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盗人宿

いまは、わかる方だけ、おいでいただければ。

続・握り飯

2019-01-24 10:38:09 | にゃんころ
きのう握り飯(おにぎり)の小噺を申し上げましたが、最近「他人が素手で握ったおにぎりや寿司を食えない」人が増えています。
あるいはひとつの鍋を複数の人でつつくのは嫌だとか。

これは程度の差こそあれ、潔癖性という「精神病」です。
あなたが思っているほど、あなたは清潔ではないのですよ。

よく食品加工工場などで清潔帽・マスク・手袋の姿で作業をしている様子をテレビや雑誌で見かけますが、一般の外食店の厨房でそんな姿で調理するでしょうか。
ほとんどの店は何もしないか、せいぜい帽子をかぶる程度です。

そもそも規模の大きい店では厨房に何人も料理人がいて、食材を素手で扱い、鍋を振ったり食材を切りながら「〇〇まだか」「××あがったよ」などと大声で連携して調理をしています。
ミシュランの星を貰っている店でさえそうなのです。
たとえ手袋をしていても、その手で包丁や冷蔵庫の把手に触れていては素手と同じです。

そもそも食べ物が腐ったりカビが生えるのは、空気中に腐敗菌やカビの胞子が漂っているからです。
他人のおにぎりが食えないなら呼吸するなよ、という話です。


清潔の話でいえば、毎日風呂でごしごし体を洗ったり朝シャンするのも、愚かな行為です。

皮膚には「常在菌」というものが住み着いています。
これがバリアとなって、悪い菌から皮膚を守ってくれています。
洗い流してしまうと皮膚は無防備になり、都合が悪い。
だから体は「適度に」汚れていたほうが、実は本当の意味で清潔なのです。


それにしても、日本の米は、うまい。
コメは南極を除くすべての大陸で栽培されていますが、日本の米のうまさは突出しています。
もちろん国それぞれで調理法も料理も違うので、その土地で食う米もうまいのですが、シンプルな塩むすびにするとやはり日本の米に軍配があがると私は思います。

まあ、コンビニの機械作りのおにぎりしか知らない人は、実感できないかもしれませんけどね。

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