去年の秋に行われたバンダイのイベントTAMASHII NATION 2009 Autumnにてまさかまさかの展示が行われてネット上に衝撃を与えて以来、常にその動向を追い続けてきたROBOT魂ゼーガペインアルティールがついに発売!!
この日をどれだけ待ち焦がれてきた事か!!
まずはそんなROBOT魂アルティールの軌跡を自分が追えていた限りで紹介。
2009年秋、初展示の時の物。CADデータから出力したもの。多分。それゆえ表面がざらざらしてるしまともに自立するのすら困難なようで気の抜けた立ち方になっている。この段階では光装甲の中身が作られて無いけど、これはこれで味があるような。
光装甲がプラモ版準拠になってるのも興味深い。
また成型色が透明でその上から塗装がされているためか腕のジグザグ上のモールドや足首の突起まで
クリアー処理になっていて製品版より豪華な部分も少なからずある。
これが発表された当時twiitterやネットの各地で大いに盛り上がった事は今でも鮮明に覚えてる。
手首が握り手じゃない事に嘆く人、本当に発売されるのか困惑している人、色々居たなぁ・・
2010年2月のイベント魂フィーチャーズ東京にて展示された時の物。
会場入り口入ってすぐゼーガというなんかvip待遇すぎて怖くなってくるような仕様で展示されてたのが印象的。
隣にアンチゼーガが参考出展されていたのも「アルティール売れないと出さないからな!」というメッセージにしか聞こえんw
アルティールは前回からだいぶ手を加えられていて、光装甲の色味がだいぶ落ち着いた色になり、中身も作られるように。あとホロボルトが「展開状態」で一本展示されていて「この状態じゃ劇中の1シーンしか再現できないじゃん!」やら「まさか一本しか付かないとか・・・」等とネット上でボロクソ言われてたのが印象的。
また偶然(?)担当者の方を質問責めにする機会をいただけたので思い切り質問させてもらったのは良い思い出。
(質問の詳細はここで http://d.hatena.ne.jp/migelfutosi/20100211/1265887915)
今回レビューする製品版では数々の要望がどれだけ取りいれられているかも気になる所。
同イベントの大阪での展示版。アルティール自体に手は加わっていないものの握り手とグワッと開いた平手、そしてホロボルトが二本に!!こっちでも大阪在住の方に質問をぶつけてもらって本当に感謝。それと質問を受けていただいた中の人にも感謝!
2010年4月に行われた東京国際アニメフェア2010展示版。展示上見れる角度が制限されていた魂フィ版よりあらゆる角度から見れるようになったのが特徴。肩のボールジョイント受けが緑色な事からアルティール自体は魂フィ版と同じものだと思われる。
再放送記念とはいえこの時期にゼーガのイベントがあったなんて今思うとフラグ過ぎてw
アルティール発売一か月前くらいだかにtwiiterの魂フィーチャーズさんのtwicpicにUPされたアルティールのテストショット。これでどこにどんな素材が使われているかが分かって面白かった。
顔を覆う装甲がクリアパーツだから製品版でも耳はクリアパーツじゃないですかやったー!かかともクリアパーツだ!って喜んでたのはいい思い出。
また写真は無いけどこの時期は各種模型誌にもアルティールが紹介されていた時期。モヒカン部分のクリアパーツが逆に付けられてtwitterで笑いものにされてたのも今となっては良い思い出です・・・(遠い目)
公式サイト等で見れる商品画像。この手のモンのお約束か製品版よりだいぶ豪華で見映えもするようになってる。光子翼にグラデーション入ってたりとか。こういうの一種の詐欺みたいなもんだからやめればいいと思うんだけど・・・でもカッコいい(ビクンビクン
写真によっては光装甲に劇中通りの白いスミイレが入ってたりしたんだけどこれは製品版ではオミットされるのはなんとなく分かってたw
そして7月31日に発売された製品版ゼーガペインアルティールがこちら。秋葉原ヨドバシでは午後2時ごろに売り切れるほどの人気っぷり。あのゼーガが。
その後も各ヨドバシをはじめ各地で売り切れてってるみたいなんで迷ってる人は早めに買っておくといいかも。今のうちに買っておけば後続のROBOT魂SIDE HLにつながるしな!
