最初のほうちょっと切れちゃってます
えー…なんかちょっとね、ローテンションでいってもいいよっていう感じを受け
ておりますけれどもね、んーなんか真面目に…大丈夫?先週も、なんか…でかく
出てもうてるけど大丈夫?僕政治家でもないのに…この…日本を語るみたいなこ
とをなんか…やって下さいということでま一応語ってみましたけどー、僕のこの
なんか知識では到底駄目でしたねぇ。んーまあでも今日はちょっと音楽なんでね
、まぁちょっと僕の感じてる限りのまぁ音楽の話は出来ると思いますけれどもね
、えぇーまぁじゃあとりあえずそのコーナーに行く前にまずこの曲聴いていただ
きたいと思います。それではKinKi KidsでSNOW!SNOW!SNOW!
―SNOW!SNOW!SNOW!―
はい、今日はですね、堂本剛が、自分の音楽のルーツをちょろっと
喋ろうということになっとるんですけれども。そうですねぇ、んー…まぁ今やね
、作詞作曲なんかも色々やらさせていただいてますけども、んーまぁ今
日はあのまぁその自分の好きな曲というかまぁ思い出(思い入れ?)のある曲と
いうかまぁそれをま2曲ばかしご紹介したり話したりしようと思ってますけれど
も、んー…まずはですねぇ、えー…SLY。SLY&THE FAMILY STONESのですね、EVERYBODY IS A STARという曲がありまして、あのー、まぁファンの方はね、知ってると思いますけれども、どこでもこの話してますから。んー…、まぁ影響受けたとか好きとかどうこうでもなく、まSLYに関してはね相当影響は受けてますけれども、んー…一番影響受けてるギタリストっていうのは土屋公平さんなんですよね。まぁあのギターもほんとに教えていただいてますしぃ、まぁその土屋公平さんの、なんかこうお教えの中でね、色々出てきてるんですよ、アーティストが。うん。だからアルバート・キングを聴いたり、アルバート・コリンズを聴いたり、ハウンド・ドッグ・テイラーも聴いてみたり、なんかそんなブルースの中からまぁ色々発展していって、60年代モータウンなんかも聴いたりしたし、んー…そやなぁダイアナ・ロスとかぁ、そのシュープリームスとか、んーテンプテーションズとかマーヴィン・ゲイ、チャカ・カン、皆がだから通って来てるとこですよね。スティービー・ワンダーとかジャクソン5、色んな。
でー、なんかがっつり引っかかってしまったのがちょっとSLYだったりするんですけれども、このEVERYBODY IS A STARという曲がぁ、もぅそのまんまですよ。みんなSTARなんだと。一人一人がね。なんかこのねー、おん、音源に関してはすごくゆるいんですよ。でー、なんて言うのかな、すごく夕陽…が沈むちょっと手前みたいな感じを僕は受けてるんです
けれども、なんかやっぱりねー、うーん…コーラスがすごい、この曲に関
しては好きやったりすんねんけど、まぁやっぱりねぇ、こういう時代
に生きててねぇ、あのやっぱりそのブルースとかっていうものはぁ、結局苦しみをね、苦しみとして受け止め切れずね、うん3コードで歌詞になったり音楽になったりした部分もやっぱあったりして、今のだって時代ね、この時代生きてて、辛いことのほうが多いかもって思うくらい辛いこと多いじゃないですか。そんなときにね、あのー救ってくれたのがまず僕にとっては音楽だったりもして、うーん…でまぁあとはそのやっぱり自分の痛みとか悲しみを音にしたり言葉にしたりするっていう手法というかね。そのやり方はもうブルースとリンクを僕はしていて。僕のだから音の表現方法とか歌詞の表現方法とか、まぁ源みたいなものはやっぱり痛みとか辛さなんですよね。だから僕はあんまりこう幸せに…なりすぎると歌うことがなくなってしまうなぁと思っていて、だからあえて辛い方向に自分をあの振ってみたりもよくしますけれども。うーん、あんまりねぇ、うーん、幸せすぎ…ても、なんかこの作品の質が落ちる気がしてるんですよね。仕事していく中で。だから僕はあんまりこうあのま意識して幸せにもなろうとも思ってないし、意識して不幸になろうとも思ってないねんけど。いいバランスでね、あのー生活していって、その中でまぁ音楽いっぱい歌えたらいいなと思ってるん生きてるんですけど。まぁなんかちょっとそのブルースっていうものがね、大阪とちょっと似てるっていうかね。なんかまぁ色々なんかこう自分の育った環境にいい感じにリンクするんですよね、ブルースっていうのが。まぁこのEVERYBODY IS A STARっていう曲を聴くと、ちょっとね、前に進める気がしたり、自分の精神が疲れない程度に何かを、「まぁしゃあないか」ってなんか言って、楽になれたりとか、なんか色々そういう気持ちを与えてくれる、曲だったりもするんでね。今日この曲を、聴いてもらおうということで。じゃあSLY&THE FAMILY STONESで、EVERYBODY IS A STARです。どうぞ。
―EVERYBODY IS A STAR―
…CM…
