アラフォー・シングルのニューヨーク Talk Of New York aka T.O.N.Y. 

ニューヨークのシングル・ライフ、大人のデート事情、B級グルメ、そして少しだけヒップホップ

ニューヨークの女性のパンツの中 ブラジリアン・ワックスのススメ

2009-03-31 01:00:48 | デート事情
日本人の女の子が海外ではモテるというのはよく聞く話だと思うが、ここニューヨークでももちろん例外ではない。渡米したばかりで英語もままならない女の子たちでもすぐに彼氏を作っているのはよく見られる光景である。逆に英語があまり話せない方が新鮮でいいというアジア女性専門のアメリカ人男性もいるのも確か。私の友人のアメリカ人の男性でも、日本人の女の子と付き合ったことのある人はたくさんいる。そんな彼らによく聞かれる質問がある。

「日本の女の子って、どうして剃ってないの?」

それはもちろん、下の毛のことである。アメリカでは通常、アンダーヘア(←ちなみにこれは和製エイゴ)はワックスするか剃るかして、つるつるになっているのが普通である。生えていてもかなりきれいにトリムされているはずだ。分かりやすい例をあげると、ブリトニーやパリスといったセレブが短いスカートを履いているのにも関わらず惜しげもなく脚をおっ広げてアソコの写真を撮られているが、彼女たちもヘアの手入れは完璧だったのを思い出して欲しい。これで毛が残っていようものならさらにタプロイドの餌食とされることだっただろう。これは日本の女性が脇の毛の処理をするのと同じ感覚と言っていいと思う。アメリカでは(特に都会では)脇の毛と同じように下の手もすべて処理するのが現代女性のエチケットなのだ。ヨーロッパでは下の毛はおろか、脇の毛までそのままにしているが、日本人がヨーロッパ女性の無処理の脇を見てびっくりするのと同じに、アメリカ人男性は日本人女性の生え放題の下の毛にびっくりするのである。それがパンツを脱がすまで分からないのはあそこの毛なので、驚きはなおさらのことだろうと推測される。日本女性のムダ毛処理事情は、脇だけアメリカ、下だけヨーロッパ、となぜか混合文化なのである。

最近ではレーザーや光脱毛が一般化して、ビキニラインの毛の処理を行っている女性も多いようだが、それでもやはりアメリカの標準からすると、日本の女の子の下の毛に対する意識は無防備だと言えるだろう。日本の男性に聞くと、「あそこに毛が全くないとその道のプロかと思って焦る」という意見が多い。しかしアメリカ人男性からすると、日本人男性が毛がボウボウの脇の女の子に興醒めするように、下の毛の処理がなされてない女性のあそこには、そこにキスをするなんてもってのほか、ということになる。

先日、久々に日本のアダルト・ビデオを観たのだが、しなやかなボディーに豊満な胸のなんともセクシーな女優が好演していてとても盛り上がっていたのに、パンツを脱いだら下の毛の処理がされていなくてとてもがっかりしてしまった。(ちなみに私は女だけど、女だってもちろんアダルト・ビデオを観ると興奮します。) そんな茂みに顔をうずめている男優を見て、口に毛が入るのではないかと気になって仕方なく、ますます盛り下がってしまったのだ。ここで私が”下の毛ゼロ運動”を掲げたところであまり賛同者がいないと思われるのでやめておくが、もしこれからアメリカに来る予定のある女性、そしてアメリカ人男性と一戦交えようと思っている女性はぜひこれを知っておいて欲しいものだ。