今回のレビューではこの日のために(これからも使いまわすけどw)撮影ブースを作ってみたりした。
やっぱ一番好きなアニメの主役メカともなるとだいぶ時間を忘れて写真撮っちゃうね。
てなわけでROBOT魂ゼーガペインアルティールのレビュー開始。エンタングル!!
・手始めに横、前、後から撮ってみる
※夕暮れっぽい雰囲気を出すために白熱灯を使用しています。
斜めから煽り気味に。やはりアルティールといえばこのナナメから見た時のカッコよさ!
全身がほぼプラ製で各部の造形も凄いシャープ。さながら一部塗装済みのプラモデルか、あるいは在りし日のハイコンプロを彷彿とさせる。
プロポーションは胸部装甲が劇中より小さめに、胸と頭を繋ぐ部分の高さが低くなり、異形じみていた姿がだいぶ人間らしいヒロイックなプロポーションに。素直にカッコいい。
正面から。後述の魂を感じられる可動で力を入れた体育会系的立ちポーズも自由自在。
いや、ホントいいもんだ。
各部の彩色も美しくて、特に光装甲は装甲内部がメッキシルバーで塗装されており(光装甲が取り外しできないからこその選択肢!)光装甲内部のディティールも目立って凄く美しい。
背中。13cmという小さめなサイズの割に全身いたる所にディティールがあり御覧の通りのクリアパーツの塊なのでアクションフィギュア的な面では無く普通のフィギュアとしてもかなり立体映えするものに。
背中のシルエットもゼーガ特有のソレで非常にカッコイイ。
・バストアップ
肩と胸から下を外して撮影。
こういう飾り方も胸像っぽくて良いなーとか。
というかアクションフィギュアをそういう風に飾れるってのが凄い事で。
アップにしても塗装のはみ出し等が見られないことからアクションフィギュアにあまり触れない人も凄さが分かるんじゃないかと。
というか低価格帯アクションフィギュアとは思えないくらいにパーツ数が多いからって理由もあるんだけど。これが魂か・・・!
顔は正面から見た時の横幅をもうちょい広めにした方が好みだったかなー。でもこれだけで十分過ぎるしまぁゼーガの正面顔は元々イケメンじゃないし全然OK。
頭部の光装甲の中身はオミットされてるんだけどこの頭のサイズじゃしょうがないとしか。
持ってる人ならば誰しもが思うんだけどこのアルティールの顔、元デザインも相まってかなり小さいんだもの。(プロポーションが悪いという意味で無く、フィギュアのサイズが小さい故に)
よくホントこれを塗装できるわ・・
あとゼーガファンなら耳部分がクリアパーツな事に凄い喜ぶハズ。なぜならプラモ版はクリアパーツでは無かったから。
あれはプラモの仕様上仕方なかったんだけど、これだけでもうテンションダダ上がりですよ。
この時点で気持ち悪いくらいのベタ褒めだけどあえてここはもうちょい変えた方がいいって思う所は目の塗装くらいかなー。ここは同ROBOT魂のクロスボーンガンダムX-3等で使われてるメタリック塗装の方が映えたと思う。写真撮ってる時に目が見えなくて寂しくなったので。
・可動紹介
首はまさかまさかの引き出し式。
この可動を知った時の自分のテンションの上がりっぷりと言ったら。
首を引きだすと首のまわりに可動域が確保されるので・・・
顎を引いたり首を上に上げたりすることが可能。
後述の腰部可動でさらに柔軟なポーズを取らせることも可能。
横ロール軸かたいして効果の無いボールジョイント接続になってるかと思ったのに。完全に良い意味で予想を裏切られた感。
ゼーガは劇中で見上げる様なポーズが多かっただけにこれは嬉しい。
当然横も向ける。横を向くのにもさっきの引き出し関節が存分に役立つ。
だがこれはROBOT魂アルティールの魂の込めっぷりの序章でしかなかったのだ…
・肩可動
肩のジョイントの付け根は大胆な大型のボールジョイント接続。
原作での肩関節はこんな形状では無かったけど、アクションフィギュアらしい可動優先の解釈として面白いのでよし!
