今日は、ボロ株 3808 オウケイウェイヴ 4883 モリダス 購入
底値で買ったつもりだが?
■ウルフパックと言うのはご存じでしょうか?
※企業の「不意打ち買収」に大打撃?証取委が「狼の群れ」に厳しい対応し始めたワケ
主に中小型株がウルフパックのターゲットとなっており、三ッ星のほかにも「北日本紡績」(東証スタンダード)、「プラコー」(同)、「ナガホリ」(同)、「オウケイウェイヴ」(名証ネクスト)、「東洋証券」(東証プライム)などで同様の問題が指摘されてきた。
三ッ星の場合は「ポイズンピル」とよばれる買収防衛策の導入を決議したところ、大株主の「アダージキャピタル有限責任事業組合」(代表者組合員シンシア工務店)が差し止めを求めて裁判を起こし、最高裁まで争った結果、22年7月にアダージキャピタルの要求が通ってポイズンピルの差し止めが認められた経緯がある。三ッ星の当時の社長は辞任を余儀なくされた。経営権の奪取が成功したわけだ。
ところが、いまになってそのシンシア工務店などが大量保有報告書や変更報告書を期限までに提出していなかったり、虚偽の内容で提出していたりしたことが摘発された。
買い占め側は
正々堂々勝負すべき
なぜこのタイミングなのか。昨年12月、金融審議会の『公開買付制度・大量保有報告制度等ワーキング・グループ報告』において大量保有報告制度違反に対する当局の対応強化の必要性が指摘されていた。前出弁護士によれば「今回の勧告は当局の断固たる意思を示すもので、ウルフパック戦術のターニングポイントとなり得る」という。
実際、勧告の翌営業日の7月1日、シンシア工務店はあの「東京機械製作所」(東証スタンダード、TKS)に関する大量保有報告書と変更報告書を合計5本、まとめて提出してきた。
3年前に起こったTKSと「アジア開発キャピタル」(ADC)の経営権争いの直前の時期に当たる2021年4月から7月にかけて報告義務が発生していたもので、当然、本来の提出期限から大きく遅れている。しかも、シンシア工務店による買い集めは2021年2月26日から始まっており、買い集めたTKS株式をADCによる大量買い集めと入れ替わるように大量に処分している。
事情通によれば、シンシア工務店などのグループは、TKSと「アジア開発キャピタル」(ADC)の経営権争いでもウルフパック勢力の一つと目されていたという。
ADCとそのグループが2021年8月までにTKSの株式を約40%強買い占めて経営権の取得に動き、紆余曲折の末に失敗に終わった一件は記憶に新しい。ADCはその後、内部管理体制の不備を理由に東証スタンダードを上場廃止となっている。買い占め側は大量保有報告規制などの法令を守ったうえで正々堂々勝負すべきだ。
週刊ダイヤから参照
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