三寒四温

カタカナで表記してみると
サンカンシオン
なんだか外国語みたいな音節です
へええ
等と思いながら過ごしています

おととい
更新しようとしてここを開き
「春の匂い」と題を入れて
まだ遠いけど、確実に近づいている春の話を書くつもりでいました
洗濯機に呼ばれて離れ
電話が来たので気持ちが遠のき

少し昔
唯我独尊な性格ではあったけど、他人にも自分にも厳しかった母が
気がついてみれば、自分にずいぶんと甘い人間に変わってたことに気づき
驚きも落胆もしたものでしたが
あれが
母の、老化の始まりだったんだなあと
同じくらいの年齢になった今、理解できました

「一日に一つの事しかしなくなってる」
その時期は、一日に十数個の事をばりばりやってのけてた姉が、
そういって怒ってましたが
まさに今
日常でやる以外の何かのことを
それも、楽しくは思わない事項を
クリアするのが、はっきり、きつくなっているのを
感じてる自分がいます

それでも毎年春先になると
万物の萌えだす気配に刺激されて
さあ、がんばろうと思えたものですが
今年も、そう思ったのですが

春の気配を確かに感じた、と思った矢先に
この冷え込み

何か心地悪いなあと思ったら
体が冷たくなっているのに気付いて
あわてて、真冬用の室内着をまた引っ張り出しました
これから市展に出す絵の構想を、
構想ではなく描けるものに変えていかなければならないのに
こんな時期に風邪なんかひいたら困ります

今朝も、出勤していく夫と息子を
窓越しに見送りながら
ふと
私の体温、吐く息で
いままでは向うが見えなくなるほど曇っていってた窓ガラスが
今朝はこんなに寒いのに
それほど曇らないことに気づきました

一度暖かくなった後の冷え込みなので
寒い！と思うけど、実際は暖かくなってきてるんですね

春よ来い
早く来い

孫娘は歩きはじめているそうです

物忘れが回避できる？ ３

昨日はグループ展の搬出日で
駅前で待ち合わせて、メンバーの出してくれた車に分乗し
雨の中都内の病院まで、行きました

名の通った病院で、新しい建物で、かなり大きいので
ロビーの展示場所は広々としていて
そこを埋めるために、みんないつもよりたくさんの出品で
大荷物

でも
片づけをしていると
患者さん、付き添いの人、清掃の人などが
覗き込んで来たり
「あらもう片付けちゃうんだ、もっと見たかったのに」とか
「次は何かしらね、楽しみ」とか呟いていかれたり

絵描き冥利に尽きますね

事務局に
メンバーの男性の風景画が気に入ったからゆずってほしいが
どこに連絡すればいいのかわからない
いくら出せば手に入るか知りたい
と言ってきた人がいたそうで

８０になるその男性メンバーは
人生初の買い手出現に、驚き戸惑いながら
自分の絵をそこまで評価してもらったことに、嬉しそうでした
これだから絵はやめられない

片づけ終わって、みんなでお茶
外は雨
話すことはやっぱり健康に関する話題

アロマの話をすると
いやそれ！うちもみてた！女房に買って来いといっといた！
と、いくつもの声が重なります
やっぱりねえ
みんな、呆けたくないものねえ

どこに売ってたってと聞き返されたから
もう一度教えなおしながら
私ももう一度、買いに行っといた方がいいかな、と
ちょっぴり焦ったり

夕方、帰宅した夫が
「一日中良い匂いだった。胸ポケットで１滴２滴でも、保つもんなんだな」と
今日は早めに帰宅になった息子に向かって
「お前も使ってみるか？効くんだぞ」と、やたらテンション高いのが

息子は
テレビでいってることなんか鵜呑みにするなよ
怪しいから取り上げてんだろ
と苦笑する
ネット世代は、ネット情報しか信用しないからねえ

とにかく熟睡できただけでも、結構なことなんだ！と、夫は引かず
今夜もやっておいてくれ、枕！と私に言いますので
昨日と同様に、枕カバーに１滴、２滴
ほんと、これは良い匂いよ

