親宅に配達荷物の受け取りに行った。
1年半前に父が他界し母は施設にいるので空き家になっている。
いつも真っ先に全ての窓を開けて空気を入れ替える。
人が住まない家は空気が澱んでいる。
数年前までここに寝泊まりして両親の介護をしていたけど、今ではとても泊まる気にもなれない。
家というもの、人が住んでこそ家だとあらためて思う。
この家、父が亡くなって1年半が過ぎたけど、未だに相続登記していない。
そのため固定資産税の請求宛先は、母他3名となっている。
さてこのたび民法が改正され、2024年に相続登記が義務化され相続発生から3年以内に手続きしないと過料の対象となるというのだ。
母はまもなく97歳だ。
もうその家で生活することは不可能だ。
かといって私が相続してもお荷物になるだけ。
ならば売却しようと思うが、その場合、母の住民票をどこにおくか、決めなければならない。
施設に移すか、私の家にするか、母と同じ市に住む姉の家にするか。
介護サービスのことを思えば今の市のまま方がいいかもしれない。
施設は親宅から200メートルのところで、何かと便利だ。
売却時期含めて色々思案のしどころだ。