そういって何かを犠牲にしただけあって実際グリグリ動かせる。プラモ版も肩周りはあんま動かなかったからなー。ROBOT魂版アルティールはゼーガ系唯一の立体物だったプラモ版アルティールをかなり意識して作られているのでプラモ版アルティールを持っていると違いが分かって凄い面白い。
肩の下に横ロール軸があるのでツッコミ等のポーズも自由自在。(友情出演:ギラ・ズール)
肘はROBOT魂汎用関節を使用した二重関節構造。肩に手をあてるポーズができるくらいに曲がるのでこのように全力疾走するポーズも決まる!ゼーガは劇中で走ったりしないけどな!!
!
( ・`ω・)ドヤッ
手首はボールジョイント接続で可動。なのでこのようなポーズもできる。
ネコパンチ!
腕の甲の光装甲は非可動(劇中では地味に可動してた)なのでパンチをしようとしても腕より先に光装甲がぶつかってしまうという。
実際にイベントで質問した時、中の人によると忘れてたわけじゃなくて軸が目立って見栄えが悪くなるからあえてオミットしたって言ってたからなー。忘れてたらゲンナリしてたけど把握した上であえてオミットするなら全然良いかな、と。ポージングを工夫すれば・・・!
ここまで紹介した可動を活かしたポーズ例。
腕の装甲には穴が二つ。プラモ版は丸い軸穴にピン接続する方式で不安定だったので二つの穴の接続でぶれなくなったのは嬉しい所。
ただこの穴、右腕と左腕で微妙に向きが違うので劇中で見せた「両腕にホロニックランチャー」が再現できないという。ここはちょっと魂を感じないなーとは思った。
肘のラインに妙に違和感を覚えるけどこれは魂フィーチャーズの時にも質問してて、可動とギミックの問題上でこれについては原作者の人もこれでOKを出してるとか。
そのギミックとは。
肘が横ロールできるよ!!!・・・・うん。
まぁなんともこれだけだと地味に見えるがこのギミックは後述のホロニックシールドの時や細かいポーズをつける時に結構活きてきたりする。
ここも肩のボールジョイント同様実にアクションフィギュアらしい選択を選んだなーとか。
またこの横ロールの軸には微妙に角度が付いていて山口式可動っぽくなってるんだけど今度開催されるイベント魂フェスティバルでファフナーが展示されるとか。ファフナーも設定段階で山口式可動を採用したメカなのでこれはその山口式可動の実験なのかなーとか考えたりしてる。
あと
腕が外せるのはいったいなんなんでしょうかね。
僕もこう、
楽しみに考えていたりします。
肩は御覧の通りほぼ水平まで上げる事が可能。
・胸~腰周り
胸部は元々のアルティールのデザインには無い内部フレームのような何かが。
いったいなんなんでしょうかね。僕もこうry
情報量が増えて良い感じにはなってるんだけどこれは賛否ありそうなアレンジだよなー。
このアレンジの何が一番アレって元々ゼーガのこの胸部の光装甲部分は覆うものが光装甲だけでホロニックローダーから下りる場合にはここの光装甲を解除して外に出たりするって感じなのにこれだと「今乗ってるのは幻体だけどやがていつか人間が乗る状況も想定してある」っていうゼーガペインの重要な要素が蔑ろになっちゃってるんだよね。このコクピットにどこから入れと。
データゆえの転送ができる幻体しか乗れない人間様お断り仕様。
まぁ、こまけぇこたぁいいんだよ、って言ったらそれまでなんだけども。
背中側には著作権やらなんやらと台座用の接続穴が。ここに著作権やらを配置したのは本当に上手い。
台座や羽根を装備していると完全に隠れる位置。こういう細かい所から制作者のこだわりが見えて本当にゼーガ好きなんだな、ってのが伝わって遊んでる方も嬉しくなる。
胸部はボールジョイント接続で上下にスイングする事が可能。発売前はかなり関節が細そうで
