ショールームに。一人の男性が現れた。
作業着みたいな格好だった。年齢は60台半ばだろうか。
ショールームに用事はなさそうなタイプの人だった。
その人が受付にいたあたしにはなしかけてきた。
『足がもつれて歩けないから。救急車呼んでくれ。迷惑かけてすまんのぅ』
救急車・・・・・。?
っていわれてもねぇ。現に歩いているし。救急車が必要なほど痛がっている様子もないし・・・・。
駅降りてすぐの病院など案内したが。そんなに歩けない。救急車を呼んでほしい。の一点張りだった。
まぁ。本人にしか分からない痛みだってあると想い。救急車を呼んであげた。
電話をして5分もしないうちに救急車が現れた。凄いな・・。とその速さにチョイ感動。
そして、そのおじいさんを救急隊員の方にお渡しいたしました。
結果。
おじいさんは岐阜から仕事を探しに名古屋に出てきた住所不定者ということでした。
ホームレスさんでした。救急隊員の方は慣れっこみたいで応対もスムーズだった。
お年寄りは寂しくて119読んだりしてします¥うとか。聞いたことがあるな・・。
仕事がなくて・・収入がなくて。家もなくなって・・。
この人の家族。。、奥さんや子供、孫は・・いるのだろうか?いるにもかかわらず邪魔者扱いでされているのだろうか??
なんだか。寂しい世の中だな。
おじいさんは、
『迷惑かけてすまないね。すまないね。』
と何度も言っていた。
なんだか、すこし考えさせられた。
そんな日。