夏休みも残り1/3と迫ってきた。そのせいか、TV/ラジオでは各イベントや催し物会場の紹介が頻繁に流れている~やはり夏休みも大詰め、子供たちの獲得にやっきになっているのかな?
先日も、広島「こんちゅう館」のイベントの模様がTVで放映されていた。場所は広島森林公園内で、どうやら「世界のカブト・クワガタ」と銘うって、世界中のカブト・クワガタが一堂に展示されるイベントだ。このイベント、驚いた事に只見るだけでは無く、実際に手で触れる事が出来るといった内容のもので、これは子供達に大受けだと思う~(勿論大人も・・)
50年代、都会生まれ都会育ちの私だが、物心着く頃には、カブト・クワガタは縁日やデパートで売られていた。勿論、この手の昆虫は何処か遠くの山に行かなければ遭遇でき無い事も図鑑を見て知っていた。
そんな事だから二学期の始業式、自由研究の宿題に「昆虫標本」を提出した子の中に「カブト・クワガタ」が混ざっていると、それはもぉ~クラス中が大騒ぎ!一躍ヒーローだ!
クラスの一人が「買ったの?」と羨ましいそうに尋ねると、「違うよ、いなか(田舎)のおじーちゃんの所で捕まえてきた」と、答えていたのを今でも覚えている。
自然の中で樹に止まったカブト虫やクワガタ虫は図鑑の中でしか見たことが無い私は・・(嫌、クラスメートの殆どは見た事が無かったと思う・・) 本当に羨ましいと思った~α~ (ー.ー") 実物の生きたカブト虫達を見るのは、やはり縁日かデパートで売られているガラスケースに入ったカブト虫達だった。
そのガラスケースの底には“おが屑”が敷き詰められ、中には木切れと西瓜の切れ端が入っていて、カブト達は木切れや西瓜に群がっていた。 近づくと甘い匂いがしてきて、子供の私はカブト虫・クワガタ虫の匂いだと思い込んでいた~ 今思えば、あの木切れには蜂蜜か砂糖水が塗られていたのですね。
そのガラスケースのカブト虫・・本当は欲しかったけど、どうしても親に「買って」の一言が言えなかった。 それは多分「直に死なすから駄目」と、帰ってくる返事が判っていたからだと思う。
初めて自然の中でカブト虫に遭遇したのは、6年生位だったか?夏のキャンプで行った栃木・・確か那須高原だったように記憶している。 前日に樹液の沢山出る目ぼしいクヌギをチェックしておき、あくる日の早朝、懐中電灯を手に見に行った。其処には数匹のカブト虫が居て、一生懸命樹液を吸っている。
その自然の中に居るカブト虫達の姿を目にした時、本当に嬉しかった~ヾ(^^ ) その嬉しさと驚き!そして感動の余り思わず一匹持って帰ろうと手に取ったのだが、突然心の中で「連れて帰ると、死んじゃうぞ・・」と、言い聞かせる自分がいた。
それ以来、カブト虫やクワガタ虫は憧れのスーパースター!king of kingsのままの昆虫! 決して人の手で飼ってはいけないものだと思ったもので・・それは50過ぎの大人に成った今でも、変らぬ思いだ・・(^。^)
TVを見た後、早々に“世界カブトムシ・クワガタ展”を覗いてみた~(^。^)~驚いた事に子供ばかりではなく、大人が一生懸命感心を寄せていたのには正直嬉しかった。やはりカブトムシやクワガタは大人になっても、我々の永遠のスーパースターなのだと、改めて思い知らされた~(^^♪~
思えば・・あの遠い子供の頃、縁日やデパートで見た「ガラスケースのカブトムシ・クワガタムシ」を何時までも見ていた自分が懐かしく思います~(^^♪
「追伸 数日前に「カブト虫・クワガタ虫」専門のショップをTVで紹介しているのをニュース番組でみました。最近は専用の“飼育セット”なる物も有り、素人でも簡単に飼えるようになったらしく、それにお金さえ出せば世界中のカブト虫やクワガタ虫が購入できるそうです。 それを見ていて、そうなんだぁ~そんな時代なのだぁ~と、一頻り感心するばかりでした~(゜ロ゜) ヒョオォォ!」