神様の先回り (2006年の自分史)
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昨日の大仕事は、母を皮膚科に連れて行ってあげること~。
もう2年位前から 胸の下とお尻の上に皮膚病があって、
夏は汗疹との闘いで 毎日の清拭が一仕事でした。
手抜きをするとすぐに勢力をぶり返すと言う感じで、
抗生物質の軟膏をいただいているけど、
抑えているだけといった感じで、完治するのは あきらめていました。
幸い母の神経が無感症状なので、痛さもかゆみも
訴えないから助かっていたのですが・・・
「駅の近くに皮膚科専門医院が出来て、連れて行ってあげると良いですよ~」
と 入浴介助のヘルパーさんが教えてくださいました。
まったくうれしいニュースでしたので、電話帳で診察時間を
確かめようと探すけど、聞いた名前が出ていません。
最近出来たばかりの皮膚科のようで、
104で電話番号を聞くことから始めたのでした。
お昼前が空いていますという受付の情報だったので、
11時半に行こうと決めていました。
駅前近くの友達が「とても混んでいて多いから受付を30分前に
入れておいて上げるよ~」と 親切に伝えてくれて大助かり!
患者さんは一人もいませんでした。
予約の受付を友達が入れてくれていたので、
看護師さんも先生までも車椅子の用意をして玄関前まで
出てくれていたのには恐縮でした。
よほど予約をした友の顔パスが 利いていたのでしょうか?
陽気な母は とても和やかな雰囲気を醸しだしているのですよ。
認知症だと言うことは5分も経たないうちに
同じ事を繰り返すのですぐにわかりますしね(*^-^*)
「こんな明るい部屋なのに電気を点けているのはもったいないわねえ~」
と 自分の部屋の感覚で意見を述べています。
急に 診察室の一番奥まった壁に掛けてある俳句の額を
朗読し始めたのには驚きでした。
一瞬何を言い始めたのかと見ると 後方の額を見ているのです。
「目が良いのですねえ~」とまず先生。
「まだ字が読めるんですねえ~」と看護師さん。
茶柱の
立つ日一日
夢があり
行書の字体ですから、ちょっと読めないですけどね。
書道を究めた昔がある母ですから、その片鱗が出てきたのでしょう。
温かい笑い声が診察室に満ち溢れていたのですよ(^^♪
顕微鏡で黴菌の種類を見ながらの処方ですから、
評判が良いのは納得できました。
次回は2週間後に行くことになっています。
帰ろうと待合室を通ると、さっきはがら透きだったのに
5人くらいの患者さんが座っていました。
神様が空けておいてくれたのだと感じました!
都合よく行くのも神様の先回り~(*^^)v
そう思って喜んでいるのです。
穏やかな一日が静かに過ぎて行きます。
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