母がスニーカーだけじゃなくてちょっとオシャレな靴も欲しいというので、ネットで気に入ったものが買えたはいいものの、どこにも行かない。病院しか行くとこないわと言うので、じゃあここに行ってみようよ、と連れ出しました。
知らない方のブログですが、最近ここが紹介されていて、名物の竹膳料理もあるので、ちょうどいいかなと思ったからです。高速を使えば50分程度なので、時間もちょうどいい感じです。
真福寺は岩津天神のすぐ隣にあるのですが、岩津天神には私も高校入試の合格祈願に両親に連れて来られた記憶があります。あの時は、細い道を通り、大渋滞で、車酔いもして、もう大変だったわという思い出です。
近づくにつれ、あぁこんなとこ通ったなとうっすらと記憶が蘇りました。
岩津天神は後で行くことにして、まずは真福寺へ。
真福寺は霊鷲山隆剣院真福寺といい、本堂の中心に八角の御堂があり、その井戸水を本尊としている珍しいお寺です。
水体薬師といって、この霊水が目と身体に大変良いということから、1400年以上、今に至るまで水の信仰が続いているそうです。
推古2年(西暦594年)に建立された愛知県で一番古いお寺で、聖徳太子建立の46カ寺の一つとされています。物部守屋の次男、物部真福(まさち)が、山上に湧き出る水を発見し、薬師如来が現れて、その泉を広く人々に分け与えようと聖徳太子に建立を願い出たそうです。
蘇我氏との戦いに敗れて逃げる途中……と書いてあるものもあり、物部と蘇我氏の関係を考えるとちょっと疑念が残りますけど……あまりにも古すぎて本当のことはわからないんでしょうね。
仁王門です。
仁王門をくぐるとこの景色。
竹林を歩いて本堂まで上がるのが良いのですが、今回は足の悪い母と一緒なので、写真だけ撮り、車で上まで向かいました。
途中に毘沙門天開山堂や多宝塔など、拝むべきところがたくさんあったようです。
駐車場の上に何か洞窟があるようです。行ってみました。
法螺貝の洞窟ですって。伊勢まで続いているとか。ここまで海だったの? こんな山奥なので、今では考えられませんね。
そして、竹御膳が有名なので、出かける前に予約しておきました。そこの食事処のところまで坂を登り、そこから本堂へ向かいました。
下からだと階段を登らなければいけないのですが、そこからだと赤い橋が架かり、登らず本堂まで行けるんです。
なんと私、その橋も本堂の写真も撮っていなかった模様。母と一緒なので、いろいろと回ったり、できなかったです。
でも、招福の鐘というのを突いてみましたよ。とってもいい音でした。鐘が鳴るなり、法隆寺といった感じの、夕方に遠くから聞こえてきたらいいなぁという……なんだかノスタルジーに浸ってしまいました。
本堂に戻り、御朱印を頂きました。母は一応、御朱印を集めていたので、久しぶりに頂いたみたいです。そこで一緒に飲用と目用の霊水も頂きました。
このお水が御神体なのですね。食卓に置いてあるけど、御仏壇のほうがいいかな。
さて、本日のメインの竹御膳です。
たけのこご飯にしました。器も竹で、お料理もほぼたけのこ。実は田楽もたけのこなんです。味がしっかりついていて、美味しかったです。なんといっても竹を頂くなんて、ヘルシーかつ有り難いことじゃないですか?
食事して、そのまま帰ったのですが、後ろのほうに八所神社などもあり、見るべきところがたくさんありそう。もう一度1人で行こうかな。
そして、その後、先に通り越してきた岩津天神へ寄りました。
梅が見頃でした。
次のお題にするかも、しないかも笑
今日も暖かいですね。啓蟄にふさわしい陽気です。
良い一日になりますよう!