DVD「JUST MOVIN’ ON -MORAL～PRESENT-」DISC２の
日本武道館２日目のオープニング映像。
バンドメンバーがぞろぞろと登場する。
最後に登場した氷室京介。
客席に笑顔で手を振って一言。
「HELLO！！武道館！帰ってきたぜ！オーライ！騒ごうぜ！」
そして１曲目の演奏がスタートする。
SEもオープニング演出も何も無い中で、
空気を一瞬にしてMAXにした。
それは空気を変えたとかいうレベルの話ではない。
「MAXにした。」
この映像を観ると、
DVDを、まるで途中から観てるかのように感じる。
SEもオープニング演出も何もない中で魅せたそのパフォーマンス。
そんなシンプルな始まりは、
BOφWY時代に幾度も経験したであろう氷室にとっては、
当たり前のことなのかも知れない・・・
氷室京介には、
SEや演出なんて全く意味をなさないことなのかも知れない・・・
「当たり前のことをこなしてるだけだぜ？」
コンピュータースクリーンの向こうから、
余裕の笑みを浮かべて、
そんな声が聞こえてくるような気がする・・・。
ロックンロールの破壊力と、
そして氷室京介のカリスマ性。
その２つがリンクした時に理屈はいらないということだろう。
改めて思う。
日本武道館２DAYSに参加できて良かったな、と。
さらに思う。
この映像よりも凄かったライブが、
前日に存在したんだな・・ということを。
そして実在しないその映像は俺たちの記憶の中へと封印された。
ヒムロック、最高だぜ！
