注入して・・・家でがんばってる親はたくさんいる。
なのに、人生の途中で障害を負ってしまった我が子を家に連れて帰れないのは
なぜ????
確かに、希望や願望はあるかもしれない・・・でも、もう、半年以上経過したら・・・医学的に”印籠”を渡さなければならないに時期だと思う。
確かに、人間の生命力は計り知れない部分はたさくさんあると思うよ。
何十年もこん睡状態にいたのに、ある日突然目が覚めたみたいな・・・
そんな奇跡があるのも、事実。だけど、それを願う、場所や環境を”病院”に求めるのはおかしい・・・・
そもそも、海外と日本の医療保険の違いを理解してもらいたい。
アメリカで何十年も入院し続けられたとしたら、それは、そーとーな生命保険に加入してるか、大金持ちだ。
日本では、何十年も入院し続けらる病院はないのだ。
病院にも置いてもらえない・・・リハビリ施設も断られた・・・
じゃぁ~どうする
『家に連れて帰れよ!!』
聞き慣れた家族の声。家族の手のぬくもり・・・嗅ぎなれた自分の家の匂い・・・
もし、奇跡が起こるとしたら、場所なんて関係ないと思う・・・
この仕事に関わって、いつも思うのは・・・
『どんなに優れた看護師でも、家族にはかなわない!!』
家族の存在は偉大なのだ・・・
末期のCaの患者にfull CPAを望む患者の家族に限って面会に来ない
家族は、何を望んでるのか分からない・・・
”人間はいつか、死ぬ”
まして、Ca・・・末期だよ
治療の限界があることを医者は家族に言わなければならない。
”印籠”を渡せないバカ医者ども
てめぇの給料、オイラによこせ!!
てめぇーらが印籠わたせねぇーから、現場のスタッフが毎日”ヒーヒー”言ってんだよ
理解しろボケっ
残された時間
『一緒に過ごしてあげようよ・・・・』
と、思う
昭和の時代・・・まだ、家で看取るということが現実にあった時代。
医療が進歩して、病院の数も増え、入院施設が増加した現代。
”死”というものが軽々しくなったのかなぁ~~と、思う。
あの時代の人達が家で最後を迎えられたということは・・・今の時代に死ぬ人達より、幸せだったのかもしれない・・・・と、思う。
最後の最後の時、見慣れた顔、聞き慣れた声に囲まれて死ねるのだから・・・・
医療崩壊・たらい回し・・・・最悪な医療環境。
これは、医療関係者だけが悪いのか?
今、こんな時代から、なおさら、”家で看取る”ということが必要になってくるのではないかと思う・・・・
無意味な満床状態な病院・・・・
医者の自己満足・・・・
家族の身勝手さ・・・・
この先、医療環境はもっと劣悪なものになると、オイラは推測する。
自分が死ぬ時のこと、考えとこ
病棟も満床状態
でも、患者は来る・・・・
どこの病棟もオーバーベッドで患者を抱えてる・・・
緊急の患者が受け入れられない状態でいる
各病棟の看護師長が、医者にハッパをかけて退院できる患者を退院させにかかってる・・・そして、ベッドコントロールミーティングなる会議を開いてる・・・
オイラがこの病院に入ってから、こんな会議開いたのは・・・記憶にあるだけで
3回・・・
バッカじゃねぇ~~の?!
まったく、学習能力のねぇーヤツラだぜ
一見”満床”って、いったら聞こえがイイというか・・・
『あら、儲かってんのねぇ~~』
みたいな感じに聞こえるかもしれないけど・・・それは、ベッドの回転数が上がればの話し・・・
ベッドの回転数が上がって、満床状態が続いてるなら・・・それは、
『うれしい、悲鳴』
になるだろうけど・・・回転数が上がらない、満床状態は、いわゆる
”赤字経営”
これは、即、スタッフの給料やボーナスに直結する
とにかく、空床を埋めろ
↑↑これが、我が病院の理念
だから、OPEで一泊ICUの患者のベッドが一晩でなくなる・・・
次の日、退室OKの指示がでても帰る部屋がない
”ありえねぇーーーっつうの”
OPE患のベッドまで埋めなくてもイイんじゃねぇーの
患者は、意識レベルクリアで、早くICUなんて出たいって思ってんのにさ
元の部屋に戻れません
って、どうよ
個室ならともかく、大部屋でさ・・・OPEになる前に、やっと同室の患者さんと
話しが出来るようになって、OPEまでの時間を世間話ししたりして、過ごしてきたと思うのね。
で、OPEに行く前の不安を、少なからず同室の患者は軽減してくれた思うね・・・
『がんばってね』とか『大丈夫よ』
とかさ・・・
それが・・・
『出る部屋がないから・・・もう一泊ICUで・・・』
私だったら怒るな
ICUなんて、TVも見れない・・・誰とも話し出来ない・・・
周りには、大声でわめく患者や呼吸器をつけてる患者ばかり・・・
そんなとこに、居たいとは思わなんでしょ
だいたいさぁ~~
入院させたら、退院させなきゃいけない
ってこと分かってんのか
うちの管理者どもは
退院させなきゃ、部屋がなくなるって普通に考えてわかるだろ
”入れたら、出せ!!!!”
