怪獣ママの育児奮戦記

育児はまさに育自!毎日忍耐がまん辛抱の連続。
そんな甘ったれで好奇心旺盛の娘との奮戦記。

こどもの【生きる力】を発芽させよう

2006-01-13 | 奮戦記
ネットで検索していたら、菅原裕子さんの記事をいっぱい見つけました。その中で、これが一番、先日聞いた講演会の内容を網羅していると思います。

先日の私の書いた講演会の内容より、ずっとわかりやすいです。(^^)

菅原裕子さんの記事 「こどもの【生きる力】を発芽させよう」

ママも

2006-01-13 | 感動!!
昨日は保育園の後、チビ怪獣と一緒にお買い物。
アンパンマンの絵を見ると、以前にもまして反応するようになってきているので、今回も案の定めざとく「アンパンマンのハヤシライス」を見つけて大騒ぎ。
しかも、アカチャンマン(知ってるキャラクター)の絵まで書いてあるではないですか~。
まぁ、ハヤシライス食べさせたことなかったからいっか・・・と買ってあげることにしました。

そしたら、チビ怪獣うれしそうに「ママも食べる?」と何度も聞き返します。

あれ?そういえば、今まで何か買っても、
「これ、みおちゃんの~~!!」と絶対はなさなかったのに
「ママも・・・」という言葉が出てくるようになったのは、
少しは相手のことを考えて口に出せるようになったのかなぁ。

ちょっとじんとしました。

「ひび割れ壺」の物語

2006-01-12 | 感動!!

先日講演会で最後にしてくださったお話。本の最後にのっていました。
物語のタイトルは「ひび割れ壺」・・・でした。先日私は「欠けたつぼ」ってこのblogで書いてしまいました。なんか違うなぁとは思っていたんですけど・・・。(笑)

さらっと読んでくださったお話でしたが、とても心に残ったので、ここに記しておこうと思います。きっとこれを読まれた方は、必ず何か感じるところがあると思うから。
時間のある方はぜひ読んでみてください。

 

「ひび割れ壺」

 インドのある水汲みの人足は二つの壺をもっていました。
 天秤棒の端にそれぞれの壺をさげ、首の後ろで天秤棒を左右にかけて、かれは水を運びます。
 その壺のひとつにはひびが入っています。もうひとつの完璧な壺が、小川からご主人様の家まで一滴の水もこぼさないのに、ひび割れ壺は人足が水をいっぱい入れてくれても、ご主人様の家に着くころには半分になっているのです。
 完璧な壺は、いつも自分を誇りに思っていました。なぜなら、彼が作られたその本来の目的をいつも達成することができたから。
 ひび割れ壺はいつも自分を恥じていました。なぜなら、彼が作られたその本来の目的を、彼は半分しか達成することができなかったから。

 二年が過ぎ、すっかり惨めになっていたひび割れ壺は、ある日、川のほとりで水汲み人足に話しかけました。
「私は自分が恥ずかしい。そして、あなたにすまないと思っている。」
「なぜ、そんなふうに思うの?」
 水汲み人足はたずねました。
「何を恥じているの?」
「この二年間、私はこのひびのせいで、あなたのご主人様の家まで水を半分しか運べなかった。水が漏れてしまうから、あなたがどんなに努力をしても、その努力が報われることがない。私はそれがつらいんだ。」
 壺は言いました。
 水汲み人足は、ひび割れ壺を気の毒に思い、そして言いました。
「これからご主人様の家に帰る途中、道端に咲いているきれいな花を見てごらん」

 天秤棒にぶるさげられて丘を登っていくとき、ひび割れ壺はお日様に照らされ美しく咲き誇る道端の花に気づきました。
 花は本当に美しく、壺はちょっと元気になった気がしましたが、ご主人様の家に着くころには、また水を半分漏らしてしまった自分を恥じて、水汲み人足に謝りました。

 すると彼は言ったのです。
「道端の花に気づいたかい?花は君の側にしか咲いていないのに気づいたかい?僕は君からこぼれ落ちる水に気づいて、君が通る側に花の種をまいたんだ。そして君は毎日、僕たちが小川から帰る途中水をまいてくれた。この二年間、僕はご主人様の食卓に花を欠かしたことがない。君があるがままの君じゃなかったら、ご主人様はこの美しさで家を飾ることはできなかったんだよ。」

    (作者不詳  菅原裕子訳)

私たちはみな、それぞれユニークなひび割れをもっています。
私たち一人一人がひび割れ壺なのです。
私たちの仕事は、子どものひびを責めることではありません。
自分のひびを責めることでもありません。
子どものひびのために花の種をまくこと、
それこそが親の仕事です。
子どもたちはどんな花を咲かせてくれるでしょう。
そして、私たち親はどんな花を咲かせるでしょう。

(「子どもの心のコーチング」 菅原裕子著より)


さっそく本買いました!