そして今朝
夫は自分で、さっさとアロマの小瓶を取り上げ
胸ポケットのハンカチにしみ込ませて、出勤しました

さあ
まだ、物忘れが軽減したという実感はありません
もっともテレビでの治療例も
２週間とか１か月とか半年とか
時間のかかる話ではありましたからね
良い匂いが生活に入り込んだだけでも
良しとしましょう

物忘れが回避できる？ ２

そこで問題のアロマオイルを入手すべく、昨日隣市まで行きました
住んでる近辺には、そういうしゃれたものは売ってないので

しかし朝一で買いに出られたわけではないので
どの店に行っても売切れ状態かなーとは思いつつ

１軒目・アロマ専門店
予想通り
「あーあの・・・はい、朝からもうそればっかり売れまして。申し訳ございません。
一応追加発注はしておりますが、何分普段からそんなに売れる商品ではないので、在庫もそれほどないということで・・・
今のところ入荷のめどははっきりしておりません」

２軒目・小じゃれた化粧品店
「はいもう、朝からそれをお求めのお客様ばかりで。もうこんなものしかのこっておりません」
示されたのはラベンダーとミントの配合されたコロンのみ。
いや混合のが欲しいんじゃないし、柑橘類じゃないし。

３軒目・ドラッグストア
「申しわけございません、うちではこちらの混合液タイプしか置いておりません」
ここもラベンダーのみ

４軒目・１００均
「うちではあつかっておりません。都内の本店ならあるはずですが・・・」

５軒目・小じゃれた生活用品の店
ありました！本当に小さな小瓶ですが、ちゃんとアロマオイルです
しかも混合液ではなく
ローズマリー、レモン、ラベンダー、オレンジ
４種類ちゃんとありました
早速購入

「朝からこればっかり売れませんでした？」
「えそうなんです何かあったんでしょうか変だなあとおもってたんです」
びっくりする店員さんに、ことの顛末を話し
今後も多めで仕入れておいてくださいね、と頼んで帰宅

夫が帰宅したので早速見せました
喜びもあらわに
「じゃあすぐ開けて、やってくれ、何につけたらいいのかな」
その意気込んださまに
最近とみに物忘れが進んでることが、私より強くストレスになってたんだなあと実感
夫の母は呆けましたからね

テレビのように
液をしみ込ませた綿を入れられるペンダント、なんてものはうちにはないし
店でも、その後回ったアクセサリーショップにも、それは売ってなかったし

枕カバーにしみ込ませようと思っていると言うと
「シミになっちゃうんじゃないのか？」と心配する
いいじゃないですかシミになったって
寝具なんてそもそも人様に見せるものでもなし

夫と私の枕カバーに、１滴、２滴、指示通りにしみ込ませました
直接肌につかないように
あまり近くだといけないから、はじっこに
たちまち部屋に香りが満ちます

うん、いい香り

そして今朝
目覚まし代わりの携帯が鳴るまで熟睡してしまいました
夜中のトイレにもいきませんでした

頭が冴えてるという実感は、まだありません
むしろ、まだ眠くて眠くて
不眠にまで効果があるとは
夫も「良く寝たなあ、１度しか目が醒めなかった」と
そして
「昼間用のを用意してくれ、何につけるのがいいか、マスクか、ハンカチか」と
ずいぶんお気に召したようで

マスクでは鼻に近すぎだから
小さなハンカチにしみ込ませて
胸ポケットに入れてもらいました

願わくばこっちには、眠気を誘われませんように

物忘れが回避できる？！

昨日のテレビで
認知症とその治療法に関する番組を見ていました
私の年代の方なら、見られた方も多かったでしょうね
切実な問題ですから

最近、この手の番組がやたら多いのは
やはり社会にとっても、大問題だからでしょう

かつて、有吉佐和子作「恍惚の人」で
呆け老人の介護の大変さが、広く世に晒されることがありました

それまで、「家の恥」的な感覚で、隠されてきて
知っている人は知っているけど
知らない大多数の人には
まさかここまで
と衝撃を与え
大変じゃないか、なんとかしなくては
と考え直させた