酷なようだけど・・・”医療”には限界がある・・・
”病院”と”施設”は違う・・・
治療が済んだ患者は退院していく・・・それが、病院。
介護が必要な患者は、施設に行く・・・それが、老人介護施設やリハビリ専門病院。
でも、日本は福祉の部分で遅れてるというか・・・そういう施設があまりにも少なすぎる・・・行き場のない老人や障害を持った人達が大勢いるのも事実。
だからって、病院にいつまでも入院できないのも、事実だ。
治療が終わった患者をいつまでも”行き場がない”という理由で入院させておくのは、直、病院の赤字に繋がる。
まして、こんな小さな島・・・地域連携の医療が提供できるわけがない
小児麻痺で生まれた子を自宅で介護し続けてる親。それを希望する親。
20代後半で、CPAになり重度の脳障害を負い介護が必要となった子を自宅に連れて帰らない親。どこのリハビリ施設も断られ、行き場がない患者・・・
この違いは何?
自宅での介護が大変だから?
現実を受け入れられないから?
小児麻痺で重度の障害を持って生まれた子の親は、全て受け入れられてるとでも思っているのだろうか?
それは、小児麻痺だから??
生まれた時から、障害があるから??
20代後半まで、元気に育ってきた我が子が重度の障害を負うわけがない。必ず、治る!!元の元気な姿に戻る!!と思っているのだろうか?
何が違うの??
生まれ持った障害と20代後半で背負った障害と・・・
障害を持って生まれてこようが、親は少なからず、希望を持ってる。もしかしたら、少しずつでも、いい方向に行くかもしれない・・・今日出来なかったモノが明日は、出来るかもしれない・・・親は、そう思って毎日、がんばって、子供の世話をしてると思う・・・
毎日、痰の吸引をして、オムツを替えて、お風呂にだって入れて、経管栄養を注入して・・・家でがんばってる親はたくさんいる。
なのに、人生の途中で障害を負ってしまった我が子を家に連れて帰れないのは
なぜ????
確かに、希望や願望はあるかもしれない・・・でも、もう、半年以上経過したら・・・医学的に”印籠”を渡さなければならないに時期だと思う。
確かに、人間の生命力は計り知れない部分はたさくさんあると思うよ。
何十年もこん睡状態にいたのに、ある日突然目が覚めたみたいな・・・
そんな奇跡があるのも、事実。だけど、それを願う、場所や環境を”病院”に求めるのはおかしい・・・・
そもそも、海外と日本の医療保険の違いを理解してもらいたい。
アメリカで何十年も入院し続けられたとしたら、それは、そーとーな生命保険に加入してるか、大金持ちだ。
日本では、何十年も入院し続けらる病院はないのだ。
病院にも置いてもらえない・・・リハビリ施設も断られた・・・
じゃぁ~どうする
『家に連れて帰れよ!!』
聞き慣れた家族の声。家族の手のぬくもり・・・嗅ぎなれた自分の家の匂い・・・
もし、奇跡が起こるとしたら、場所なんて関係ないと思う・・・
この仕事に関わって、いつも思うのは・・・
『どんなに優れた看護師でも、家族にはかなわない!!』
家族の存在は偉大なのだ・・・
末期のCaの患者にfull CPAを望む患者の家族に限って面会に来ない
家族は、何を望んでるのか分からない・・・
”人間はいつか、死ぬ”
まして、Ca・・・末期だよ
治療の限界があることを医者は家族に言わなければならない。
”印籠”を渡せないバカ医者ども
てめぇの給料、オイラによこせ!!
てめぇーらが印籠わたせねぇーから、現場のスタッフが毎日”ヒーヒー”言ってんだよ
理解しろボケっ
残された時間
『一緒に過ごしてあげようよ・・・・』
と、思う
昭和の時代・・・まだ、家で看取るということが現実にあった時代。
医療が進歩して、病院の数も増え、入院施設が増加した現代。
”死”というものが軽々しくなったのかなぁ~~と、思う。
あの時代の人達が家で最後を迎えられたということは・・・今の時代に死ぬ人達より、幸せだったのかもしれない・・・・と、思う。
最後の最後の時、見慣れた顔、聞き慣れた声に囲まれて死ねるのだから・・・・
医療崩壊・たらい回し・・・・最悪な医療環境。
これは、医療関係者だけが悪いのか?
今、こんな時代から、なおさら、”家で看取る”ということが必要になってくるのではないかと思う・・・・
無意味な満床状態な病院・・・・
医者の自己満足・・・・
家族の身勝手さ・・・・
この先、医療環境はもっと劣悪なものになると、オイラは推測する。
自分が死ぬ時のこと、考えとこ
引導だろ。