2006-01-12 | 興味津々

先日講習会のお会いした「菅原裕子」さんの本を早速購入しました。

 「子どもの心のコーチング」
ハートフルコミュニケーション●親にできる66のこと

聞いたお話を思い出しながら、じっくりと読んでみたいと思います。(^^)


初詣

2006-01-11 | 心配
かぜっぴきのチビ怪獣。
あんまり冷たい風に当ててはいけないと
初詣もさっと済ませて、「さぁ、かえろうね。」といったら

「イヤ~!もっといるの~!!」とべそかいて抵抗!

パパが説得に行き、しぶしぶ帰ることに納得したものの
う~ん、なかなかいろいろすんなりとはいかなくなってきましたぞ~。




おにいちゃんとパチリ

2006-01-11 | 楽しい~~!!
お友達の家にチビ怪獣も一緒に遊びに行きました。

いつもチビ怪獣にいろいろお土産を買ってきてくれるおにいちゃんと一緒にパチリ。
まだ1歳にもならないころから、このおにいちゃんにはすぐになれて、いっぱい遊んでもらいました。
久しぶりに会っても、やっぱり覚えているみたい。(^^)

お兄ちゃんにもらったキティちゃんのグッズ、大事にしようね。

子どもの心のコーチング その3

2006-01-10 | 感動!!
講演会の後半で、菅原さんが言ったもうひとつのこと。
それは、親は「きき耳」の技術を持とうということです。

実は人間は、人の話を聞いているといっても本当はまったく聞いていないのだそうです。なぜなら人はみんな「色眼鏡」というめがねと、聞いたことを自分の思いをのせて聞いてしまう「きき耳」を持っているから。


・・・ということで、講演会に集まったメンバー全員「きき耳」テストというのをやってみました。
(状況)習い事が続いたことがない7歳の娘が、突然ピアノが習いたいという。またか・・・と思い「そのうちね」とかわしてきた母親。ところが、今回はしつこくて半年たってもいい続けている。そんなにやりたいなら・・と習わせることにし、ピアノも買った。
習い始めて、それはそれはうれしそうにピアノを弾いている娘を見て、母親も一安心。ところが、3回目のおけいこから帰ってきていきなりこう言った。 「ピアノやめる!もう行かない!」
さて、あなたなら親としてなんといいますか?包み隠さず思ったとおりに書きなさい。

全員がやってみました。
二人ペアになって、実際に親と子どもの役になり、言われてみて自分がどう感じるか疑似体験しました。

親の意見は、「ばかやろう!ピアノどうするんだ!」とか、「もう少しがんばってみたら?」とか、菅原先生から言わせると「脅迫」「強要」「説得」とも取れる親のことばがいっぱい。
それを聞いた子どもはみな、「言わなきゃよかった」「親が困ってるなぁ。」「どうしてわかってくれないの」とかいう気持ちになって前向きな気持ちが出てこない。

ちなみに私の相手は「やめちゃうの?もう少し続けてみたら?」といいました。それを言われた私は、「ママを困らせているなぁ」と思いました。

私自身は2歳の娘を想定していたので、「せっかくあなたのところにピアノが来てくれたのに、ひいてあげないとかわいそう。楽しそうにピアノを弾くのをみていると、ママはうれしかったなぁ。どうして行きたくないの?ママにお話してくれる?」
これは、菅原先生いわく「説得」と「説教」だそうです。 (^^ゞ


親はみなたいてい「ピアノを続けさせたい」という思いで子どもの話を聞きます。そして出てくることばは、続けさせたいという思いだけで子どもに返事をします。・・・まさにその通り。わたしもそうでした。

菅原先生は「子どものことばを鵜呑みにして信じていはいけない。」といいます。それを鵜呑みにするから、親がかえって子どもの問題をややこしくしてしまうのだとも・・・。
そんなことをしていると、こどもは親になにも打ち明けなくなるかもしれません。どうせわかってもらえないとこどもはあきらめてしまうからです。そして、フィードバックして自分で考えるということもしなくなってしまう・・・。

そこできき耳の技術として教えてもらったのが、

①(相手の気持ちを)理解するために

②(相手のことばを)繰り返す


・・・ということ。
「ピアノやめる?もう行かない?」優しく繰り返すというのです。

実際やってみて、発見がありました。
相手から、自分の出したことばを鸚鵡返しにそのまま返されると、適度な距離感と、え?本当にそれでいいのかな・・・と自問自答の気持ちが生まれてきたのです。