ゼーガ自体が上半身重量過多っぽいデザインなので(放送当時名前以外の理由でデモンベインに似てるって言われてたのは伊達じゃ無い!)不安だったけども全身がプラ製で軽くそういった不安要素は心配ご無用だった。
前述の首の引き出し関節と組み合わせればかなり豊かに表情を作れる。
当然上半身を横に大きく動かすことも可能でボールジョイントゆえの動かしやすさもある。
当初の予定ではここも引き出し関節を検討していたっぽいけどやっぱ重量の関係でオミットされたんだろうか。
必要十分以上に動いてくれるので全然構わないし結構負担のかかる部分なのでありがたいんだけど。
・下半身の可動。
元のデザインからして動きそうにない部分の一つであるチューペットに横から棒を刺したのような股周り。
接続はボールジョイントで大胆に可動域を確保しながらもなおかつ見映えを悪くしない絶妙のバランスになっていて素晴らしい。
またボールジョイント軸がフィギュアーツ等で見られる上下スイングが可能な処理となっておりパーツ同士が干渉する場合はここを下げて可動域を確保する構造になっている。
(写真の右足がスイングを一番下まで下ろした状態で左足が一番上まで上げた状態)
またサイドアーマーも前後に可動し股を横に広げても干渉しない作りになっている。
頑張り過ぎである。
ボールジョイント接続という特性上足を開脚しすぎると(といっても意識的にやらなきゃならないけど)足が外れる事がある。
それがネックになるかもしれないがボールジョイントは消耗してもボール部分を接着剤なりで補強すればまた強度が復活するのでメンテナンス性が高い長所もある。
手足等各部の取り外しが容易な仕様はゲーム版ゼーガペインのパーツセットを限定で販売するフラグ・・・と思ってるけどどうな
んだろうか。プレイバリューだいぶ広がるけどお値段がアルティール一体分とか平気で超えそうで怖い。
なのでこのように思い切り垂直に足を挙げられるし
ハイキックだって決まったりする。
また膝は二重関節になっているのだがゼーガペインの元々の膝関節のデザインを活かしながら二重関節にしているのが面白い。
二重関節なので膝もゼーガとは思えないほど曲がるので前述の股関節可動と組み合わせて飛び蹴りもバッチリ決められる。
[8月3日19:00追記]
出荷状態で膝関節がしっかりハマってない個体が結構ある様で。
画像は模型裏から拝借したものだけど、これの通り関節をちゃんとハメてやると足のラインがだいぶ綺麗になる。
図の通りドライヤーで温めてパーツを外してやるからやるのが一番安全確実だけど股関節から一端足を外して膝関節を膝下に押し込んでやっても出来ない事はない。自己責任で。
これのメリットは足のラインだけでなく膝のリングパーツもカッチリ合うようになる所。
立膝できるゼーガ・・・胸が熱くなるな。最終回などでも立膝は見せていたので意外と印象深いポーズだったりする。
足首は上部と下部で二重構造になっており非常に柔軟に可動する。
このようにどんなポーズでも接地することが可能。
空中戦主体のメカなのにここまで足回りの可動を頑張るとは・・・
つま先はいかにも可動しそうだけど可動しない。が、代わりに足首関節がこんな変態構造になってるので必要無いかと思われる。
頑張ればここまでできてしまう。
かかとの光装甲が綺麗だけどこの部分の光装甲は一体どういう状況で役に立つのだろうか。かかと落としか、攻めの光装甲なのか。
あぐらをかけるアルティールの立体物が出るとは誰が思ったか・・・
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この日をどれだけ待ち焦がれてきた事か!!
