MID NIGHT-XXX

~眠れない夜のために~

不器用なビジネス

2009-03-01 00:00:00 | Weblog


今回の連続リリースDVDには、

予約をするとネックストラップのおまけが付いてくる。

どのアーチストのファンにも言えることだが、

贔屓(ひいき)にしてるアーチストのグッズというものは皆興味があるのではないだろうか。

人によっては、本題のCD・DVDよりもグッズ目当てなんて人もいるだろう。

今回の『L'EGOISTE』DVDにしてもそう。

未発表の映像とは言え、

アンダーグラウンドの世界では流通してるという代物。

つまり大まかな内容は知ってる人もいるだろうということ。

そういう人たちにとっては特製ストラップというおまけは、

DVDを購入(予約)しようという理由になる場合もある。

しかし・・

前回の、

『JUST MOVIN’ ON -MORAL~PRESENT-』のネックストラップを手にした人ならお分かりだと思うが、

あの品質はいただけない。

ストラップに20thのロゴやMORAL等の文字が書いてあるのだが、

その形、文字が読み取れないような印刷の潰れ具合・・・

果たして予約特典のネックストラップを楽しみにしていた人は、

あの品質を見て、今回の『L'EGOISTE』の同商品に期待できただろうか。

「これだったらいらないや」

「全部集めようと思ったけど・・・」

「金がないから次回の予約は見送ろう」

「予約しないで店頭に並んだら買おう」

「後で気が向いた時に買おう」

つまり、予約をしないと手に入らないストラップに

執着が無くなったという人も多いのではということ。


予約をして買うことの重要性。


そういう人達の「購入タイミング」を逃してしまったということ。

タイミングというものは重要。

そのタイミングがずれれば、

気持ちが変わる人もいるだろうし、

誰かに借りて観て終了って人もいるだろう。

物を売るに当たって非常に重要なタイミングを売り手側自ら逃してしまった。

せっかくこんな素晴らしい映像を出したのだから、

多くの人に観てもらいたいと思うのがファン心理というもの。



何故今回の『L'EGOISTE』のストラップの出来は非常に素晴らしいのに、

前回の20thストラップはあんななのか。



「おまけは実質サービスみたいなものだからタダで貰えるだけいいじゃん」


買い手側にその理屈は通用しない。

何故なら、

予約をする意味があるかどうかが問題なわけだから。



今回の『L'EGOISTE』ストラップは非常にかっこよかった。

その流れを受けて、

次回以降のストラップにも期待したいところだろう。