アメリカ女性は基本的に下の毛はゼロに近い状態だ。シャワーで脇を剃る時に一緒に下も剃る人も多いし、さらなる完成度(つるつる度)が求められるビキニの季節などはサロンに行ってブラジリアン・ワックスをしてもらう人もたくさんいる。ブラジリアン・ワックスはお尻のまわりにわたるまで、すべてのムダ毛を一気にはがしてしまうものだ。一瞬のことであるが、実際、これはかなり痛い。一度のワックスで3週間から1ヶ月は持つ。かみそりで自分で剃る際の注意事項は、必ずシェービング・クリームかボディー・ローションを使い、せっけんの泡などで代用しないこと。それからアフターケアも大切だ。これはストリッパーの女の子から聞いたコツなのだが、剃った直後に塗るタイプのデオドラント(抑汗剤)をつけること。これで毛穴を引き締め、発汗や皮脂分泌をおさえるため、あとの炎症が少なくなる。またその後は通気性のよいコットンのパンツを履くこと。それからドラッグ・ストアなどで一般に売られている除毛剤を使うものいいだろう。私のお気に入りはムース状のVeet(ヴィート)である。専用のリムーバー(ムースを取り除くときに使用する)も付いてきて、除毛後のお肌はつるつるになる。これは日本でも売られているが、アメリカ製のものよりも日本製のものの方が、お肌に優しいのでさらによかった経験があり、日本に帰国した際は何本かまとめ買いしていたものだ。

私は数年前にすべてレーザーで脱毛したので、今は全く生えていない。日本に帰った時に恥ずかしくて温泉に行けないではないか、などと日本の友達に言われたりするが、日本の温泉<現在のデート事情、なので仕方ない。

特別な意味を持たない女同士のSexとは "I'm so over men...!"

2009-03-30 01:00:30 | デート事情
ナタリアとジュリーはとても仲がよかった。ナタリアはプラチナム・ブロンドのショートカットで、ディストラクトのジーンズに合わせた白いTシャツから見える腕にはタテゥーが入っている。ジュリーは肩までのブルネットにゆるやかなカールがかかっていて、クリスチャン・ルブタンの靴やマーク・ジェイコブスのバッグを好み、ファッションも身だしなみも細部まで神経が使われているのが分かる。こんなまったく好みの違う2人だが、ショッピングからクラブ遊び、時には互いの職場までランチブレイクに出向いて昼食を一緒に取ることもあった。

彼女たちは男たちから好奇の目で見られていた。それは彼女たちが仲がよすぎるからだ。ある日ジュリーの終業の時間に合わせて彼女の職場に迎えに来ていたナタリアは、ジュリーの顔を見るなり口にキスをした。ナタリアもそれに驚くことなく微笑むと、2人はそのままその場を後にした。それを見ていたジュリーの同僚が、彼女はリップスティック・レズビアンではないかとうわさをするようになった。リップスティック・レズビアンというのは、ほとんどのレズビアンは男っぽい格好を好むのにたいして、普通の女の子と変わらないようにフェミニンな格好をしているレズビアンたちのことである。ドラマ、「Lの世界」にもこのリップスティック・レズビアンは登場している。

しかし本当のところ、ジュリアはレズビアンではなかったのだ。ナタリアとは、本当にただの仲のいい友達同士であった。実際、ナタリアとジュリーは男探しのために一緒にバーに出かけることもあったし、付き合っている男のことでナタリアに相談に乗ってもらっていたりもするのだ。

この2人の関係は、不思議なものだった。なぜなら女同士の友達でありながら、ナタリアとジュリアは一度だけSexをしたこともあるからだ。2人ともレズビアンではなかったが、ナタリアはバイ・セクシュアルであった。ジュリーがその時付き合っていた男にひどい目に合わされ、ナタリアはなぐさめのために彼女をクラブへと連れ出した。酒が入りすぎた2人はその夜、間違いでSexをしてしまった。もちろんナタリアがしかけたものだったが、ジュリーもそのまま嫌がらずに受け入れてしまった。しかし不思議なことに、次の朝気まずい空気が流れるどころか、彼女たちの友情はいっそうに深まっていたのであった。それまで一緒に洋服のショッピングに行ったり、ジムに行ったりしていた2人は、フィッティング・ルームやシャワー・ルームでお互いの裸は何度も見たことがあったので、それ程抵抗がなかったのだ。その延長で悪ふざけが過ぎてしまった、くらいの感じだった。それからというものの、2人はハグをする感覚で、人前でも平気で軽いキスをするようになり、それが周りから見たらおかしなことだということを思わなくなったのだ。ジュリーにとっては女とSexをするのはそれ一度切りだったが、ナタリアにとってはそれは日常のことであったから、特別なことととらえずジュリーとはそのまま友達関係を続けることができたのだ。またジュリーもナタリアのことをSexをしたことも含め、最大の理解者だと思うようになった。それからナタリアとジュリーがSexをすることはなかったが、いつまでも仲のよい友達であった。