これは「鏡の効果」というそうです。自分自身で自問自答し、答えを見つけていく。それを頭ごなしに怒ったり、自分の思い通りに子どもをしようとすると子どもは心を閉ざしていく。聞いてもらっているという安心感も生まれない。ただただ、わかってくれないという不快感が残る結果となり、聞いてくれない!となる。

これは2才9ヶ月の娘にすぐに実行してみました。
「いや」という娘に、「いや?」と鸚鵡返しに繰り返してみたのです。
うん・・・と気まずそうにうなづいている娘に、「そう、いやなの。」というだけ。
あとは責めたりしません。
そうしたら、娘はしばらくして、やるべきことをちゃんとやりました。
思いっきり、「ママうれしいな~。」とほめてあげました。
こんな小さな子にもちゃんと自分の意志があって、ママの言うことをしっかりわかっているんだなと新鮮な発見と感動がありました。
今までは何か言ってあげなくちゃ・・・と思っていましたが、そんな考えはきっぱり捨てて、もっともっと子どもを信用して、子どもの考える力を育んであげたいとも思いました。

あと、講演を聴いたすぐあとから、マイナスの目で見るという視点も変えて、できることを探す目で見ようと何度も何度も心の中で唱えています。きっとそのうちに唱えなくてもできるようになるでしょう。(^^)

基本的に子どもは一個の人間。それを育てることってなんて難しいことなんでしょう。でも、悩みながら、自分をも成長していけるのではないかと今回実感しました。試行錯誤しながらも、これだけは忘れずに実行していこうと思います。

そして、自分が悪いと思ったら、2歳の子どもに対してでもすぐにあやまる。感謝したことは口で言う。自分の気持ちは素直に伝える。

親といえども一個の欠けたつぼ。
それを自覚して、生きていきたいと思いました。

自分のために書き留めておこうと思った文章ですが、ここまで読んでくださってありがとうございました。


子どもの心のコーチング その2

2006-01-10 | 感動!!

菅原先生は、子どもにしつけをしてはいけないともいいました。
しつけほど曖昧で個人的なものはない。
世の中で子どもを虐待して「しつけのつもりで殴った」という親がいるように。

それよりも親は子どもに「愛すること」「責任」「人の役に立つ喜び」を教えていけば、子どもは勝手にしつけられるとおっしゃっていました。


■愛すること

これは、子どもをただかわいがればいいのです。
親として。子どもは愛されている喜びを感じ、心のなかに自己肯定感が生まれます。
小さいときに愛情を受けずに育っている子どもは、とても生きにくい人生を送ることになる。究極の自己否定感は、自殺。自ら命を絶つことにもなりかねない。
愛されているという喜び・・・それが人間としてすべての土台なんですね。

■責任

朝、子どもをいつも起こしていて、もし起こし忘れて子どもが遅刻したとき、子どもは「親が起こしてくれなかった」と自分は反省しないで親をそしるでしょう。でもそれはあたりまえ。親が子どもに責任をもたせていないから。

もし自分で朝起きている子どもが寝坊して遅刻したら?学校へ行っていやな思いをする。その結果を受けて、原因を変えようとするでしょう。例えば、もっと早く寝ようとか目ざましを二つにしようとか・・・。早く起きるために、自分でその原因をかえることで結果を変えようと努力する。それをいい結果がでるまで続ける。それこそまさに【自己解決力】を育む大切なことなんだと菅原さんは言っていました。

これはあくまでも一例ですが、いつまでも親は保護者であってはいけない。それは、子どもが親の力なしに何にもできないころだけ。子どもがいろんなことを出来るようになったら、サポーターになるべきだと。 それをするためには、忍耐で見守ることが必要。

できないことを探す目ではなく、できることを探す目で子どもを見て、出来ないことをできるようにするために注意したり怒ったりするのではなく、できたときを思いっきりほめる。

マイナスのことばを子どもに言い続けるとその通りマイナスの子どもになる。でも、プラスのことを言い続ければ、それは子どもの潜在能力の中に蓄えられ、何事もプラスに考えられ、自分で自分の人生を切り開いていける子どもになる・・・。

自分はといえば、最近マイナスのことばかり言っていました。 こどものできることを探してほめる・・・このことはずっとずっと心に刻み付けておきたいと思います。

■人の役に立つ喜び

親のお手伝いをどんどんさせるべきだと菅原さんは言います。問題なのはそのほめ方。あなたはいい子ね、えらいねというように、あなた・・・と言う視点でほめるのはちょっと危険だということ。一概には言えないけれど、愛情の土台のない子は、ほめられようとして、人の見ているところだけでいいことをするようになってしまう傾向があるようです。

じゃぁ、どうやってほめればいいのか・・・。それは「わたし」の視点でほめることだそうです。例えば、何かお手伝いしてもらったら、「ありがとう。ママ、うれしい。」とか、「○○ちゃんのおかげで、あっという間に終わったよ。ママ感激しちゃったよ。」とか。そういうほめ方をしていると「共感」という土台が心の中に育つそうです。