まずはそんなROBOT魂アルティールの軌跡を自分が追えていた限りで紹介。
2009年秋、初展示の時の物。CADデータから出力したもの。多分。それゆえ表面がざらざらしてるしまともに自立するのすら困難なようで気の抜けた立ち方になっている。この段階では光装甲の中身が作られて無いけど、これはこれで味があるような。
光装甲がプラモ版準拠になってるのも興味深い。
また成型色が透明でその上から塗装がされているためか腕のジグザグ上のモールドや足首の突起まで
クリアー処理になっていて製品版より豪華な部分も少なからずある。
これが発表された当時twiitterやネットの各地で大いに盛り上がった事は今でも鮮明に覚えてる。
手首が握り手じゃない事に嘆く人、本当に発売されるのか困惑している人、色々居たなぁ・・
2010年2月のイベント魂フィーチャーズ東京にて展示された時の物。
会場入り口入ってすぐゼーガというなんかvip待遇すぎて怖くなってくるような仕様で展示されてたのが印象的。
隣にアンチゼーガが参考出展されていたのも「アルティール売れないと出さないからな!」というメッセージにしか聞こえんw
アルティールは前回からだいぶ手を加えられていて、光装甲の色味がだいぶ落ち着いた色になり、中身も作られるように。あとホロボルトが「展開状態」で一本展示されていて「この状態じゃ劇中の1シーンしか再現できないじゃん!」やら「まさか一本しか付かないとか・・・」等とネット上でボロクソ言われてたのが印象的。
また偶然(?)担当者の方を質問責めにする機会をいただけたので思い切り質問させてもらったのは良い思い出。
(質問の詳細はここで http://d.hatena.ne.jp/migelfutosi/20100211/1265887915)
今回レビューする製品版では数々の要望がどれだけ取りいれられているかも気になる所。
同イベントの大阪での展示版。アルティール自体に手は加わっていないものの握り手とグワッと開いた平手、そしてホロボルトが二本に!!こっちでも大阪在住の方に質問をぶつけてもらって本当に感謝。それと質問を受けていただいた中の人にも感謝!
2010年4月に行われた東京国際アニメフェア2010展示版。展示上見れる角度が制限されていた魂フィ版よりあらゆる角度から見れるようになったのが特徴。肩のボールジョイント受けが緑色な事からアルティール自体は魂フィ版と同じものだと思われる。
再放送記念とはいえこの時期にゼーガのイベントがあったなんて今思うとフラグ過ぎてw
アルティール発売一か月前くらいだかにtwiiterの魂フィーチャーズさんのtwicpicにUPされたアルティールのテストショット。これでどこにどんな素材が使われているかが分かって面白かった。
顔を覆う装甲がクリアパーツだから製品版でも耳はクリアパーツじゃないですかやったー!かかともクリアパーツだ!って喜んでたのはいい思い出。
また写真は無いけどこの時期は各種模型誌にもアルティールが紹介されていた時期。モヒカン部分のクリアパーツが逆に付けられてtwitterで笑いものにされてたのも今となっては良い思い出です・・・(遠い目)
公式サイト等で見れる商品画像。この手のモンのお約束か製品版よりだいぶ豪華で見映えもするようになってる。光子翼にグラデーション入ってたりとか。こういうの一種の詐欺みたいなもんだからやめればいいと思うんだけど・・・でもカッコいい(ビクンビクン
写真によっては光装甲に劇中通りの白いスミイレが入ってたりしたんだけどこれは製品版ではオミットされるのはなんとなく分かってたw
そして7月31日に発売された製品版ゼーガペインアルティールがこちら。秋葉原ヨドバシでは午後2時ごろに売り切れるほどの人気っぷり。あのゼーガが。
その後も各ヨドバシをはじめ各地で売り切れてってるみたいなんで迷ってる人は早めに買っておくといいかも。今のうちに買っておけば後続のROBOT魂SIDE HLにつながるしな!
