エアコンの室外機設置場所―近隣迷惑

住まいを建てる時に案外失念するのが、エアコンの室外機の設置場所です。
エアコンを設置した部屋に1番近い外で、全面が開けている場所ということで、ベランダとか、道路沿いに設置することが多いです。
それが、新居に生活し始めて、エアコンを稼働した途端、近隣や通行人からの苦情がきます。

我が家の場合は、南隣りに住まいが建ったとき、室外機が3台、我が家の庭に向けられる予定と知りました。
我が家から見ると、そこは、リビングダイニングの窓近くですので、苦情と言うよりは相談に行きました。
幸い、私の話を好意的に聞いて下さり、3階の屋上に設置してもらえることになりました。

私が被害を受けるだけではありません。
私が知らないうちに、迷惑を掛けていたことがありました。
我が家のリビングダイニングのエアコンの室外機のことです。
道路に向けて、排気していたところ、通行人に熱い排気がかかっていたようです。
娘に指摘されて初めて、気が付きました。
私のように主婦は、家族を待つことが多いので、エアコンが稼働し、室外機から排気が出ている状態で、帰宅すると言うことはあまりありません。
出掛ける時も、エアコンを切ってから外出しますから、案外、気付かないのです。
言われて初めて、道路に出てみると、成人の胸から上あたりに当たります。
そこで、風光調整板を設置することにしました。
これにより、室外機からの排気は斜め上に方向を変えることができました。

現代社会では、住まいにはエアコンをつけることが当たり前になり、快適な生活を過ごすことができるようになりました。
しかし、室外機の存在は、案外、持て余してしまいます。
快適な生活を得るためのジレンマです。
近隣に迷惑を掛けないように住むことは、案外難しいです。