今日は、私が知人にもし「なんかいい映画ない?」と尋ねられたら、迷わずこの映画を薦めます。
その映画のタイトルは、「ショーシャンクの空へ」この映画を一押しで薦めます。
概要ですが時代背景は1947年優秀な銀行の副頭取だったアンディーは、無実の罪をきせられ、妻とその不倫相手を殺害したとして終身刑となり、ショーシャンク刑務所に服役する。次第に、調達屋のレッドをはじめとして他の囚人とも友情が深まり、刑務所内の待遇を改善する一方、元銀行勤務の経験を活かして刑務官たちの財務処理、財産運用などの相談にのり、所長の汚職の手助けをするようになる。刑務所においてアンディーの存在がなくてはならないものとなっていたとき、アンディーの無実を証明できる人が入所し、アンディーは所長に訴えるが、所長は証人を殺し、アンディーを塀の中に拘束する・・・。
内容を簡単に説明するとこんな感じなのですが、実際の内容は時代を問わずに我々現代社会にも十分語りかけてくる内容です。
私は何人かにこの映画を薦め、そしてある人と一緒に鑑賞しました。
その方は、色んなトラブルを抱え日々苦悩する毎日を送り悩んでおられました。
この映画は苦労の度合いが、強ければ強いほど受け取り方が深くなるように私は感じております。
今この現代社会で色んなもの犠牲になっている人々・・・
ますます格差社会が進む中で、どうしようも無い現実に人生をあきらめ、そして色んな敗北者?犠牲者?がこれからも目に見えて増え続けるのかもしれません。
刑務所に服役する囚人達は罪を犯して収監されますが、現代社会の敗北者?犠牲者?いわゆる負け組みと呼ばれた人々・・・(私は決して全てが敗北者なんかじゃないと、思っています)
この映画に例えれば、まさにそびえ立つ塀=現実なのかもしれませんが、その塀の中で人は希望と豊かな心を失い、どうしようも無い現代社会の現実からも同じ物をを失っていくのかもしれませんね。
しかし私は負け組みと呼ばれる人々の人間性は、人を押しのけてでも這い上がる性格だったり、自分だけはと言う人が少ないように感じます。
自分の利益よりお客様や友人そして時には恋人を優先すような、心優しい人が多いように感じます。
当然民主主義社会ですから、「騙される方が悪い・・・」「人を信用しすぎる」この様な純朴で誠実な人ほど負け組みと呼ばれる側に必然的に多くなってしまう様に感じます。
私はどちらに属するのかは、私が判断するものではないと思いますがあえて私は負け組みの精神を宿し勝ち残って行きたいと考えます。
それはとても矛盾している様ですが、全てのスキルを身に付け自分が強くあれば、知識の無い人や、事実と知らずに契約に応じる様な人々を一人でも少なく・・・
少し変な方向に話は進んでしまいましたが、この映画の中で私が好きなシーンは囚人仲間がビールを飲むシーン、そしてオペラを刑務所内で流すシーン、そして何より希望を心に宿し続けて行動し続けるアンディーの生き様に感動を覚えます。
私自身、心豊かに生きる為にはやはり更なる強さを身に付け、そして何より確たる信念や希望を強く心に持ち続ける事が大切だと考えております。
人生とはプロセスの連続であり、それゆえに、どんなときでも希望や夢を失ってはいけないということを、この映画は教えてくれます。
是非「ショーシャンクの空へ」を鑑賞してみてください。