「何これ? 」:ラストバンカー
「変化への対応力とそのスピードが企業の
死命を制する。我々の最大の敵は時間であり、
時代の変化である。」
(三井住友銀行元頭取:西川善文)
氏は、バブル崩壊によって積み重なった膨大な不良債権処理に
大ナタをふるい、「不良債権と寝た男」との異名をとった。
そして、不安定な時代の最後の「バンカー」という意味合いから
「ラストバンカー」とも呼ばれた。
【閑話休題】:西川元頭取の「ことば」
「破綻処理と再建について」、
”痛みが伴わないのであれば、経営が破綻することなどあり得ない”
”血を流すことはあっても、最後の一線として、何を守るのかの
決断を、神ではないただの人間の集団が決めなければならない”
”ビジネスの現場における合理性を、根拠なき情緒で批判する
者がいるが、そのような態度は誠実なものではない”
などと述べています。
会社にしろ、行政にしろトップに立つ者は、
如何に決断するかです。 全責任を負って………
その決意が見えれば、下手な批判など誰もしない
と思われます。
コロナ禍から、コロナ後へ、歴史的な変化にどう対処すべきか、
先人の教訓を活かしていきたいものです。
また、現時の対処が、後世への良き指標となれば
これに越したことは無いと思われます。
その日が、待ち遠しい………………
*冬座敷 手文庫捜し 客を待つ
2021.02.24.moai291