La vie en rose

毎日の生活の中で見つけた薔薇色のきらめき

幻のハーブ

2009-08-18 18:10:05 | ハーブ
実はここ数ヶ月 探し求めていたハーブがあるのです。

ことの始めは 水戸にいる息子から聞いた話。

先輩と営業に行ったとき 先輩が得たいの知れない虫に刺されて真っ赤に腫れあがったそうな。
営業先の工務店の奥さんが「これ、つけておきなさい」と持ってきた赤っぽい液体をつけたら すぐに赤みもとれ かゆみもおさまったと。

薬草を焼酎に漬けたものだっていっていたよ、と。


その話を聞いてそれがなんという薬草なのか・・・・気になって、気になって。

もう一度 その工務店に行って奥さんに聞いてきて、と言ってみたのですが もう行くことはない、と冷たい返事。

水戸といえば お隣は福島県。
そこで 福島出身のお友だちにこのお話をして ナンだと思うと聞いてみたのです。

彼女の返事は 「弟切草だと思う・・・・」

小さい頃 彼女のお母様がとても大事にそういったものを持っていたと・・・・
彼女が東京に嫁いでくるときも 一瓶 持たされたそう。
彼女は そんなもの 迷信みたいなもので効かないわと捨てちゃったそうです。。。。(若い頃はそんなものよね)


そこで 弟切草、焼酎で検索してみると 確かにありました

弟切草を摘んできて 少し乾燥されたものを焼酎に漬けると数ヶ月で赤くなり虫刺されや切り傷などに効果があると書かれていました。

弟切草・・・ハーブ名で言えば セントジョンズワート。

だったら セントジョンズワートのドライのハーブを漬ければできるかなと漢方に詳しい方に聞いてみたら 完全にドライになっているものでは赤くはならないだろうって。 確かに。。。

こうなったら 弟切草を見つけるしかない、とネットや事典で調べましたが そこらへんにありそう~~でなさそう~~な野草なのよね。
似た様なものはあるけれど それが本物かどうか、、、、


軽井沢ならあるかもしれない、とお友だちと 弟切草探索をすることにしたのです。
軽井沢の植物の図鑑をみると 離山 愛宕山 など山のほうに生息しているとのこと。そこで 離山のほうに行ってみたのですが ない。

旧軽で 野草を売っているようなお店のご主人に伺ってみたら 昔は軽井沢にも咲いていたけれど 最近はないね~~ との話。








弟切草(オトギリソウ)・・・弟を切る、という何か物騒な名前の薬草です。

この名前の由来は
  昔 晴頼という鷹匠がいて 鷹の傷によく効く薬草を知っていた。
人が教えて請うても 決して教えなかったという。ところが 或る日 弟がその薬草を教えてしまった。怒った兄が弟を殺してしまった、というところから 弟切草というようになったそうだ。

弟切草は平安時代から 怪我などの身近な民間薬をして使われていたそうです。
四国地方では 一般家庭で神経痛やリウマチ薬として使用されているという記述も。





ハーブ名であるセントジョンズワートは


セントジョンとは洗礼者ヨハネのこと。彼の命日の8月29日に葉に赤い斑点が現われる。これはヨハネが首をはねられた時の血だとされ、この植物には邪気をはらう力があると考えられていた。
夏至の祭りであり ヨハネの誕生日の6月24日頃、つぶすと赤い汁がでる黄色の花が咲く。

中世の時代には 傷の軟膏として 神経症、てんかん、不眠症、やけど、打撲、捻挫、などなどに用いられていたそうです。


洗礼者ヨハネが首をはねられたことは サロメのお話のなかでもでてきますでしょ。


ハーブとしてのセントジョンズワートは 抗打つ作用があるとしてよく用いられています。




和名の弟切草にしても ハーブ名のセントジョンズワートにしても どちらも血に関係していて なにやら おどろおどろしい感じがして前から気になっていたハーブなのです。







さて 一人で「弟切草がほしい~~」と騒いでいたら一人のお友だちが福島出身のお友だちに聞いてくれました。
福島出身の方は 実家にたくさん咲いていて 母親が今でも作っているとか。
その方が 弟切草と前に漬け込んだチンキをご実家から持ってきてくださいました。


また このお話をとりちゃんにしたら とりちゃんの福島出身のお友だちがそんなよう~なお話をしているのを聞いたことがあると。
すぐにメールをして確認してくださったら やはり そちらも弟切草の焼酎漬けをご実家がつくっていたのです。
その方も ご実家に帰った際 持ってきてくださる、ということになりました。