今回のレビューではこの日のために(これからも使いまわすけどw)撮影ブースを作ってみたりした。
やっぱ一番好きなアニメの主役メカともなるとだいぶ時間を忘れて写真撮っちゃうね。
てなわけでROBOT魂ゼーガペインアルティールのレビュー開始。エンタングル!!
・手始めに横、前、後から撮ってみる
※夕暮れっぽい雰囲気を出すために白熱灯を使用しています。
斜めから煽り気味に。やはりアルティールといえばこのナナメから見た時のカッコよさ!
全身がほぼプラ製で各部の造形も凄いシャープ。さながら一部塗装済みのプラモデルか、あるいは在りし日のハイコンプロを彷彿とさせる。
プロポーションは胸部装甲が劇中より小さめに、胸と頭を繋ぐ部分の高さが低くなり、異形じみていた姿がだいぶ人間らしいヒロイックなプロポーションに。素直にカッコいい。
正面から。後述の魂を感じられる可動で力を入れた体育会系的立ちポーズも自由自在。
いや、ホントいいもんだ。
各部の彩色も美しくて、特に光装甲は装甲内部がメッキシルバーで塗装されており(光装甲が取り外しできないからこその選択肢!)光装甲内部のディティールも目立って凄く美しい。
背中。13cmという小さめなサイズの割に全身いたる所にディティールがあり御覧の通りのクリアパーツの塊なのでアクションフィギュア的な面では無く普通のフィギュアとしてもかなり立体映えするものに。
背中のシルエットもゼーガ特有のソレで非常にカッコイイ。
・バストアップ
肩と胸から下を外して撮影。
こういう飾り方も胸像っぽくて良いなーとか。
というかアクションフィギュアをそういう風に飾れるってのが凄い事で。
アップにしても塗装のはみ出し等が見られないことからアクションフィギュアにあまり触れない人も凄さが分かるんじゃないかと。
というか低価格帯アクションフィギュアとは思えないくらいにパーツ数が多いからって理由もあるんだけど。これが魂か・・・!
顔は正面から見た時の横幅をもうちょい広めにした方が好みだったかなー。でもこれだけで十分過ぎるしまぁゼーガの正面顔は元々イケメンじゃないし全然OK。
頭部の光装甲の中身はオミットされてるんだけどこの頭のサイズじゃしょうがないとしか。
持ってる人ならば誰しもが思うんだけどこのアルティールの顔、元デザインも相まってかなり小さいんだもの。(プロポーションが悪いという意味で無く、フィギュアのサイズが小さい故に)
よくホントこれを塗装できるわ・・
あとゼーガファンなら耳部分がクリアパーツな事に凄い喜ぶハズ。なぜならプラモ版はクリアパーツでは無かったから。
あれはプラモの仕様上仕方なかったんだけど、これだけでもうテンションダダ上がりですよ。
この時点で気持ち悪いくらいのベタ褒めだけどあえてここはもうちょい変えた方がいいって思う所は目の塗装くらいかなー。ここは同ROBOT魂のクロスボーンガンダムX-3等で使われてるメタリック塗装の方が映えたと思う。写真撮ってる時に目が見えなくて寂しくなったので。
・可動紹介
首はまさかまさかの引き出し式。
この可動を知った時の自分のテンションの上がりっぷりと言ったら。
首を引きだすと首のまわりに可動域が確保されるので・・・
顎を引いたり首を上に上げたりすることが可能。
後述の腰部可動でさらに柔軟なポーズを取らせることも可能。
横ロール軸かたいして効果の無いボールジョイント接続になってるかと思ったのに。完全に良い意味で予想を裏切られた感。
ゼーガは劇中で見上げる様なポーズが多かっただけにこれは嬉しい。
当然横も向ける。横を向くのにもさっきの引き出し関節が存分に役立つ。
だがこれはROBOT魂アルティールの魂の込めっぷりの序章でしかなかったのだ…
・肩可動
肩のジョイントの付け根は大胆な大型のボールジョイント接続。
原作での肩関節はこんな形状では無かったけど、アクションフィギュアらしい可動優先の解釈として面白いのでよし!
