9月に発売されたシングル「WARRIORS」のカップリングになる、
GOSPELS OF JUDASの『Play Within A Play』では、
見事なまでのファルセットを披露して、
先日、となった、
PS3ソフト「龍が如く5 夢、叶えし者」オープニング・テーマソング、
GOSPELS OF JUDASの『Bloody Moon』では、
その時とはまた違ったアプローチの裏声を魅せた氷室京介。
基本的に、ファルセットと裏声というのは同じ意味合いではあるけれど、
個人的にはそこは分けて考えている。
厳密に言えば、裏声も、裏声でしか歌うことが出来ない場合のそれと、
今回のようにそれ在り気で歌う裏声とがあるわけだから、
まあ、俺的には3つの意味が存在してるというところだろうか。
逆に考えれば分かるとは思うけれど、
呼び方として、ファルセット=裏声だとするならば、
カラオケ等で裏声でしか歌うことが出来ない境地に陥った場合のその人を見て、
「ファルセットだね」と褒めるということはないわけだから。
やはり、そこに存在する難易度や長さ(アクセント)によってその呼び方、
或いは意味合いを使い分けるというのが正しいような気はする。
※あくまで個人的な見解です。取り乱さぬよう御注意ください。
そして、一連のGOSPELS OF JUDAS曲で魅せたファルセット、裏声。
『Play Within A Play』では、スパイスとしてのそれが際立った。
あえて力まずに使ったその手法は、
瞑想を覚えるかのような囁きの中で、細かなビブラートも振るわせて、
まるで氷室の息づかいが聞こえるかのような、
そんな高みにあったファルセットだったといえるだろう。
一方、『Bloody Moon』の裏声。
全編で魅せたその裏は、
まるで女のエロスを真似るかのような裏っぷりで、
一歩間違えれば、喘ぎ声よろしく、
裏が裏返るという絶頂に達するような、
そんなギリギリの "エロティック" さを感じ、
これもまた素人には到底真似の出来ぬ "テクニック" だと言える。
いよいよ1ヵ月後に迫った、
氷室京介日本武道館ライヴ、、
『KYOSUKE HIMURO COUNTDOWN LIVE CROSSOVER 12-13』。
果たして武道館で氷室は、それらの裏技を魅せるのか、、
そんな期待が迸る『Bloody Moon』だっただろう。
そして絶頂を終えたくないその指は、
未だ、STOPボタンを、押せない、まま…。
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