さ、つづいてね、僕堂本剛が影響を受けた曲。これはですね、ジミヘンドリックスなんですけれども、ジミヘンもみんなね、みんな通ってるとこですよ。もうほんとだからベタ中のベタを僕は通ってます。でぇまぁこのジミのを、LITTLE WINGっていう曲があってね、これはもう名作…っていうかまぁこれ僕はライブ前に必ずかけてるんですよ大音量で。で楽屋でこのLITTLE WINGを聴きながらスタンバイして、LITTLE WINGかけっぱなしで部屋出ていくんですね。なんかこう、すごいパワーをもらう曲なんですよ。まぁあとはこのジミのギターのね、メロディーのチョイスっていうかねぇ、これは半端ないなやっぱりな。指が長かったっていうのももちろんあると思うけどやっぱこの人はねぇ、ジャケット見ても何でもそやねんけど、目がピュアやねんなー。すごく優しいねんな。歌詞もすごいなんかこう優しい歌詞を書く人なんですよね。だからその、なんかちょっとエフェクターかましてね、大音量でアンプひずましてっていって、テレキャスでがーって弾いて、あぁテレキャスじゃないストラートでわーって弾いてるジミね。(?)で弾いたりとか、(?)の下通して弾いたりとか、なんか色々こう、なんていうのかなー。純粋が故に、なんかこうあの人もそやねんな、痛みを放出してる感じっていうか。なんかこう、どの写真見ても目が寂しそうやねんジミヘンドリックスって。そこにすごく僕はね、惹かれたんですよね。彼が何かを言おうとしてたり何かを伝えようとしてた感覚を、なんか共に聴いてたい、感じてたい、みたいなのもあるんですよね。だから、これもね、土屋公平さんの影響もありますけど。それで僕、ギター結構探しにいきましたからねまた新たに。昔はほんまにあの、ベタなね、ギブソンの、レスポール、レスポールジュニアとか、ゴールドトップとか、マーシャルのアンプにぶっこんで、みたいなの弾いてましたけど。今はもう断然フェンダーみたいなね、テレキャス、ストラート、まぁなんかジャズマスターとかも弾きますけど。やっぱりなんかそのねぇ、フェンダーの、なんかまぁツインリバブ、今アンプなんかもうほんまにその…なんて言うのかなやっぱしクリーンの美学っていうかね。ディストーションかまして昔がんがんやってたんですけど、そのクリーンの美学っていうのに非常に今惹かれてる中でね、ジミなんかはねぇ、かましてはいるけど、こん、根本にあるのはやっぱクリーンの美学やなこの人はな。キレイな気持ちを、汚い社会に投げても、世間というね、汚い社会というフィルターに自分のクリーンな思いをぶつけてもね、やっぱり跳ね返ってきてしまうねん。「うっさいぼけぇ」で終わってまうねん。だからジミは、純粋な気持ちに、音色を、ちょっとこう軽く汚して伝えるみたいな、なんかそういうのあったんやろなーとちょっと僕思うんですけどね。うーん、やっぱりね、吼え方にもいっぱいあるからね。訴え方にもいっぱいあるから。でもこの人ほんとすごくに純粋な訴え方をね、世間にしてたんじゃないかなー、社会にしてたんじゃないかなと。ジミヘンドリックスのいろんなエピソード聴いても切ないエピソードいっぱいありますしね。でもいろんなこと含めてね、やっぱりこの、まずこのジミヘンドリックスっていう人に惹かれたっていうのもあって。でこのLITTLE WINGっていう曲はね、なんかこう…。なんかパワーをくれるっていうかね。決して凄くハッピーに元気になるわけじゃないんですよ、この曲聴いても。そういうことじゃなくって、なんかこう、「やるしかないかな」っていうか、「生きてくしかないよな」っていうなんかその強い思いはいただけるんで、この曲よく聴きますけどね。皆さんも是非ちょっと。色んなバージョンあるんですよ。ショートバージョンもあれば、超ロングバージョンもあれば、テンポがすごい遅いバージョンね、ライブバージョンとかもう半端なくかっこいいですけど。これは是非皆さん聴いていただけたらなと思います。さ、それでは、その曲を聴いてみましょう。ジミ・ヘンドリックスでLITTLE WING。
―LITTLE WING―
…CM…
さぁ、今夜のキンキラキンキワールドいかがだったでしょうか。まぁね、笑いゼロということでお送りしてきましたけれども。まぁまぁ、あれですよ?音楽も、なんていうのかな、その人を知るためのものでしかないというか、だから僕が別に誰が好きでね、誰に影響を受けたかとか、そんな重大なことでもないですよ。好きなだけやから、単純に。で、ミュージシャン同士やったら、「あぁこの曲聴いてはるから、こういうの好きなんや」とか、そういうのが分かる…だけの話でね。僕は別になんか…興味のあるもん同士っていうか、楽しいもん同士が集まって音楽を楽しんで、それをまた聴いて楽しい人たちに集まってもらってわいわいやるっていう、それでいいと思うんですよね。まぁまぁ、とにかくね。今後も色々自分でね、曲作ったりしていくと思いますけどね、皆さんのお口に合うようにまぁいい感じに作ろうとおもってますけど、ただ、やっぱり自分に嘘ついてね、音楽は作りたくはないなぁと思うから、気に入っていただけた方がいたら今後も応援していただければなと思っております。さぁそれではですね、まぁこれくらいにしときまして、ハガキはですね、たまに読みますので、どうぞ送っていただければなと思います。あて先はですね、~略~。さぁそれではですね皆さん、またお会いしたいと思いますけれども、まぁまぁまぁあのー。こんな笑いの少ないね、キンキラキンキワールドもあるんだなということが判明したわけですけれどもね、また皆さん、こんな機会もありましたら、是非是非お付き合い願いたいなと思います。ということで、また皆さんお会いいたしましょう。お相手は堂本剛でした!
ということでした。興味深いお話でしたね
しっかしレポサイトさんは毎週これやってんのか…。すごいな…。