和歌山など関西で活動されている、
歌手 宮本静さんの「竹房哀歌」をMEG-CD Youtubeチャンネルで公開しました。
ワンコーラスお聴き頂けます。
===竹房哀歌について===
1915(大正4)年9月、紀の川で渡し舟が大雨による増水で転覆し、女学生9人の命を奪った竹房(紀の川市)の水難事故のことをごぞんじでしょうか。
明治末から昭和初期にかけて、ほかにも学生たちが亡くなる大きな水難事故がありました。
10(明治43)年には神奈川県の鎌倉・七里ケ浜沖で、41(昭和16)年には琵琶湖で起きました。
その後、この二つの事故を悼んで地元の教師や詩人によって歌が作られました。
「真白き富士の根」「琵琶湖哀歌」は今も広く歌い継がれています。
竹房には長く追悼歌がありませんでしたが、来年の事故100年の節目を前に、地元のご縁がつながり、紀の川市在住の歌手、宮本静さんが歌う「竹房哀歌」として全国に発表することができました。
当時、この悲劇を目撃した地元出身の詩人、阪中正夫さんは22(大正11)年に発表した初めての詩集「生まるる映像」に、竹房の水難の悲しみをうたった「人魚の指に」を残しました。
この詩をもとに2012年、教職にも就かれて地域の文化活動に熱心だった保田耕志さんが作詞しましたが、発表の2カ月後に他界。
保田さんの遺志を継ぎ、榎本猛さんが曲をつけて「竹房哀歌」を完成させました。
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「朝日新聞 デジタル」より引用
http://www.asahi.com/area/wakayama/articles/MTW20140402310150001.html
MEG-CD紹介ページ→http://meg-cd.jp/artist/miyamoto_shizu/MSCL-11952.html