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あのひとの正体②

2024-08-01 14:38:34 | 日記
あくまでも個人の見解なので
批判はご遠慮願います



前回あげた記事で
友人から指摘がありましたので
数箇所訂正してあります


また
あのひとはアルバートさんだという裏付けは見つからず
間違いなく 
あのひと=テリィ
だと言い切りました

確率は
テリィ99.9%
アルバートさん0.1%
なぜ100%じゃないかと言うと
正解が分からないから

でも、先日FS を再読した時に
アルバートさんの
どうしたんだい?
が目に入ってきて、、、
これは あのひと が言った言葉だ!と気になり
今回はアルバートさんは0.1%ではない?と
ラストシーンについてです



★灯りもつけずに、どうしたんだい?

この、~だい?については

テリィのセリフ

マンガ
どうしたんだい?ターザンガール
そんなにあわてて

復刻版小説
どうしたんだい?ターザンガール
そんなにあわてて

FS
どうしたん?ターザンガール
そんなにあわてて



マンガ
しかしどうしたんだい、今日は

復刻版小説
しかしどうしたん、きょうは

FS
それで、今日は、あのカメのために抜け出して来たのかい?



マンガ
アルバートさんとは、どういうあいだがらなんだい

復刻版小説
アルバートさんときみはどういう知りあい?

FS
アルバートさんとは、どういう知りあいなん

などなど

テリィはマンガでは頻繁に
復刻版はマンガより少ないけど
まぁまぁ言っています
FSでは、1回だけ


ちなみにFSで
~だい?を使っているのは

テリィ

ターザン・そばかす、っていうのはどうだい


アルバートさん

こんな夜更けにどこにいそいでいたんだい

そのカメ、どうしたんだい


完全一致はアルバートさんですが…
テリィも使っています


なぜ
~だい→~だ
に変更されたのか

~だい とは
断定の助動詞「だ」に終助詞「い」付いたもの
疑問を表す語句について、疑問の意を強める

らしいですが

テリィとアルバートさんの
年代を区別する意味で
テリィの年齢に適した言葉遣いにしたか

変更しないと
あのひと が完全にテリィと分かってしまう…と恐れがあったからか

よく分かりません 笑

ちなみにあのひとは
30代?です



★わたしを、いつもときめかすやさしいその声


テリィの声

高くも低くもない深みのあるテリィの声

わたしの大好きな深みのあるテリィの


アルバートさんの声

まろやかな声
やわらかい声
やさしいあの
顔に似合わないやさしい声
心地のいい声

と、やさしい声が2回使われています。
これはアルバートさんか?と思わせますが

小説文の最大のポイントは
登場人物の心理状態を逐一把握すること

ですので、心情の表現の方が大切だと分かります

いつもときめかす
のは誰なのか?

テリィの声が大好き
と書いてありますね

ときめかすとは
期待や恥じらいなどで胸をどきどきさせる
心をおどらせる

という事ですので


テリィが

そばかすが好きなんだ

おれの別荘に来いよ

きみが来ると思ったから行くことにしたんだ。
どうだ?素直だろう?

と言った後

キャンディには
ときめいていることを表す
描写があります
(3番目は微妙かな)


対してアルバートさん

キャンディのときめきの心情が
どこにも表記されていない



★わたしの大好きな微笑み

テリィに対しては

テリィは思いを込めて
微笑を返した。
たったひとつの微笑だけでも
言葉より重く伝わることがある。
テリィが好き…
キャンディは痛いほどそう思った


精悍で、それでいてどんな人の心も溶かすような繊細でやさしい笑顔

→どんな人と書いてあるので
キャンディも含まれる

キャンディはテリィの微笑みが好きなんです


アルバートさんに対しては

記述は見当たらず…



★★ラストシーン以外で新たに気付いたこと★★



★アードレー家の激しい気性

アーチーからキャンディへの手紙で出てきます

はじめは大笑いしてわたしの話を聞いていたあのひとは
ふいに真剣な表情になると
わたしをきつく抱きしめた

これ、気性が激しい人の行動ですよね
アルバートさんにも当てはまるのか…

もちろん言わずと知れたテリィにも当てはまります



★ひとは外見で判断してはいけない
、とさんざん学んできたはずなのに、わたしときたら、未だに見誤ることばかりで、あのひとに笑われている


唯一これがアルバートさんのアドバンテージかなと思える箇所です

テリィに対しては
キャンディが外見で判断するひと
と認識している描写はありません

アルバートさんは
海賊やおじさんに間違われた
(当時のキャンディにはおじさんですね 笑)


ただ、この一文の直後にアルバートさん、、、と始まるから
あのひとはアルバートさんだというレビューを見ましたが

外見で判断してしまった人の
説明が
前→レナード副院長
後→アルバートさん
ではないでしょうか

シーンの切り替えは、空行で表現されます
また段落分けをすることにより
意図的に主語を一番前に持ってきたりして
ここでBの話になりますよー!
と伝えたりする

以上のことから
レビューの考察は当てはまらないですね



★代名詞での表現について

テリィに対して

あの人、ちょっとアンソニーに似ているなって


その後
テリィが学院を去るまで
あのひと
カーソンさん・アンソニーの手紙に
そのひと
と使っています


対してアルバートさん

その人はまろやかな声で笑った

〝海賊でもおじさんでもない〟
その人は笑った

そのひとは笑いながらサングラスをはずした。


テリィ・アルバートさんともに名前などを認識した後
”ひと”と、かな表記になっていることが分かります

アルバートさんにも〝ひと〟が
使われていましたね‪
ちなみに復刻版小説では
その人でした

あのひとを曖昧にするために
アルバートさんにも使ったのか…と思ったのですが
アンソニーにも使われていることから
キャンディの3つの愛の人には使った
という事でしょうか

ただ〝あのひと〟は
アルバートさんには使われていません


「あのひと」とは
話し手・聞き手から離れたところにいる人
特定されていない・見知らぬ人にも使う


キャンディがアメリカへ旅立つテリィを馬車で追うシーンで使う
あのひと

だけは
上記の意味に当てはまらないので
単なる代名詞ではなく
テリィを指す固有名詞
だということが分かります



結論は、やっぱり
あのひと=テリィ
で、間違いないですね



一応、アルバートさんだったら... で考えてみました

テリィからの手紙
それもラブレターをキャンディが既読スルーもしくは
お断りの返事をする?
となるのと、テリィは幸せになっていない

テリィはストラスフォード劇団での演劇の道が途絶えようとも
キャンディへの愛が強かったわけですから

マンガではキャンディの幻だと思った姿を見つけ我に返り
ストラスフォード劇団へ戻ってやり直す道を選びましたが
FSには

心が届いて途中からテリィの演技に命が宿ってきた

としか書いてありません

先生が
テリィは幸せです
と、仰っていることから
空白のページは
キャンディがテリィに返事を出し
再会の流れが妥当なんじゃないかな

アルバートさんは

仕事がおもしろくてたまらない

と書いてあるので
仕事で生きていくのが幸せだと思っている可能性はありますが
テリィにはそれが書いてありません

テリィの幸せは
幼少期から虐げられ
墓場同然の学院生活に光を与えてくれたキャンディと一緒になること
それ以外には幸せを見いだせないと思うんですよ



ここまで分かりやすく書かれているのに
もしあのひとがテリィでなかったら
コナンが黒の組織に殺されて終わり…と同じくらいの
ダメージがありますね



母の無念を晴らすために立ち上げたブログ
当初は一つだけの予定でしたが…
いつか母はマンガ・FSを読める日が来るのだろうか

また気付きがありましたら
書こうと思います