そういって何かを犠牲にしただけあって実際グリグリ動かせる。プラモ版も肩周りはあんま動かなかったからなー。ROBOT魂版アルティールはゼーガ系唯一の立体物だったプラモ版アルティールをかなり意識して作られているのでプラモ版アルティールを持っていると違いが分かって凄い面白い。
肩の下に横ロール軸があるのでツッコミ等のポーズも自由自在。(友情出演:ギラ・ズール)
肘はROBOT魂汎用関節を使用した二重関節構造。肩に手をあてるポーズができるくらいに曲がるのでこのように全力疾走するポーズも決まる!ゼーガは劇中で走ったりしないけどな!!
!
( ・`ω・)ドヤッ
手首はボールジョイント接続で可動。なのでこのようなポーズもできる。
ネコパンチ!
腕の甲の光装甲は非可動(劇中では地味に可動してた)なのでパンチをしようとしても腕より先に光装甲がぶつかってしまうという。
実際にイベントで質問した時、中の人によると忘れてたわけじゃなくて軸が目立って見栄えが悪くなるからあえてオミットしたって言ってたからなー。忘れてたらゲンナリしてたけど把握した上であえてオミットするなら全然良いかな、と。ポージングを工夫すれば・・・!
ここまで紹介した可動を活かしたポーズ例。
腕の装甲には穴が二つ。プラモ版は丸い軸穴にピン接続する方式で不安定だったので二つの穴の接続でぶれなくなったのは嬉しい所。
ただこの穴、右腕と左腕で微妙に向きが違うので劇中で見せた「両腕にホロニックランチャー」が再現できないという。ここはちょっと魂を感じないなーとは思った。
肘のラインに妙に違和感を覚えるけどこれは魂フィーチャーズの時にも質問してて、可動とギミックの問題上でこれについては原作者の人もこれでOKを出してるとか。
そのギミックとは。
肘が横ロールできるよ!!!・・・・うん。
まぁなんともこれだけだと地味に見えるがこのギミックは後述のホロニックシールドの時や細かいポーズをつける時に結構活きてきたりする。
ここも肩のボールジョイント同様実にアクションフィギュアらしい選択を選んだなーとか。
またこの横ロールの軸には微妙に角度が付いていて山口式可動っぽくなってるんだけど今度開催されるイベント魂フェスティバルでファフナーが展示されるとか。ファフナーも設定段階で山口式可動を採用したメカなのでこれはその山口式可動の実験なのかなーとか考えたりしてる。
あと
腕が外せるのはいったいなんなんでしょうかね。
僕もこう、
楽しみに考えていたりします。
肩は御覧の通りほぼ水平まで上げる事が可能。
・胸~腰周り
胸部は元々のアルティールのデザインには無い内部フレームのような何かが。
いったいなんなんでしょうかね。僕もこうry
情報量が増えて良い感じにはなってるんだけどこれは賛否ありそうなアレンジだよなー。
このアレンジの何が一番アレって元々ゼーガのこの胸部の光装甲部分は覆うものが光装甲だけでホロニックローダーから下りる場合にはここの光装甲を解除して外に出たりするって感じなのにこれだと「今乗ってるのは幻体だけどやがていつか人間が乗る状況も想定してある」っていうゼーガペインの重要な要素が蔑ろになっちゃってるんだよね。このコクピットにどこから入れと。
データゆえの転送ができる幻体しか乗れない人間様お断り仕様。
まぁ、こまけぇこたぁいいんだよ、って言ったらそれまでなんだけども。
背中側には著作権やらなんやらと台座用の接続穴が。ここに著作権やらを配置したのは本当に上手い。
台座や羽根を装備していると完全に隠れる位置。こういう細かい所から制作者のこだわりが見えて本当にゼーガ好きなんだな、ってのが伝わって遊んでる方も嬉しくなる。
