今日は『ヒョシム家の各自図生』からこの上ない名セリフが出てきましたからご紹介します。このセリフは…
ヒョシムが各自図生で家を出ましたから、母親のソンスンは途端に音を上げて、ヒジュを呼び出しこき使いましたから、ヒジュは熱を出して倒れてしまいました。
やむ無くヒョソンの家では、ヒョソンにルビー姉弟が家事に追われましたが、自分の時間がなくなった二人は不平不満たらたらで掃除をしていました。ことにルビーは、ヒョソンに、祖母に嫁いびりをするなと伝えろ、と迫り、これはヒョソンも受け入れました。しかしヒョソンは、じゃ、お前たちも両親をこき使うな、今までずっとお前たちの世話をヒジュがやってきた、お前達はいくつだ?、2人とも今後は自分でやれ、と言いましたから、ルビーは学生の本業は勉強だ、と猛反発しました。これに対しヒョソンは、本業は勉強だけじゃない、英国数だけが勉強か?、自分の部屋の掃除や家事の手伝い、弟の世話も全部勉強だ、と諭しました。しかしルビーは、受験には必要ない、と言い返しましたから、そこでヒョソンがいった言葉がこのセリフになります。
しかし、ルビーは、それで大学に落ちたら嬉しいか?、何でもいいから叔母さん(ヒョシムのこと)を家に戻して!、と喚きましたから、ここでヒョソンも、話の通じない奴らだ、自分達が楽をしたいから叔母を家に戻せだと?、とキレてしまい、いい機会だから、これを機会に人しての道理を学べ!、と言ってルビーを黙らせてしまいました。
ドラマ制作者の強い意志が伝わってくる極めてメッセージ性の高いセリフですね!本国では日本以上に子供への過期待から、受験熱が加熱しすぎているそうなのでこんなセリフが出てくるのでしょう。
「道理を知らないと周りの人を不幸にする。」
これは、辞職したどこぞの県知事を見れば一目瞭然で、ああいう風にならない為にも、道理というものがあるわけなんでしょうね。しかもこの道理というのは、頭の柔らかいティーンエイジャーを卒業するまでに身につけないと間に合いません。ですからルビー達を諭すヒョソンは素晴らしい父親ですし、その言葉はどれもホームドラマに相応しい名セリフです!