皆様 ご親切 



そして 軽井沢の立ち寄ったハーブ園にセントジョンズワートを見つけたのでした。





だれも・・・・いなかったので・・・・ちょっと失礼して 根っこごと一本 頂戴しちゃいました。。。。。
キャロちゃんが 責任をもって 栽培して増やしてくださることになっています。




こちらが 大事な大事な 弟切草チンキ。
塗りやすいように アロエのジェルと混ぜてみました。





調べてみると ブヨやスズメバチなどに刺された時に効果があるそうです。

家で蚊に刺されたときに 塗ってみましたが 確かに効果がありました。
腕にポチポチと細かい湿疹がでたときも 塗ってみたらすぐにひきました。






とりちゃん~~
お友だちから分けて頂けたらよろしくね
ご連絡まっていますよん。



Villa D’est

2009-08-13 08:04:02 | お料理
土曜日はキャロちゃんご夫妻と4人で玉村豊男さんのガーデンファーム&ワイナリーのヴィラ デストへ。

途中 キャロちゃんの中高時代の思い出の場である高原寮をお尋ねしました。

ちょうど 学生さんたちが合宿にいらしていて キャロちゃんもこんな感じの女学生だったのかな~ な~んて 想像しておりました。

こちらの建物、築300年の古民家です。茅葺の屋根のせいか 中にはいるとひんやりします。こうした建物を維持していくのは大変なことですね。茅葺をはり代えるのに数千万円かかるそうです。











浅間サンラインにある道の駅にも立ち寄りながら ヴィラ デストに到着。


お天気もよく遠く上田の町が見下ろせます。





以前 こちらに来たときは5月だったので新緑の美しい時期でしたが 今回は夏真っ盛りの元気なお庭を拝見できました。









珍しい色の向日葵。シックですね。




マローもこんなにお花がついて・・・・





大きな大きなアザミです




お庭を拝見したあと ランチを頂きました。






アプリコットのカクテル(ノンアルコール)
車で来る場所なので ノンアルコールのものが充実しています。




ビシソワーズ 夏は冷たいスープが美味しいです。





前菜はお野菜たっぷり。農園でとれたお野菜は新鮮そのもの。




男性たちが選んだメインは信州豚のミラノ風カツレツ






私たちは信州牛のパティと夏野菜の重ね焼き





自家製のパンも美味






デザートの盛り合わせ





フレッシュのミントティーとともに頂きました。



お食事のあとは ワイナリー見学。

とても小さな規模のワイナリーではありますが 趣味が高じてワイナリーを作ってしまうなんてすごい。


2007年に受賞したというワインをキャロちゃんご夫妻が購入して その夜みんなでワインを楽しみました。




垣根仕立ての葡萄畑が広がっています。




帰りにハーブ園によって ラベンダー摘みをしました。

ブルーベリー摘みもできるのですが この日はお客様が多く ブルーベリーはほぼ摘まれてしまったそうで、 残念ながら断念。


そして 幻のハーブを見つけました。





何が 幻か・・・・・
  このお話はまた後日。




充実した一日が 美味しいワインと共ともに幕を閉じました。











軽井沢グルメ

2009-08-12 22:51:14 | 旅行
軽井沢には美味しいお店がいっぱい。

昔っからある老舗的なお店、そして近年できたモダンなお店。どちらもそれぞれに魅力があります。

月曜日にお友だちがいらしてランチをしたところは榮林。
このお店は私が子どものころから同じ店舗のままいまだにあります。
軽井沢で中華といったら この榮林か赤坂飯店。
お店のたたずまいがずっと同じというのも 何かほっとするものがあります。
(写真 撮らずに食べちゃいました。。。。)

火曜日のランチは 川上庵で、おそば。
並で天ぷらがこんなにたっぷり。すべて カラっと揚がっていてさくさくです。










水曜日 キャロちゃんととりちゃんがいらっしゃる日だったので お昼は六本の辻にある リ・イリュジォン・ドゥ・カーを予約しておきました。その日 お帰りになるお友だちと4人でのランチです。









お天気もよかったので外のテラス席で緑を見ながらのお食事でしたが 途中から蜂がきて 急遽 中のお席に変更しました。

冷たいとうもろこしのスープ。この ちょっと物足りない程度の量がいいのよね。
おうちでは ついつい なみなみとよそってしまいます。

メインはそば粉のガレット。そば粉のクレープの上に サーモンとアボガド、そしてたっぷりのハーブのトッピングです。


その後 旧軽をお散歩して 頂いたのは かき氷。

シブレットというこのお店の氷は天然の氷を使っています。




私は手前のマンゴミルクを食べました 



ちょうど その前の日曜日の新聞に 雪解け水などの若水が《若返りの水》であることが確認されたという記事を読んだばかり。
美味しい氷を頂いて さらに若返るなんて
み~んな 夢中で頂いたのは 言うまでもありません。


