実君の日本放浪記

2007年4月から車で日本を放浪しています。
日々の体験談や感じた事を放浪記として書き綴りますっ!

『そば処 響』 by 人生の楽園

2008-03-20 23:50:00 | 放浪記
 自分はなかなかのテレビ好きです(旅先でも携帯のワンセグでテレビを見てます(^o^;))。


そんなテレビ好きな自分が好きな番組として『人生の楽園』(毎週土曜18時~ テレビ朝日系)というドキュメント番組があります。

内容は『人生の楽園』を見つけた、または見つけている人物にスポットを当て、現在までの過程や日常をドキュメントとして報じるものです。
簡単にいうと『人生の歩き方発見番組』だそうです。


そんな『人生の楽園』を見ていてかなり印象に残った回がありました。

それは家族を持った中年男性がデパートを早期退職し、そば屋を開業するという内容でした。

そばの事を勉強する為にそば職人の元に弟子入りから始め、数ヶ月の修業を経て開業。

素人からのスタートですからかなりの苦労がうかがえました。
しかし、誠心誠意を持ってそばを打つ姿は画面を通してしっかりと伝わってきました。



店の名前は『そば処 響(ひびき)』。
いざ開業をすると、店主の不安とは裏腹にその客足は良い噂と共に伸びていきました。

店主の良質なそばの味はもちろん、奥さんである女将さんの心からの接客もリピーターを増やす要因だそうです。


「夫婦二人三脚で良いそばを作り続けていってほしい、、、」

そんな感じでその回は終わっていったように思います。





長くなりましたが、そんな『そば処 響』(大分県・豊後高田)に行ってきました。

店は番組当時より繁盛している感じで店内は満席でした。
厨房にはテレビで奮闘していた主人がそばを茹でていました。

十割ざるそば(そば粉十割のそば)を頼みしばらく店の様子を観察していると、ある決まりに気づきました。
それは奥さんである女将さんが必ず会計をするという事です。そして毎回深く頭を下げ「ありがとうございます」とお客さんを送り届けています。

店員は他にも2人いるんですが、会計には必ず女将さん。遠くで作業をしていても「すぐに参ります」と女将さん。

で、関心したのが「ありがとうございます」の心の込め方。
『表情』『声のトーン』『間』、心からの「ありがとうございます」というのはこういうものだと思いました。



そんな良き光景を横目に誠心誠意を込めた美味しい十割ざるそばをいただきました(´∀`)


帰り際に「人生の楽園見ました」と言うと、女将さんが「ありがとうございます」とニコリと微笑んでくれました。



旦那が真剣になにかに打ち込み努力する。妻がそれを懸命にサポートする。

そんな夫婦の良き形がそこにはありました(^-^)



ちなみに店の名前の『響』は娘さんの名前だそうです。

「店が娘と同じ名前ならなんとしても潰せないじゃないですか(^_-)」と主人。


ん~、ごもっとも (・ω・)/

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