…「解凍 その1999」では、「ヨハネの黙示録」の白馬の出てくる暗号を解きましたが、後から最適解を見つけましたので、2ヵ所訂正させていただきました
さて、次は第6章の続きから、暗号を解読します…
この章は2種類の暗号が並行して入っており、翠さん(=イブ=ミロク) の覚醒までの過程も、同時に比喩的に描かれていると、言いました
「小羊が巻物の封印を1個解くたびに、神に仕える4つの生き物の1つが交代で、『きたれ』と叫び、何かが起きる」のですが、
4つの生き物=スフィンクスの特徴=翠さんの特徴=翠さんを表す
と前に言いましたので、ここでは、
「アダム(=小羊) が若い時の翠さんの、封じられていた丹田(=巻物) を開封して気の力を復活させ、彼女(=4つの生き物) がいろいろなお祓いの技を修得するたびに、どんどん自信を得て前向きになったので、次に起きる心霊現象を積極的に待ち受けるようになった(=「きたれ」と叫んだ)」
…という意味になります
それでは次に2種類目の暗号、「その1999」の続きになりますが、翠さんの好きなマンガ、「トーマの心臓」に関する予言暗号も、彼女の証明のために、ここに同時に入っています…
物語の展開と同じ順に、幾つかの場面が暗号で出てきます
まず第6章 第3~4節の原文から
『小羊が第ニの封印を解いた時、第ニの生き物が「きたれ」と言うのを、わたし(=ヨハネ) は聞いた。すると今度は、赤い馬が出てきた。そして、それに乗っている者は、人人が互に殺し合うようになるために、地上から平和を奪い取ることを許され、また、大きなつるぎを与えられた。』
そこで暗号用の文字を文中と同じ順に取り出すと、こうなります
赤馬乗人人互和奪大
=責バノ同じ人互和奪大
=責バNo同じ人傲和奪大
意味じゃ：
ユリスモール(=ユーリ)・バイハンは、トーマの死にとても責任を感じたが、悩んだ末に彼の墓に行き、君には左右されない、(=No) と怒って言って、遺書を破いた
ところが帰り道にトーマと同じ顔の人に出会う
彼は転入生でエーリクと言い、傲(ごう)慢で、食堂でユーリとケンカして騒ぎを起こし、みんなの和を大きく奪った
(食堂中にケンカが伝染し、収拾がつかなくなったため、みんな寄宿舎の自室に退去させられた)
…物語に沿ってわかりやすいよう、もう少し言葉を補わせていただきました
エーリクはおとなしかったトーマとは性格が反対で、目や髪の色、髪型は異なります
(本当は親戚同士だった)
家庭教師育ちで学校の経験がなく、生意気で短気で初めは周囲とあつれきを起こしますが、本来は子供っぽいまっすぐな気性の少年で、だんだんみんなから好かれるようになります…
しかしユーリはトーマとそっくりなエーリクがいることが気にさわり、冷たくあたります…
ここで「馬(バ)」の字が、「バイハン」を表していることにもお気づきになったと思います…
「馬」はトウマ(=トーマ)の「ウマ」と、バイハンの「バ」、そして翠さんが気の技が「旨」くなっていくことの、3つを同時に表せています
黙示録の作者のアダムとしては、これらの暗号文を第6章に効率的に入れるためには、どうしてもこの章に、「馬」の出てくる場面が必要だったと、思われます
そこで、4人の幻の騎馬者の話を創り出した…
ですから別に、恐ろしい騎馬者達が暴れる終末世界の話ではなくて、本命のミロクに関した暗号を入れて隠すための、アダムの考え付いた、表向きのフェイク予言ですね…
それから、ここの本文で「人々」ではなく、「人人」と書かれていることにも、注目して下さい
黙示録の本文では、普通は「人々」と表記されています
だのに、なぜここだけ「人人」なのでしょう
…それが暗号を作るのに、必要不可欠な言葉だからです
アダムはエーリクとトーマが双子のように似ていることを表すために、
人人=同じ人=同じ顔の人
と解釈できるように、してあります
だから、もし漢字を「々」に変えられると困る
そして日本人が昔翻訳 (1954年に改訳) した際に、なぜかそこだけ「人人」としてしまい、そのまま定着した可能性がありますね…
これはおそらく、アダム=キリストの意志？が働いているからでは？ないでしょうか
その字は暗号に使うから、絶対に「人々」とはしないでくれ、という彼の無言の圧？といいますか、どうしてもそうしなければならない何かを、翻訳した方々は感じたのではないでしょうか？……
まあ、1つの説ですが
