goo blog サービス終了のお知らせ 

にざかな酒店

仮想悪夢研究会 風ハミ殺人事件?

と、いうわけでスタレビですねー。曲がピンとこなかったのでこのような変化球を。
それでは続きでどうぞ。
仮想悪夢研究会 風ハミ殺人事件、か…?

「んー、あのなー、この会としては邪道になるんだけどなー」
と、モニョモニョとRが言った。
「ふむ、今回はスターダストレビューだよな?」と、A。
「そうそう、それでさー。根本要だと、彼自身がミステリの登場人物だったらー。みたいなこと、考えるよな?」
ふむふむ、と再びA。
「確かにそれは…邪道だな。この会には」
「でもなんとなくいうことわかるよなー。あの存在感、なんか変だもんよ」と、T。「怪しい占い師役とか似合いそうな感じすらうっすらとするよなあ」
「それって、でも、なんか風のハミング殺人事件にならない?」
Fの言葉になぜかRは胸を張る。
「そう、馬場さんは被害者か第一発見者!」
「第一発見者か、似合いそうだな…」
「すっごいアワアワしてそう」
「いやいや、殺人事件はたいていの人アワアワするでしょう」
「犯人は?」
「KANさんとか、よくない?」
「それ、要さんと共犯じゃないのか…?」
「いっそ平井堅とかどうだよ。いっとき風ハミゲストで出てたし、「知らないんでしょう」ってすっごい歌があったじゃないか。あの歌殺意の歌っぽいし」と、T。
あー、うん、あの歌はー、とむごむご、とFが口の中で呟く。
「思春期女子のあーゆー感じ?なんかそういう年代のアレが出てるわよね」
「その表現、すごくよくわかる表現だな」と、若干呆れながらAが言った。
「あれがこうしてそうしてなの年代にはまだまだ遠いはずだぞ、君は」
「ほっといてよ!ちょっと心が反応できないときにはそういう表現になるものよ」
まあまあまあ、とTがFとAの間に割って入る。
「あれって、映画かなんかの表題曲っぽい感じじゃなかったっけ?」と、R。
「確かそんなこと言ってたな。この感じで合わせるミステリって西澤保彦の「夏の夜会」じゃないか?」と、A。
ああ、あれか!と、Tがいう。
「ミステリなのに登場人物みんなの記憶がなんか怪しいっていうやつ」
「それが普通よね。何年も何十年も前のこと鮮明に覚えてる方が怪しいっていうか」
「何年前どころか何ヶ月前でももう怪しいよな」
「時間経つのどれだけ早いのっていう話でなあ」
うんうん、と皆でうなずきあう。
「アリバイ証明とかであるけど、どこそこの店にはこの日は誰が来てどうとか店の人が覚えてるのがおかしいというか」
「覚えてないのが当たり前よ。店の人はそれが毎日のことなんだから」
「ほんとほんと。」
「人の記憶自体が全然あてにならんのが普通だよなあ」
「また人の記憶って辛いこととかあったらすぐにその年代に合ったことが飛んじゃうとか結構あるじゃない。私の友達高校時代のこと何にも覚えてないくらいの勢いのこいるわよ」
「うーむ…逆に飛んだ記憶っていうのもミステリにはありがちだよな」
「過去に何かが起こっていたんです?あるわね」
「過去に死んだ兄や姉や弟や妹がいたんですー」どろろ、と幽霊のふりをするRだった。
「で、風ハミ殺人事件の方はどうやってまとめるんだ?」と、今更のように、A。
いやー、どうやってまとめるんだ、も、何もー。
と、Rがむごむごという。
「俺たちはミステリ関連のことだべってるだけでミステリ作家じゃないからな!知らん」
なんだそれー、と、みんなはズッコケタ。終わり。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ネタ、小説」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事