ぶらり独り言

思いついたことをそこはかとなく写真付きで書く日記です

タバコと電話と手紙と列車

2017年09月15日 | 日記

タバコと電話と手紙と列車と言うと、何のこと?と思われるかも知れませんが

ある年齢以上の方には、ハハ~ンと思い当たるところがあるかと思います。


かつて日本には、国の事業として郵政、国鉄、専売、電電という直轄事業を

行っていました。現在は、それぞれが郵便(ゆうちょ)、JR、JT、NTTと

名前を変え民間事業として運営されています。その中の専売公社と電電公社

が行っていた事業が、タバコと電話です。


競争相手が無く、独占的に行ってきた事業であり、利益が見込める事業なのに

何故、民間に売却したのでしょうか?

今となっては、タバコは鬼っ子扱いされ、喫煙できる場所がほとんど

無くなってきてます。電話は携帯電話となり、固定電話はどんどんと減少の

一途です。

早い段階で、事業を民間に移管することを決めた、国の事業担当者は

とても先見の明があったのですね。


タバコに関しては、肺がんの大きな要因となっていることが

世界中で危惧され、副流煙もその対象になり、規制されています。

しかしながら、日本で肺がんになった方が、長らくタバコを販売していた

日本政府を訴えたことは、無いようです。


そして電話に関しては、新規に電話を設置する場合には、電話加入権として

72、000円(金額は時代により変動しております)を支払わなければ、

設置できませんでした。

今では、インターネット電話や携帯電話となり、固定電話は殆ど

使われなくなっています。

そして、いつの間にか加入権の72、000円は、どの様な手続きにより

消滅してしまったのか分かりませんが、電話加入権は無くなってしまい

ました。


誰もそのことを問題にすることもないし、日本人は本当に争い事が嫌いな

国民なんだと思います。

 


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