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(ニュース速報)仮想敵を作り出す歴史教育

2013年04月12日 13時28分05秒 | 日記
(ニュース速報)仮想敵を作り出す歴史教育
1  名無しさん(東京都)   2013/04/12(Fri) 13:27:55
仮想敵を作り出す歴史教育 日本は教科書検定制度見直しで「負の連鎖」を止められるか
2013年4月12日(金)13時00分配信

子どものときに受けた教育の内容は、若者の歴史観に大きな影響を与える。
「自国と他国の関係がどのようなものであったのか」を解説する歴史教科書の内容と、それを使う教師の教え方は重要である。
そのさじ加減ひとつで、歴史に対する理解が変わるし、他国に対する印象も変わってしまうからだ。

例えば、中国。1972年の日中共同声明からしばらくは、中国では反日教育のようなものは抑え気味になった。
そして、日本の企業は中国に進出し、両国の経済的な関係は深まっていった。しかし、1989年に日本との友好関係をぶちこわす原因となる事件が中国で起こる。
天安門事件である。

この事件をきっかけに、組織の存続に危機感を募らせた中国共産党は、国民の反発を党ではなく他国へ向けさせるような方針を打ち出した。
その方針のひとつが、反日教育の徹底である。党がどれだけ素晴らしいのか。
それを歴史的に強調するには、必然的に自らは敵と戦い抜いたヒーローとなる一方、その敵がどれだけひどい奴だったのかを示す必要がある。
その敵とは、日中戦争時の日本軍のことである。

反日教育を徹底したことの影響は、尖閣諸島問題で揺れた昨年に、分かりやすい形で見られた。
中国の各地で起きた大規模な反日デモである。日系のデパートなどが破壊され、日本大使館には石が投げられた。
これまで見られなかったレベルの反日ぶりは、天安門事件以降に始まった反日教育の成果とも言えるものであった。

インターネットで世界がつながり、国民は自国と他国の政治体制を簡単に比較できるようになった。
市場経済化を進めたものの、貧富の差は限りなく広がり、言論の自由もなく、汚職がまん延する中で、中国共産党に対する中国国民の不満や不信は募る一方であろう。
揺らぐ体制を存続させるためには、敵を作り出し、一致団結して敵と戦う。こうして気をそらすことにより、党の問題点は一時的にうやむやになる。

こうした「国の体制の危機→敵を作る教育→危機の回避」という戦略は、国家の体制が不安定であったり、未成熟な国ではしばしば行われるものである。
さて、日本では安倍政権が教科書検定制度を見直しを目指すという。
くれぐれも、中国の歴史教育を反面教師にしつつ、無駄に敵を作り出すことのない教科書を作ってほしいものである。

(谷川 茂)
http://news.nicovideo.jp/watch/nw580175

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