ところで、昨日O浜の夜市の花火がうちの店の前から見えてたんですが、それも結構綺麗に見えてたんですが…ああ、コンビニの看板が邪魔だ…!
コンビニの周りの道ってなんかみんな色々捨てますしねえ…。
ペットボトルとかやたらと植え込みに捨てたりするのやめようよ…。
まあ、とりあえず続きでどうぞ。
仮想悪夢研究会 あーまたまた
「またまたサザンだぜー」と、若干暑さ以外にへにゃった声でRが言った。
「いいじゃん、サザンはさあ…!マンスリーアーティストじゃなくても一日特集とか組まれる人気なんだからマンスリーにまでしなくてもさあ…!」ここのところ、机をだんだん、と叩きそうな雰囲気である。
「これをミステリでいうと、終わらない浅田光彦とか十津川警部とかみたいなあんな感じになるのか」と、Aが冷静な声で呟いた。
「ああ。あれね、そんなにネタがあるの…?って思うわよね。」と、F。
「山村美紗のテレビのやつは前オリエント急行かなんかのもろパクリだったような」と、T。
「でもあれってテレビだからじゃないの?」
「いや、テレビでやるやつだからって言っても本筋は原作者じゃないのかな」
今度の仮想悪夢研究会は早めに迷宮に入っている。
「しかし綾辻の霧越邸殺人事件は確か原作者があれはないわーないわーって言ってる出来にされてたらしいじゃないか」Aの口調にナイワーナイワーがとてもよく似合ってないのだが、とりあえずツッコミはしない三人だった。
「あの要所要所で演歌調の歌が流れるっていうやつね。」
「俺らテレビは詳しくないからな、余計なことは言わない方がいいんじゃないか?」
と、Rは言ったが意外とこういう話は人は聞いていない。
「宮部みゆきの名もない毒かなんかもストーカーがいかにも不幸だったみたいなことにされてたみたいじゃない?」
「不幸な人だからストーカーするんです、ってどういう理屈だよなあ」
とTが腹立たしそうに言った。
「でも犯人に不幸を求めるのは今に始まったことじゃないわよ」
「まあミステリは時代劇じゃないんだしなんかわからんけど悪い、じゃダメなんだろう」と、A。
そんなことないだろ、と、R。
「森博嗣とかは逆に犯人の気持ちなんてわかったらだめ、とかいうじゃないか。あと乙一とかも割とわかんないけど悪い奴らがうようよいるんですっていうGOTHがあるじゃないか」
「だってGOTHは、ヒロインがピーチ姫のオマージュじゃないの。無駄にさらわれまくるっていう」
「あ、そういえば森博嗣もさらわれ系ヒロインだ」Tがいいこと気付きました、的に呟いた。
ああ、これはこれは。と、Rが手を叩いた。
「この二人の作者は共通項がないように思えたけどそんなところで似てたか」と、Aも感心したようにいう。
「サザンからだんだんだんだん話がわかんなくなってるが…」
「いや、サザンはもういいだろう。人気あるんだから」
どういう理屈かはわからないが今回はそういうことになっているらしい。
でもあえて曲がどれかを選ぶならば「大河の一滴」だろう。
「でもこういう見えない共通項の方がいいわよね。京極夏彦に影響受けたからっていう作家がやたらと質の低い妖怪ものばっかり量産するのとかちょっと飽きてきたわ…もちろん質の高い影響受けたもあるのはあるけど」
「そういえば最近は漫画とかもやたら妖怪妖怪っていうな。それも妖怪?って言いたくなるような萌えなやつとかな」
「不思議世界と萌えはやたらと相性がいいのだな」と、A。
それは昔からな気がするなあ、と、Tが頷いた。
「ただそれに日本古来の妖怪を使うっていうのがなあ…」
「最近の妖怪キャラってそんなに差別もされてないしな」
「表現の世界からだんだん差別がなくなっていってる気がする…なんか気づくとみんな仲良く?みたいな。敵は敵っていう概念がなくなっているのよね」
「最近は脳で繋がる時代って言ってるからなんていうか人間自体に個体感がないのかな」
Fの言葉にTがしみじみと言った。
「だから個性も嫌いだっていう話か?」と、静かにA。
「かも知んないなあ…」と、R。
「自分と違う、っていうだけが攻撃の理由になるんだから大したもんだよ」
「表現の世界が理想化されればされるほど現実が受け入れられないような人間が育つわけだ」
「で、みんなが好きだからって理由で好きでもない音楽を受け入れると…」
そういえば違う話のように思うけど、とFが呟いた。
「タワーマンションにばっかりやたらと人が集まるのも個性のなさの表れというか、みんな一緒がいいっていうやつよね、多分」
うーーーん、と、Rは腕組みして言った。
「個性、やっぱ大事だな!人の個性は大事にしよう。今回の標語!」
「今回思ったより結構話がまとまってるわよね」感心して、F。
「いつもより登場する作家の数も多いよなそういえば。こういうアプローチもありか。勉強になった。やっぱり食わず嫌いはダメだ。」
「よし、んじゃ解散ー」
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