今日は『ルビーの指輪』からこのセリフにしました。このセリフは…
ルビーとルナはクリスマスの撮影に挑んでいましたが、カメラマンから誉められたのはルナの方でルビーは気分を悪くしていました。そして撮影が一段落して二人が控え室にいた時、ギョンミンから夕食の誘いの電話が入り、ルビーはそれをルナに自慢しました。するとルナはすぐに反撃し、ギョンミンに電話をして夕食に誘いました。その電話の直後、再度ギョンミンからルビーに電話がかかり、同窓会が入って行けなくなった、と伝えました。その時のルビーの様子を見たルナの言葉がこのセリフになります。
撮影で自尊心を傷つけられたルビーが、最初にギョンミンからかかってきた電話で勝ち誇ったのはほんとに束の間でした。このルナの言葉は、平家物語や方丈記の出だしを想起させる、と言えば大げさでしょうが、栄華とまではいかなくとも、こうした感覚は信頼と同様、勝ち誇った瞬間から下降するんですね。
ちなみに少し前に選挙で勝った候補者がその勝利インタビューで、既に次の選挙戦は始まっている、と語っているのを聞いたことがあります。聞いた当時は呆れたのですが、ルナのこのセリフを聞いた後では、あながち間違いではない気がしてきました笑