世のためになった小説ですね

誰しも、呆けたいとは思わないでしょうし
「呆けるが勝ち」なんて言葉は
実態から目をそらしたい思いの顕れでしょう
私だって、そらして済むものならそらしていたい

だから
これまで老化と同じで避けられないもの、とされてきた認知症が
回避の方法があるときけば
中高年、予備軍はそりゃ、必死になって縋りつきますよ

内容は
認知症予備軍の位置にいた人たち数人が
嗅覚を刺激することを毎日続けたら
症状が緩和し、予備軍の位置から離脱できた、というものでした
アロマを使うので、薬のような怖い副作用もなく
欧米ではアロマは、趣味ではなく治療法として、古くからおこなわれてきたことだとも

へえええ

夫と二人
物忘れがだんだん強くなってきた今日この頃ではあるし
アロマをしみ込ませたペンダントを装着するだけ
アロマをしみ込ませた枕で眠るだけ
そんな簡単な事で、認知症にならないで済むなら
こんな有難いことはありませんから
しっかり書き取っておきました

テレビをご覧にならなかった方のために、書いておきます
昼間はレモン１滴とローズマリー２滴をしみ込ませたものを身に付け
夜は、ラヴェンダー２滴とオレンジ１滴をしみ込ませた夜着で眠る
それだけです
（あまり鼻に近い位置だと、頭痛になる人もいるから注意だそうです）

これまでいろいろ、物忘れに悩んでました

メガネが見つからない
鍵が探しても出てこない
携帯の置き場所がわからない
買い物をして、ポイントカードを出そうとしたら
いくらバッグを掻き回しても出てこず
帰宅後に、入れた覚えのさっぱりない、ポケットから発見したり

あれをしようと席を立ったら、何のために立ったのかわからなくなった
お茶を入れて、新聞と本を取ってこようと席を立ったら
新聞しか持たずに戻り
湯飲みに手を伸ばしかけて、はじめて忘れたことに気付く

中高年の皆さんなら
私も私も、というところでしょうが

ストーブをつけたまま、鍋を火にかけたまま、忘れたこともあり

最近のコンロは、安全装置がついているから
一定以上の熱を感知すると、ガスの供給が止まりますが
ストーブは
傾いたり倒れたりしない限り消えないから
ストーブの前に可燃性の物をおいたまま、外出してしまう可能性だってあったわけで

こういう命の危険につながる物忘れを
回避できるなら
頭痛になったって、アロマ嗅ぎますよ

雪の爪痕

いかがお過ごしですか
関東地方は今日から温かくなると、気象予報士のお姉さんがにっこり笑っていますが

昔から三寒四温といいますように
暑さ寒さは、切り分けたようにきっちりと始まるものではないですから
みなさまお気をお付け下さい

団地内の、日陰で溶けない雪の塊も
このごろやっと小さくなってきました
でもそうなると、今度は
雪がもたらした、稙栽への被害が、浮き彫りになってきますね

花壇の花たちは、一時はぐったりしても
雪の冷たさがいい刺激になったのか
前より元気にのびていますが

樹木は
かぶさった雪の重みで、枝を折られたのが続出
結構太い枝まで、ぽっきりいっちゃってます
幹にまで裂け目が走ってたり




そういう折れ方をした木は
やはり遠からず、影響が出て
早く立ち枯れたりするんでしょうね

団地内の植栽ですから
植え替えしてくれるでしょうか
それとも花を植えてお茶を濁されるのかな

こんもりした緑の中の団地
という売りが
ますます遠ざかっていくのは、悲しいです