Monkeyのダラダラ日記

ダラダラとやってみます

この記事に一言(その2)

2007-08-10 | NEWS
 繰り返しになるが、大規模小売店舗の出店を規制することで既存商店街のポテンシャルが向上することはありえない。立地年齢の老化速度を遅延させる効果はあるだろうが。そもそも、中心市街地が商業立地として不適切であるとの自覚が必要だ。移動手段の主が歩行であった時の「宿場町」、鉄道(公共輸送機関)であった時の「駅前」。いずれも「時の」商業最適立地であったことは間違いない。しかし、過去がそうであったことと、現在・未来に於いてそうであるということは否である。
 私は、「有利な立地と不利な立地」、「有望な立地と無望な立地」と表現することがあるが、既存の中心市街地商店街については、「不利且つ無望」な立地であると考える。記者の指摘しているように、駐車場問題が第一であると考えるが、再開発を行い大規模無料駐車場を作れば解決するのか?と言うほど問題は容易ではない(重要なファクターではあるが)。
 商店街の場合、所有と使用の関係から顧客(お客さん)に最適な商環境を提供できないことが一番の問題ではないだろうか。計画的商業集積であれば、肉屋さんと八百屋さんはあるが「魚屋さん」が無いという場合には、「魚屋さん」を誘致すると言う発想になるだろうし、そのためのスペースが無ければ、成績不良の部門・テナント(顧客に必要とされていない)を圧縮してでも導入を図ることとなるだろう。また、商品提供のために必要充分な店舗面積が確保されているのか?と言う問題に対しても対処しづらい。根本的な仕組みを改造し、時流に対応するしか再生の道は無い。ということが私の考え方だ。

主観全開でツッコミ所満載ですが…。

最後に
思ったことはやはり、市区町村や都道府県の条例の改正といった協力、最終的には国の法改正まで行い行政の手を借り、行政とともに歩んでいくのが最善ではないか、と考える次第だ
どのような協力を求めるのでしょう?大型店と言われている企業も、既存商店街の中で成立している店舗(コンビニエンスストア筆頭に)も過去の努力によってなしえたものです。顧客ニーズに応えること、顧客ウォンツを創造すること。この二点を抜きにしては無駄な投資を生むだけです。


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3 コメント

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ショッピングモール (T)
2007-08-10 23:32:54
自治体が金を出すのなら。
既存の商店街をショッピングモールにしてしまって、地元商店をテナントにしちまえば良いと思っています。
中心に建物(1Fは公園風なイベント可能スペース)、周囲歩廊、その外駐車場、その外車道の同心(格)円状の構成。
毎週末にイベント開催。
土地は、既存の商店から提供させる(地権者となる)。
建物は低層(3Fくらいまで)で、30億くらい、機能重視のバザール風のバラックで充分。
巨大な屋台村みたいなもんです。

バブリーな発想ですみません。
人口の少ない地域で、自治体全てが建設した場合、共倒れ的に破綻します。
ショッピングモール (monkey)
2007-08-11 05:50:30
私の考えもほぼ同じです。

しかし、どの程度の規模設定かはわかりませんが、投資額30億という数値は大きいなぁ。売上高が50~60億ぐらい無いと成立しないだろうし。商圏しだいですがね。
ビジネスモデルとして、30分商圏、5万人(1.5万世帯)、潜在購買額300億円(@200万円/世帯)、マーケットシェア率20%。結構厳しい数値のような…。
ひとりごと (monkey)
2007-08-11 08:01:05
新法では、郊外出店を大幅に規制することになるのだけど、記者さんは理解しているのかな?その上で、更なる規制を法制化するとなると、とんでもない状態になると思うのだが…。

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