「ミツバチの塊が・・・」

　先日の朝、隣町の方からお電話をいただきました。

　「に、庭の木の枝にたくさんのミツバチが集まって塊を作っています。
刺されないか心配で・・・」

　といった内容でした。


　暖かくなったこの時期、ミツバチの世界では「分蜂」という現象が起きます。

　ミツバチの数が増え巣の中の蜂密度が高くなると、
新しい女王バチの育成がはじまります。

　この時、元からいた女王バチは、巣の半分ほどの働きバチを引き連れて
巣を出ていきます。
　そして、この集団はしばらく木の枝などに一時的にかたまっています。
　
　電話をされた方はこれを見られて電話をされてきたわけです。

　ミツバチは木の枝に巣を作ることはありません。

　偵察に出かけた働きバチが木の幹にできた穴など、
巣作りに適当な場所を見つけると、そこに移動します。

　
　電話をかけてこられた方にも、
「しばらくすると飛んでいきますよ」とお答えしました。

　また、「危害を加えない限りミツバチは刺しません」とも付け加えておきました。


　先日イタリアでも、ちょっとした騒ぎになっていたようです。

「イタリア２大都市に鉢の大群」（47News）

　国内でもニュースになっていました
ミツバチ：大群、民家の軒先に

　初夏の風物詩「ミツバチの新居探し」、暖かく見守ってください。