男にひどい目に合わされた女が、一時的に女に慰められるということはよくあることなのだ。Sexするにしてもしないにしても、女友達に慰められるというのは誰にでもあることであろう。この場合、たまたまその女友達が、女ともSexができるバイ・セクシュアルであったに過ぎない。私が知っている限り、ニューヨークでは普通のストレートの女性でも、他の女性と性的関係を持ったことのあるという人がかなりの割合でいる。ほとんどと言っていいかも知れない。それはジュリーのように男に傷つけられ一時的な癒しを求めるために女に走るケースや、またはただ単にエクペリメンタル、つまり新しいことを経験してみるためという理由で行為に及ぶというのがほとんどであるようだ。だからといって、それは彼女らに持って生まれたレズビアンの資質があったかというとそうでもないのである。その後は普通にそれまでのように男性と付き合うことに戻っていき、その経験は他の若かりし頃のひとつの思い出として特別な意味を持たずに埋もれていくのである。

Girls best friend - 女の子に本当に必要なものとは

2009-03-29 01:00:26 | デート事情
こんな話を書く時は親が読んでなければいいと祈るばかりだが・・・。

Jay-Zの同名の曲の中で、girls' best friendはブリング(ジュエリー)だと言い、フランク・シナトラも”Diamonds are girls' best friend”と歌っていた。皆さんは「女の子のトモダチ」というコトバを聞いたときに、一番初めに何を思い浮かべるだろうか。


20代後半のある誕生日に、女友達のケイトからあるものをプレゼントされた。それは"バイブレーター"だった。何気ないいつもの会話の中で、寂しい夜に自分でする(もちろんマスターベションのことだが)時には何を考えるかという話をしていた時のことだが、私がバイブを使ってないということに彼女は非常に驚いていた。

「あんなにいいものを知らないなんて・・・。」

誕生日当日にケイトとランチに行ったのだが、その後にどうしても連れて行きたい場所があるという。それは日本でいう「大人のおもちゃ」の店だった。日本だと若い女の子が入るにはかなり敷居が高い種類の店だと思われるが、こっちは店員が若いおねえちゃんだったりする。しかもそのおねえちゃんたちのおもちゃに関する知識は目を見張るものがある。親切にひとつひとつのおもちゃがどう使うかとか、自分が使った感想を教えてくれたりする。しかしそれが決していやらしい感じではないのだ。ちょっとおしゃれな雑貨屋でどのアロマセラピーのオイルがいいかを語っているような感覚で説明してくれる。彼女は赤いフレームのめがねをかけ、バンダナで髪を束ねている。ケイトが店員のおねえちゃんにすかさず言った。

「今日は彼女の誕生日なんだけど、ファースト・バイブレーターをプレゼントしようと思って。」

するとその店員は言った。

「今まで持ってなかったの?バイブはgirls' best friendよ。」

言うまでもないが、それ以来私はバイブを愛用している。数ヶ月に一度、盛り上がっているときに電池が切れるのが玉に傷だが、それ以外は私とバイブのいい関係はずっと継続しているのだ。ケイトからもらった初代バイブは1年半ほどした後に息絶え、現在は第4号くらいであろうか。その後はバイブ以外にも店員に薦められるものを購入して試してみたものの、やはりシンプルなバイブが一番確実に役割を果たしてくれることが分かった。

バイブなどなくても・・・という方もいるかも知れない。実際私もそう思っていたのだ。しかし「器具」を使うということで少しだけ虚しさが薄まる気がするのだ。自慰行為は文字通り自分だけで楽しむのよりも、バイブという「相手」がいることで気分だけでも二人称になるのだ。

時々、「私は自分でしない」という女がいる。私はこの発言をする女をはじめから信用しないことにしている。その発言の信用度といえば、男とのSexの際にフェイク、つまり「イったフリをしたことがない」と言うのと同じくらいなものである。つまりしたことがない女はいないということである。