胸部はボールジョイント接続で上下にスイングする事が可能。発売前はかなり関節が細そうで
ゼーガ自体が上半身重量過多っぽいデザインなので(放送当時名前以外の理由でデモンベインに似てるって言われてたのは伊達じゃ無い!)不安だったけども全身がプラ製で軽くそういった不安要素は心配ご無用だった。
前述の首の引き出し関節と組み合わせればかなり豊かに表情を作れる。
当然上半身を横に大きく動かすことも可能でボールジョイントゆえの動かしやすさもある。
当初の予定ではここも引き出し関節を検討していたっぽいけどやっぱ重量の関係でオミットされたんだろうか。
必要十分以上に動いてくれるので全然構わないし結構負担のかかる部分なのでありがたいんだけど。
・下半身の可動。
元のデザインからして動きそうにない部分の一つであるチューペットに横から棒を刺したのような股周り。
接続はボールジョイントで大胆に可動域を確保しながらもなおかつ見映えを悪くしない絶妙のバランスになっていて素晴らしい。
またボールジョイント軸がフィギュアーツ等で見られる上下スイングが可能な処理となっておりパーツ同士が干渉する場合はここを下げて可動域を確保する構造になっている。
(写真の右足がスイングを一番下まで下ろした状態で左足が一番上まで上げた状態)
またサイドアーマーも前後に可動し股を横に広げても干渉しない作りになっている。
頑張り過ぎである。
ボールジョイント接続という特性上足を開脚しすぎると(といっても意識的にやらなきゃならないけど)足が外れる事がある。
それがネックになるかもしれないがボールジョイントは消耗してもボール部分を接着剤なりで補強すればまた強度が復活するのでメンテナンス性が高い長所もある。
手足等各部の取り外しが容易な仕様はゲーム版ゼーガペインのパーツセットを限定で販売するフラグ・・・と思ってるけどどうな
んだろうか。プレイバリューだいぶ広がるけどお値段がアルティール一体分とか平気で超えそうで怖い。
なのでこのように思い切り垂直に足を挙げられるし
ハイキックだって決まったりする。
また膝は二重関節になっているのだがゼーガペインの元々の膝関節のデザインを活かしながら二重関節にしているのが面白い。
二重関節なので膝もゼーガとは思えないほど曲がるので前述の股関節可動と組み合わせて飛び蹴りもバッチリ決められる。
[8月3日19:00追記]
出荷状態で膝関節がしっかりハマってない個体が結構ある様で。
画像は模型裏から拝借したものだけど、これの通り関節をちゃんとハメてやると足のラインがだいぶ綺麗になる。
図の通りドライヤーで温めてパーツを外してやるからやるのが一番安全確実だけど股関節から一端足を外して膝関節を膝下に押し込んでやっても出来ない事はない。自己責任で。
これのメリットは足のラインだけでなく膝のリングパーツもカッチリ合うようになる所。
立膝できるゼーガ・・・胸が熱くなるな。最終回などでも立膝は見せていたので意外と印象深いポーズだったりする。
足首は上部と下部で二重構造になっており非常に柔軟に可動する。
このようにどんなポーズでも接地することが可能。
空中戦主体のメカなのにここまで足回りの可動を頑張るとは・・・
つま先はいかにも可動しそうだけど可動しない。が、代わりに足首関節がこんな変態構造になってるので必要無いかと思われる。
頑張ればここまでできてしまう。
かかとの光装甲が綺麗だけどこの部分の光装甲は一体どういう状況で役に立つのだろうか。かかと落としか、攻めの光装甲なのか。
あぐらをかけるアルティールの立体物が出るとは誰が思ったか・・・
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