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ドラマ・映画の名セリフに学ぶ(好奇心を持てば、この世は面白いことだらけ!)

#0765「生きざまは顔に出るものなのに人相が悪すぎる。」/『蝶よ花よ』第21話から

「生きざまは顔に出るものなのに人相が悪すぎる。」byマ・ホンド(ソン・チェファン扮)、サンス、ガンサンの義母

今宵は最新のホームドラマ、『蝶よ花よ』からこのセリフにしました。このセリフは…

ホンドは離れにサンスを住まわせて浮気しないか監視しようと企み、ガンサンに内装工事までさせて同居を促しましたが、サンスは断っていました。そのサンスがある日、離れて外国に住む妻とテレビ電話をした時に養育費の話が出て、妻からサンスの住まいを貸して金を作るよう提案を受け、悩んだ末にサンスは自分の住まいを貸し出しホンドの元にやってきます。

一方ガンサンは、サンスを諦めたホンドから借家人を探すよう頼まれ、最近ホンドの店の前に開店したパン屋の職人ドゥホに住まいがないことを知ると、ドゥホをホンドの家に連れて行きます。そんなガンサンとサンスがホンドの家でかち合わせたため、居合わせた二人の義妹イェジェも巻き込み大騒ぎとなります。ホンドから呼ばれて来たから、と譲らないサンスに、そんなことは聞いてない、とこちらも譲らないガンサン、そしてサンスを応援しながらもトラブルの発端で歯切れの悪いホンドの間で話がつきません。サンスは、ガンサンやイェジェがいい人だ、というの聞いて、会ってまもないのに実際はどんな人間かわからない、といました。するとそれを聞いたホンドがドゥホの容貌を引き合いに出して言った言葉が今日のセリフになります。そして孫娘のためにもあんな山賊顔の男を住まわせるわけにはいかない、とまで言いました。

ドゥホが山賊顔かどうかはさておき、昨日の言葉同様、人は自分の顔にも責任を持たなければいけませんね(為参考→「40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持て。」byエイブラハム・リンカーン」)ホンドの言うとおり、人の顔には生きざまが表れるからです。例えば企業の不祥事が明るみになって経営陣が陳謝するようなシーンで顔を見れば、一目で、あ、これはこざかしい生き方をしてきたな、などとすぐにわかってしまいます。だから、一事が万事で、日頃からでたらめな行動やこざかしい言動をとっていると、その総決算が遠慮なく顔に表れます。

更にこのセリフを一ランクあげたなら、「生きざまが死にざま」ということばになります。その人の生きざまが死にざまに表れるということで、管理人はこのことばをある大病院の外科部長から直接聞いた当時、大いに震え上がったものです。

それにしても、住まいは一つなのに、そこで同じ家族なのに利害が噛み合う2組がバッティングして騒ぎになる、という展開、まさにホームドラマの真骨頂であり、視聴者の期待を裏切らない展開に拍手です。

※"生きざま"なんて言葉はない、とネット上で気焔をあげる人を目にしますが、例えば、こだわる(本来、つまらないことに熱心になる様)という単語がいい意味に使われるようになって来たのと同様、善かれ悪しかれ変化するものです。
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