富士通製コンピュータの歴史(DS/90・GP7000D）

このシリーズでは「富士通製コンピューターシリーズの歴史に関して、年代を追ってご紹介しております。前回よりＵＮＩＸマシンに入り、富士通製とサンマイクロシステムズ製の名称対比に関してご紹介しました。今回から、いよいよ年代順に製品をご紹介します。何しろ「ＯＥＭ富士通製品」「ＯＥＭ富士通製ＳＵＮ製品」「ＳＵＮ製品」と複雑になっておるのですが、なるべく分かりやすくシリーズ別にご紹介したいと思います。
まず初回の今回は、「ＯＥＭ富士通製品」のＤＳ／９０～GranPower 7000Dシリーズです。このシリーズの特徴は、何といってもＯＳにＵＸＰ／ＤＳという富士通独自の物を採用していた事。残念ながらオフコンＯＳのＡＳＰと違って、今となっては採用されてはおりません。

富士通製ＵＮＩＸマシンの歴史
 (DS90～Granpower7000D)

1991年9月
DS/90 7000シリーズ
UXP/DS(SVR4に準拠)RISCプロセッサSPARC(60MHz)

1995年5月
DS/90 7800E 64MB 2GB
UXP/DS(SVR4に準拠) RISCプロセッサSuperSPARC(60MHz)

DS/90 7900E UXP/DS(SVR4に準拠)
RISCプロセッサSuperSPARC(60MHz) 512MB 4GB
DS/90 7000シリーズ最上位機種

DS/90 7500(I.II) UXP/DS(SVR4に準拠)
RISCプロセッサHyperSPARC(125/150MHz) 32MB 1GB

DS/90 7700(I.II.III) UXP/DS(SVR4に準拠)
RISCプロセッサHyperSPARC(142/150MHz) 32/64MB 1/2GB

1997年1月
GRANPOWER7000/50 UXP/DS(完全64ビット化)
RISCプロセッサHyperSPARC(150MHz) 32MB

GRANPOWER7000/200 UXP/DS(完全64ビット化)
RISCプロセッサUltraSPARC(167/250MHz) 32MB

GRANPOWER7000/600 UXP/DS(完全64ビット化)
RISCプロセサUltraSPARC(250MHz) 128MB

1997年6月
GRANPOWER7000/400 UXP/DS(完全64ビット化)
RISCプロセッサUltraSPARC(250MHz) 64MB

1998年11月
GRANPOWER7000D100 UXP/DS(完全64ビット化)
RISCプロセッサUltraSPARC(250MHz) 32MB 4.5/9.1GB

GRANPOWER7000D200 UXP/DS(完全64ビット化)
RISCプロセッサUltraSPARC(250/300/360MHz) 128MB 4.5/9.1GB

GRANPOWER7000D400 UXP/DS(完全64ビット化)
RISCプロセッサUltraSPARC(250/300MHz) 128MB 4.5/9.1GB

GRANPOWER7000D600 UXP/DS(完全64ビット化)
RISCプロセッサUltraSPARC(250/300/360MHz) 256MB 4.5/9.1GB

GRANPOWER7000D800 UXP/DS(完全64ビット化)
RISCプロセッサUltraSPARC(336MHz) 2048MB 16GB(RAID5)

富士通オリジナルとしてＯＳも用意し販売を続けたGranpower7000Dシリーズでしたが、１９９８年１１月のモデルを持って、販売終了となりました。

次回は富士通Granpower7000Ｆ、ＰｒｉｍｅＰｏｗｅｒシリーズに関して、ご説明してみたいと思います。

　Pray for Japan
*:.。..。.:*・゜・*:.。..。.:*:.。..。.:*・゜・*:.。..。.:**:.。..。.:*・゜・*:
富士通製リユースコンピュータはこちらから
http://www.mls-net.co.jp/

PCショップミリオンはこちらから
http://www.mls-shop.jp/

ヤフーミリオンオークションはこちらから
http://openuser.auctions.yahoo.co.jp/jp/user/mls_auc/