数時間目を離すと、彼は横たわって倒れていることが多くて、生きているのか、死んでいるのか、近寄って声を掛けるまで識別できない眺めというのがお約束になってそれなりの日々が経ちました。
もう、彼は、些細なことでバランスを崩して倒れても、自力で起きることはできないくらい衰弱しているのです(ごく稀に成功しているようですが)。
いつものように声を掛けながら起こしあげた、彼の片目に異変が。
固く閉じられた、その瞳には、目やになのか膿なのか判りませんが白いものが涙袋の辺りまでびっしりと覆い、目全体が腫れています。涙で濡れたのか毛が張り付いて、腫れ感は強調されて感じる。
とっさに、頭の中をよぎったのは、眼窩膿瘍と、膿瘍破裂の文字。
取り急ぎ、かかりつけの先生に連絡を取り、幸いにも連絡が取れたので、家でできる応急処置を教えていただき(他の箇所の処置の為に処方されているものが多少あるので)、翌朝の診察を承諾していただきました。
彼は、とても痛そうです。
先生に教えていただいた応急処置にも、びくびくと全身を震わせながら反応します。
その動きは、間違いなく、反射的な痛みに対する反応で。
我慢しようと頑張る彼が、押さえ切れない程の強い痛み。
翌朝、病院に向かい、先生に診ていただきました。
この状況は瞳に傷があるのが原因で、眼を自分で傷つけたのではないか、ということです。
新たに、眼科治療が追加されました。
時間間隔を置く指示がある薬剤の種類がさらに増えて。
目薬を意とも容易にさせるくらい衰弱しているのが、むしろ不幸中の幸いという変な現状。
520g。
よく生きていられるなと思います。
もう、彼は、些細なことでバランスを崩して倒れても、自力で起きることはできないくらい衰弱しているのです(ごく稀に成功しているようですが)。
いつものように声を掛けながら起こしあげた、彼の片目に異変が。
固く閉じられた、その瞳には、目やになのか膿なのか判りませんが白いものが涙袋の辺りまでびっしりと覆い、目全体が腫れています。涙で濡れたのか毛が張り付いて、腫れ感は強調されて感じる。
とっさに、頭の中をよぎったのは、眼窩膿瘍と、膿瘍破裂の文字。
取り急ぎ、かかりつけの先生に連絡を取り、幸いにも連絡が取れたので、家でできる応急処置を教えていただき(他の箇所の処置の為に処方されているものが多少あるので)、翌朝の診察を承諾していただきました。
彼は、とても痛そうです。
先生に教えていただいた応急処置にも、びくびくと全身を震わせながら反応します。
その動きは、間違いなく、反射的な痛みに対する反応で。
我慢しようと頑張る彼が、押さえ切れない程の強い痛み。
翌朝、病院に向かい、先生に診ていただきました。
この状況は瞳に傷があるのが原因で、眼を自分で傷つけたのではないか、ということです。
新たに、眼科治療が追加されました。
時間間隔を置く指示がある薬剤の種類がさらに増えて。
目薬を意とも容易にさせるくらい衰弱しているのが、むしろ不幸中の幸いという変な現状。
520g。
よく生きていられるなと思います。