石鎚黒茶を作る菌がいるらしい
この黒茶は
ここでしか作れないらしい
しかも
好気性菌と嫌気性菌がいて
この2種類の菌を使って
黒茶を作るとのこと
蒸した茶葉を箱に入れて
4日間寝かす
その後葉を取り出して
洗濯板で葉に傷を付ける
箱から取り出した葉は
白く菌が付いて暖かい
微かに酸味の匂いがする
これに表面に傷を付けて
菌が付きやすいようにする
小さな洗濯板の上でゴシゴシこする
擦りすぎてもボロボロになる
適度に擦って
袋に詰めて
空気を抜いて重しをして
10日以上寝かす
これで嫌気性菌が付いて
発酵が始まる
嫌気性菌とは
地球が出来た頃の
酸素が無かった頃の菌なんだろか
黒茶は
二種類の菌を使って
なんとも手間と
時間をかける作業である
お茶の種類を見ると
いろいろなお茶がある

黒茶は微生物の力を借りて
強制的に発酵させるとのこと
やっぱり菌の力は
すごい
今日の作業は
石鎚山の麓の
旧大保木小学校の跡地
ここは
お遍路八十八ケ所の
60番札所横峰寺に行く途中にある
2番目に高い所にあるお寺だ
以前行った時
車の通行料がかかった所だ
下からバスでも行ける
また石鎚山への
登山道でもある
小学校跡地の
残った建物の物置を借りて
茶葉を寝かす
この小学校跡地には
大きな桜の木があって
春には桜がすごいらしい
下に降りていく石段は
長い下り坂になっている
大きな石で出来ていて
なんとも風情がある
持ち手は壊れて
下に落ちている
ちなみに小学校の名前は
おおふき小学校
山峡の集落を歩くという
YouTubeでやっていた
年取った昔の小学生が
懐かしんで来るらしい
昔通った小学校
ほんと涙が出る
黒茶は
特殊なお茶だ
全国に4か所
しかも3カ所が四国にある
石鎚黒茶も作る人が
一人になって
いよいよ作る人が
いなくなったらしい
日本の文化を残そうと
現在
3団体が石鎚黒茶を
頑張って作っている
そんな手助けになれて
嬉しく思っている