たしかにおこずかいあげるからやるとかいう打算的な考えの子どもが多い中で、小さいうちからこういうほめ方をしていれば、きっと子どもの心の中に人の役に立つってうれしい!という気持ちが育つかもしれないなぁと思いました。


・・・講演会で聞いた話を感想を交えながら書いているので、わたしの書き方では説得力がありませんが、菅原さんの話し方とその内容にはほんとうに心動かされるものがありました。

(つづく)


子どもの心のコーチング その1

2006-01-10 | 奮戦記
菅原裕子さんの「子どもの心のコーチング」という講演会にでかけてきました。
本当に行ってよかった。
自分が悩んでいることにすっと手を差し伸べられたような感じがして、足取り軽く帰ってきました。

菅原さんは心理学にも多分通じている方なんだと思います。
彼女の2時間の講演は本当にあっという間。
楽しくわかりやすく、しかも説得力のある話で、自分の子育てを振り返り反省しきりでした。

最近の私は、娘に対してひどい言い方をすれば「脅迫」の子育てをしていたと思います。「○○しなければ、連れて行かないよ。」とか「××したら、やってあげる」とか・・・それでもいうことを聞かない場合は、声を大きくして怒っていました。自己嫌悪に陥りながらも、自分のいうとおりに相手を動かそうと考えていたんだと思います。

もちろん、娘はだれよりもかわいい。
だれよりも愛しています。自分の命よりも大切な存在。
かわいいがために、期待し、彼女にきちんとさせよう・・・とか、いい子でいてほしい・・・とか、そんなふうに考えて一方的な愛情をおしつけていたのかもしれません。

急にイヤイヤ・・・というようになり、反抗したりかわいげのない態度を取るようになった娘。ちょっとびっくりして「こどもはこういうものだ」とわかってはいても、イライラして声を荒げてしまうことも実は最近多かったのです。

私の気持ちに余裕がないからいけないんだと思っていましたが、そうではありませんでした。私は、彼女を「欠けたつぼ」だとは思いたくなかったのです。完璧なきれいなつぼにしたくてそればかり願っていた自分に気づきました。

実はその「欠けたつぼ」の話を講演会の最後に菅原先生がしてくださいました。さわりだけですが確かこんな話だったと思います。
ある水汲みの男が棒の先に二つの壺をぶるさげて、毎日ご主人様のところに水を運んでいました。片方の壺は完璧。水をこぼすことなく運ぶことができるのに、もう片方の壺は欠けているのでいつも水を半分しか運ぶことができない。欠けたつぼはそんな自分をずっとずっと恥じていました。

あるとき欠けたつぼが水汲みの男にその思いを打ち明けました。すると水汲みの男はいいました。「ご主人様のもとに水を運ぶとき、あなたが水をこぼしてしまう道に花の種を植えました。目の前にあるのはみな、あなたのおかげできれいに咲いた花々です。あなたのおかげで私はご主人様の家にきれいな花をたやしたことがありません。」・・・と。

こどもは「欠けたつぼ」なんですね。・・・そして私自身も。

私は子どもの思いを分かち合ってやることも受け止めることもできてはいませんでした。ただ自分の思うとおりにしてもらいたいと願っていたのかもしれません。欠けたつぼを自分の思い込みで、完璧にしようとあせっていたのかもしれません。

もっと子どもをみて、子どもの思いを受け止めて、子どもの生きる力を発芽させ、自立できるようサポートする・・・それが親の役目なんだとわかりました。

(続く)


Heartful Communication

2006-01-09 | 感動!!

今日は「子どもの心のコーチング」という本を書いている
菅原裕子さんの講演会に行ってきました。

チビ怪獣もまさにイヤイヤ期&反抗期。
最近子育てで迷ったり悩んだりイライラしたりして
自己嫌悪に陥ることもあった自分に
なんともすばらしいタイミングで友達が
「こういう講演会があるよ。」↓と紹介してくれたのです。

子どもの心のコーチング

(これはきっと行ったほうがいいということだ)
と心が動かされ、実際に講演会にいってみて、
途中で何度も涙ぐみました。

けっして涙するような感動する話とかつらい話とか聞いているわけではなく
どちらかというと楽しい話ばかりで、2時間があっという間だったのに、
自分でもなぜ涙が出てくるのか・・・。
よくわからないけれどやっぱり、愛すべき存在を授かった感謝の気持ちと
自分が悩んだり迷っていたりすることに対して
答えがするするととけるようなお話を聞けたことの感動かなぁ。

その講演会を聞いて考えさせられたことは
おいおいアップしようと思います。