横手市寿町のMou鍼灸院ブログ

肩こり、腰痛から逆子、不妊症、自律神経失調症、うつ病や子供の病気、半月板損傷などのスポーツ傷害はご相談ください。

疲れがとれにくい梅雨時期には鍼灸治療!!

2020-07-17 11:15:43 | 鍼灸日記
みなさん こんにちは

秋田県横手市にある

Mou鍼灸院です

雨の日が続いている7月ですが

みなさん 体調は崩されていませんか?

当院では

・頭痛
・めまい
・耳鳴
・首や肩・腰などの関節痛

など不調を抱える方が

最近では多く来院されています

自分では気づかないうちに

疲労がたまり

心身ともにストレスにさらされています

疲れが溜まっていると

免疫力が低下して普段ならかからない病気に

なってしまうことがあります

今回のテーマでもある

「帯状疱疹」もその1つです

名前を聞いたことのある方は

多いと思いますが

高齢の方がなりやすい病気だと思っていませんか?

帯状疱疹は

水ぼうそうになったことのある人なら

誰もがかかる可能性があります!

子どもの頃

全身に小さな赤い湿疹が出る水ぼうそう

水ぼうそうの原因は

「水痘帯状疱疹ウイルス」です

名前の通り

水ぼうそうと帯状疱疹

どちらも関係するウイルスになります

水ぼうそうの湿疹が治った後も

水痘帯状疱疹ウイルスは

何年もの間

体の中の神経の根っこ部分(神経節)に

潜伏し続けています

体が元気なときは

何も悪さをしないウイルスですが

疲れやストレスが溜まり

免疫力が低下して

ウイルスに対する抵抗力も下がっていると

水痘帯状疱疹ウイルスが

神経節から顔を出し悪さをし始めます

これを「再活性化」といい

痛みを引き起こす原因となります

つまり

水ぼうそう(水痘)
  ↓
回復・潜伏
  ↓
再活性化=帯状疱疹

という経過をたどっていきます


患者さんから

「口元にでるヘルペスと帯状疱疹は一緒?」

と聞かれることがありますが

全く別のものです

どちらも似た痛みや疱疹

潜伏期間がありますが

口元によく出る

いわゆる口唇ヘルペスは

単純ヘルペスウイルスが原因で

くちびるや性器に出やすいのが

特徴です

初期症状としては

左右どちらか片方の

身体の一部にピリピリとした痛みを感じ

その後ポツポツとした赤い湿疹ができ

しだいに水疱ができます

そしてそれが破れて皮ふにかさぶたができます

動くのもやっとなほどの

鋭い痛みを伴い

痛みで眠れなくなることもあります



帯状疱疹は体にはりめぐらされている

神経の通り道に沿って現れます

特に出やすいのは

お腹や胸のあたりです

帯状疱疹の原因となるウイルスは

神経節に潜むという説明をしましたが

とくに潜伏しやすいのが

お腹や胸のあたりに走っている

肋間神経の神経節になります

その場合

脇腹や胸から背中にかけて

帯のように疱疹と痛みが現れます

帯状疱疹が出るのは

身体だけとは限りません

股関節や足にも出ますが

特に注意したいのは

顔に出た場合です

とくに三叉神経という神経は

鼻周辺や目元・耳周辺の感覚を

支配しています

その付近に疱疹がでると

結膜炎・角膜炎など目の症状や

耳鳴り・難聴などの耳の症状を

引き起こすことがあります


帯状疱疹は顔付近に出た場合

重症化してしまうと

最悪の場合失明や

ウイルスが脳に入ってしまい

死に至るケースもあるため

もし顔付近に出た場合は

いち早く医療機関を受診してください!

帯状疱疹は

疱疹が出る場所によっては

生命にかかわる重篤な疾患です

治癒には個人差があり

2〜4週間ほどかかるのが一般的で

徐々に痛みも落ち着きますが

痛みが続く人もいます

皮ふの炎症は治っても

ウイルスに侵された神経は

損傷し治っていないので長期間にわたって

疱疹が出た部分に

チリチリ・ピリピリとした

痛みがでることもあります

これを

「帯状疱疹後神経痛」といいます

とくに高齢者では症状が激しく

経過が長引くことが多いです

帯状疱疹は加齢にともなって

出やすいことが分かっていますが

若い人でも免疫力が

下がっていれば発症してしまいます

では

発症したときは

どうのように対応していけばよいのでしょう

皮膚科の内服薬と

はり灸での治療を

平行しておこなうことをおススメします

帯状疱疹は皮膚の炎症と神経痛を

引き起こすため

抗ウイルス薬を服用しながら

徐々に回復を待ちますが

薬は神経節にのっているウイルスに

対抗するためのもので

疱疹や患部の痛みなどの症状は

すぐに改善されません

また妊娠・授乳中に

帯状疱疹にかかった場合

必要な薬が使えない状況に

陥ることもあります

そんなときは鍼灸治療の出番です!

鍼灸治療は

体の血液循環を促し

帯状疱疹の広がりを抑え

痛みを和らげることができます

出始めの皮ふの痛み・疱疹なら

それ以上に症状が出にくくなるように

初期の段階で

症状の悪化を抑えることも可能です

また

鍼灸治療をすることで

帯状疱疹が治った後に残る神経痛や

疱疹の痕も防ぐことが出来ます





肌に何も異常がないのに

表面がピリピリと痛む

そんな時は帯状疱疹の予兆かもしれません

早めに皮膚科や鍼灸院を受診してみましょう


帯状疱疹がでる原因は

心身の疲労・ストレスが多いと言われています

時には休憩もいれながら

仕事や家事ができるといいのかもしれませんね


一度帯状疱疹が治っても

それは先日までと同じように

神経節に隠れただけの状態です

またストレスがかかると

すぐに顔をのぞかせてきます

免疫そのものを下げないようにするのも

重要になってきますね

みなさんも新しい生活様式の中に

鍼灸治療をとり入れてみてはいかがでしょうか?




Mou鍼灸院
院長 三浦 紘子

〒013-0025
秋田県横手市3-6 末広コーポ1階
最寄り駅 横手駅から徒歩7分 車で5分

電話番号:0182-23-5637
ホームページ:http://www.asahi-net.or.jp/~xz7h-mur/

【診療時間のご案内】
月曜日から土曜日  9:00~12:30
月曜日から金曜日 15:00~19:00
金曜日のみ  19:00~20:00

予約優先・当日予約可能
駐車場3台完備
キッズスペースあり

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