アメリカでバイブの値段は$15~くらいである。つまらない男とデートして時間を無駄にするくらいなら、バイブと楽しいひと時を過ごして眠りにつき、明日に備えた方が100倍マシである。これがニューヨークのデート・シーンから学んで得た私の考えである。

that's so typical... 選ぶことすらしない男たち

2009-03-28 11:30:43 | デート事情
友達のルームメイトの話である。彼の名前はネイト。フリーランスの20代後半のグラフィック・デザイナーで、容姿は中の上といったところだ。イーストビレッジのアパートに私の友達(女)と住んでいる。

彼のもとによくアリソンという女の子が遊びに来る。彼女は週に1~2度、彼のところに泊まることもある。栗毛のブラウンアイで、デザイナー・ジーンズにフラット・シューズをフェミニンなトップに合わせているというのが彼女のいつものスタイルである。彼のところに来るときはたいていスターバックスのラテを彼の分と2つ持ってくる。翌朝、アリソンはそのまま出勤しているのか、9時前にはネイトの家を出て行く。ネイトは昼前にのそのそ起きてきて、キッチンでシリアルを食べている。

彼のルームメイトで私の友達であるケイがリビングでテレビを観ていると、ネイトが帰ってきた。女のはしゃぐ声が聞こえたので、またアリソンを連れてきたのかと思い、何も考えずにテレビを観続けていると、その女の声が話しかけてきた。

「はじめまして。ミシェルよ。」

それでケイは初めてそれがアリソンではなかったことに気づいた。黒いロングヘアで赤のラップドレスをまとっているミシェルにケイも挨拶をすると、2人ははしゃいでネイトの部屋に消えて行った。その夜以来、アリソンに変わってミシェルがナイトを訪れる回数が増えた。数週間後にアリソンが一度訪ねて来たが、また数日後にはミシェルが泊まりに来ていた。

ある夕方、ケイはリビングで本を読んでいた。リビングに置いてあるネイトの家の電話が鳴った。それはそのまま留守番電話に繋がった。

「もしもしネイト?アリソンよ。最近連絡がないけど、どうしてるのかなと思って。これを聞いたら電話ちょうだい。」

アリソンの声は明らかに動揺していた。ケイは大人同士のこととは思いつつ、その留守電を聞いてしまったことをネイトに告げずにはいられなかった。

「ねえネイト、たまたまここにいてアリソンからの留守電聞いちゃったんだけど。」

ケイがネイトに切り出すと、彼はなんでもないかのように、あそう、と言った。ケイは続けた。

「アリソンがちょっとかわいそうじゃない?ガールフレンドなんだから、もっとちゃんとしてあげないと。」

ネイトはケイの顔を見て言った。

「アリソンはガールフレンドじゃないよ。僕たちはただデートしてるだけだから。」


その後もネイトはアリソンとミシェルの両方と関係を続けているようだった。ケイには関係ないことなので、それ以来ネイトに彼女たちの話を持ち出すことはなかったが、私たちが女だけでディナーをしているときにこの話をしていた。私たちの結論は、これは典型的なニューヨークの男女関係なのである。いつの間にか、女は選ばれる側となり、なぜか選ぶ権利を手にしてしまった男は「選ばない」という選択を行使する。ネイトは貧乏というわけではないが、それほど羽振りがいいわけでもない。容姿もブザイクではないが、道行く人たちが振り返るようないい男でもなければ、服装もダサいとは言わないがとりたてておしゃれなわけでもない。どこにでもいる普通の男なのだ。アリソンは特別な美人ではないが、すらっとしていてスタイルがよく、稼ぎもネイトよりはあるようだ。ミシェルに関しては、レストランやバーに行けば男たちが必ず目を止めるようないい女だった。アリソンとミシェルという一般的にそこそこ以上の女2人が、他にオプションがありそうなものなのにネイトに選んでもらおうと必死になっているのだ。2人とも経済的にも精神的にも自立している魅力的な大人の女性なのだ。

しかし残念ながら、これが典型的なニューヨークの男女関係の図式なのだ。ニューヨークだけに限らず、世界中の都市で見られる光景だと思うが、普通の男を女たちが取り合っているのだ。男たちはすっかりそれにあぐらをかいて、複数の女を行ったり来たりしているのだ。女たちもそれに気付きつつ、自分が選ばれる可能性に望みをかけて甘んじてしまうのだ。第三者から見たらこんなになめた話はないのだが、この網にかかってしまうとなかなか抜けられないのも事実。それではこの網にかかった女たちには、他にどんなオプションがあるのか?それはまた今度・・・。

