マーキュリーのコンサルタント日記

医師転職、医師アルバイトのサポートを日常業務としているコンサルタントが、日々感じた事を公開していきます。

米大手証券会社の破綻で

2008年09月22日 | Weblog
世界同時株安&円高になっています。
ドル相手のみならず前面円高なので、個人的には助かる方もいらっしゃることと思います。
しかし米国内では、大変なことになっています。
米大手証券会社で、今年の初め上位5位は上から、GS社、MS社、M社、今回破綻したRB社、BS社となっていました。(ちなみに、私は以前、証券会社で働いていました^^)

しかし、3位だったM社はバンカメ(米銀行大手)に身売りし、5位だったBS社も事実上破綻しているため、現在は、1位、2位の二つしか残っていないという状況なのです。
この一連のニュースで改めて思ったこと、それは、絶対的な安心とか「絶対」というものはどの世界でもないんだなあ・・・ということでした。
このような事態は、誰も予測できなかったことでしょうから・・(予測できた人もいたかもしれませんが)。

ここでやっと医療の話になりますが、体調不良で病院に診察に行くとき、手術を受けるとき、やはり患者の立場としては治ることを期待しています。少なくとも私自身はそうです。痛い、苦しい、何とかして欲しい・・・そう思って病院に行くのです。
しかし、私は、過去に受けた手術も思うような結果ではありませんでしたし、以前、体調不良で病院に行った際にも、「原因はよくわからない」との診察結果でした。
どちらも、正直、「何で?」という不満がありました。
しかし、あとから冷静になれたとき、ドクターがどのような病気でも原因を突き止め、完治させることが出来ると考えるのが違うのかなと思うようになりました。
そもそも、何事にも「絶対」というものが存在しないことを皆知っているはずなのです。
それでも自分のこととなると絶対的な期待をしてしまうことも多々あるのですが^^;
診療を受ける側の過度な期待が、訴訟の増加やドクターに対する負担増になっているように思います。
ドクターは労働時間的にみても激務な上、「なんで治らへんねん!」と私が思ったような(失礼・・・)不満を毎日直接ぶつけられてはたまらないだろうなあと思います。
先生方のところに診察に訪れる、患者さんの気持ちを私たちが変えることはできませんが、自分が診療を受けるときは、「絶対」という過度な期待を改め、このお仕事させていただきながら、先生方のストレス軽減のために、私たちが出来ることも考えていきたいと思います。

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