木曜日は星野エリアに新しくオープンしたハルニレテラスに行きました。

小川のせせらぎ沿いにできた このテラスには レストランや個性あふれるお店が連なっています。




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この大きな木が春楡の木なのでしょうか。気持ちのよい木陰のお散歩を楽しめます。

ランチは去年も行った村民食堂で。




私が頂いたのは 信州牛100%のハンバーグ丼。お野菜もたっぷりでヘルシーです。具沢山のお味噌汁はお変わり自由です。


金曜日はキャロちゃんのご主人様がちょうどお昼ごろいらしたので 旧軽の裏手の通りにあるイタリアンのアダージョへ。




テラス席があるので ミッシェル連れでもOKです。

頂いたのは 渡り蟹のパスタ。




かに味噌がほろ苦い大人の味のパスタでした。


こちらのお店の入り口にお野菜が置いてあり、お金をかごにいれて持っていくようになっています。その中に バジル 100円 お好きなだけ、となっているではありませんか。大きな葉っぱの見るからに元気なバジル。これはもう 「お好きなだけ」頂いていくっきゃ ありません。 帰りの車のなかもいい香りでいっぱいでした。


毎日 お昼は外でランチを頂いておりましたが 夜も手抜きで美味しいものがいただけるのです。

旧軽にある芦屋亭のいうレストランが御弁当をデリバリーしてくれるのです。
このお店は 女性のオーナーが有機野菜にこだわって 家庭的なお料理を作るお店です。今回も2回も デリバリーをお願いしてしまいました。




軽井沢弁当 これで1050円。色々なお味が楽しめます。






おすすめ弁当1575円。パウンドケーキのデザート付です。



お料理好きな私たち。もちろん 作りもしましたよん。


軽井沢にはツルヤという大きなスーパーがありまして その品揃えの見事なことは東京のスーパーを越えています。イベリコ豚までありました。。。。

軽井沢ならではの食材・・・・

軽井沢菜、花豆、にじます、鯉のあらい・・・・そして新鮮な高原野菜。

また腸詰屋のソーセージ、アトリエ フロマージュのチーズ、フランスベーカリーのパン、セルフィーユのディップたちも忘れてはなりません。


作ったものの写真は撮り忘れておりますが 軽井沢高原ビールや美味しいワインとともに 楽しい語らいを愉しみつつお食事を楽しみました。。。
静かな夜は ふけていきました。








大人の軽井沢

2009-08-12 11:33:53 | 旅行
今年も軽井沢に行ってきました。
一年ぶりです。

8月1日 主人とミッシェルと車で軽井沢へ。
ETC効果で渋滞を予想していましたが 何とか流れていてお昼前につきました。

軽井沢は 犬連れの方が多いのです。
どのワンコたちも飼い主の気合がはいっています。



このプードルたちはサングラスまでしているのです。(実際 本犬には迷惑でしょうけれど・・・)
こうしたお洒落犬が多い中、裸のミッシェルは野生児みたいで ちょっと可愛そうです。そこで 早速 ミッシェルのお洋服を買いました。

 これでミッシェルも 《軽井沢犬》です。 





今回は主人が3日に新幹線で東京にもどり、入れ違いにお友達がいらしてくださいました。そのお友だちが2泊して 5日にはキャロちゃんととりちゃんがいらっしゃいました。とりちゃんはお仕事の関係で一泊でお帰りになりキャロちゃんが残ってくださいました。金曜日にキャロちゃんのご主人がに車で、うちの主人が仕事の帰りに新幹線で軽井沢に戻り 金、土、日と夫婦二組で過ごしました。


ちょっと前まで 子どもたち主体で虫を取ったり、サイクリング、遊園地で過ごす軽井沢でしたがこうして 大人だけで愉しめる年代になったのですね。

でも それこそが本来の軽井沢での過ごし方かもしれません。
この街は思いのほか お歳を召した方のほうが多いのです。

今回も品川、練馬ナンバーのベンツやBMWで60~70代のご婦人方がお友だち同士でいらしているグループにたくさん会いました。
この年代のご婦人方 すっごくパワフルです。
若輩者の私たち・・・・タジタジです。(近い将来 あ~いう風になるのかな








ミッシェル なぜか・・・年増のワンコが好きなのです。
若いピチピチした子より なぜか 年上が好きみたい・・・・・