ニューヨーク デート事情における基本知識

2009-03-27 11:53:07 | デート事情
ブログを始めます~と言い出して、早何年か過ぎました。我が愛猫の誕生日である今日をなにかのきっかけとしてブログを始めることにしま~す。

ニューヨーク在住早十数年。Sex and the Cityなどで観る華やかなニューヨークとは違い、もっとリアルなニューヨークをお伝えできればと思ってます。まあ、あのドラマを100%信じている人は少ないと思うけど、ニューヨークという場所に住んでいるというだけでイケいてる人たちの仲間に入れると思ったらそれは大間違い。実際住んでみると結構??な人たちが多いのを目の当たりする。私を含め、そっち側の人の実情を記して、もっと身近なニューヨークを感じていただければと思います。

簡単に自己紹介させてもらいますと、十数年音楽業界で働いた後、去年からニューヨークに本社を構える某アパレル会社で働いてます。高校からアメリカなので、基本的にこちらで成長したと考えていただいてよろしいかと思います。なぜそんなことを言うかというと、このブログを読んでいただく上で日本的常識が欠けていると感じることがあった際には、そういう理由のもとということでお許しいただけたらと思ってるからです。

さて、いきなり本題に入ります。このブログは大人のデート事情を主に書いていきます。

日本にいる同世代の友達と話してて思うのは、結構みんなデートすらしてない人が多いということ。あ、ところでここでデートの定義について述べさせていただきたいと思います。ニューヨークに来たばかりの子に必ずと言って聞かれるのが、英語で言う“デート”ってどういう意味?です。日本語で普通にデートというと、男女が映画に言ったりご飯に行ったりすることでしょうが、"I had a date with someone"と"we are just dating"は全く違うことを意味します。つまり日本語でもいうデートがはじめの文にあたり、ふたつめは「Sexはしているが恋人同士ではない」という意味にあたるんです。このデートというコトバはとてもニューヨークの男女の事情を表すコトバだと思います。

話はそれましたが、日本の人は、特に私の同世代、30代の独身女性は、デートすらしてない人が結構います。それは日本特有の「女は若ければ若いほど価値がある」という悲しい風潮からでしょうか。30を過ぎるともう積極的にデートをしなくなっている女性が多いように思えます。

一方ニューヨークの女性はというと、一般的にニューヨークという土地柄はデートする相手には困りません。先ほども述べましたように、デートの両方の意味を込めて使っています。Sexを含め、遊んだりする男の子には困らない街であると言えると思います。これだけ聞くとニューヨークは独身女性にとってよい街じゃないか!と聞こえるかも知れませんが、Sexをする間柄=恋人ではないということを前提にしての話なのです。つまりSexをする相手には困らないけれど、ニューヨークは恋人や結婚相手を見つけたりするのはとても困難なところなのです。

それはなぜかというと、独身の男女の人口の比率にあります。ニューヨークは独身男性4人に対し、独身女性が5人いるという統計があります。しかしこの数はセクシュアリティー(性的指向)に関わらず出されているものだということです。つまりこの男性の数には(もちろん女性もですが)ゲイの数も含まれているのです。ニューヨークは言わずと知れたゲイ大国ですから、実際に独身女性にとってAvailableな独身女性の割合はさらに低いということになります。独身女性たちはそのeligibleな男をめぐって、日々戦いを繰り広げているということなのです。それを肌で感じている男たちは、一人の女性と落ち着くということはもったいないことだと考え始めることでしょう。一人に決めなくても、独身女性たちが次々と身を投げてくるんだからね。だからなんのコミットメントも結ばなくてもSexだけしてOKなんていうDatingという関係がまかり通っているってことなんだよね。

だから私を含め、私のまわりでもそういう子たちが多いのは確かです。デートはしてるけど特定の彼氏はいないっていう状態です。それがニューヨークの基本的なデート事情と思ってこれからの話を読んでいってもらえたらと思います。ここに書く話は基本的にすべて本当の話。もちろん、個人的な名前や職業は少し変えてありますが。

とりあえず今回はそんなとこで。次回から具体的なデート事情をお話したいと思いま~す。