今宵は、『台風の新婦』からこのセリフ
を選びました。このセリフは…
パダが自殺を図ったのは芝居だとテプンから聞かされたサンドゥルは、空港へ行く途中で引き返します。そして会社に戻ったサンドゥルの元に、芝居がばれたと聞いたパダが慌ててやってきて、話を聞いて欲しい、とサンドゥルに頼みますが、サンドゥルは、
「もう話すことも聞くこともない。」
と言いました。それでもパダは許しを請いましたがサンドゥルは受け入れず、その最後に言った言葉が今日のセリフになります。
いやあ、強烈な一言ですね。存在という概念は人にとっては命の次くらいに大事なものです。これは、元首相経験者や文科省の元次官などが炎上するのがわかっているのにツイッター上に浮上してくるのをみてもわかります。自分の存在を忘れられると困るからです。また、芸能人でも、悪評を言ってもらうのはまだよくて、なんの評判も聞かれなくなるのが一番恐ろしいのだとか。
身近ですと、管理人のような素人ブロガーでも、記事の存在の意味がなくなるということが、一番恐ろしいことです。やってる意味がなくなりますから(笑)
それだけにサンドゥルが放ったこの言葉は、パダにとっては致命的な言葉だったわけです。
このblogではなるたけ実生活にも活かせる実務的セリフを選んでご紹介しているわけではありますが、このセリフだけは使う場面に出くわしたくないですね(笑)
さて、はじめは、「もう話すことも聞くこともない。」、こっちのセリフを取り上げようとメモしましたのですが、その後、更に一枚上のセリフが出てきまして(笑)、急きょこっちへシフトしました。が、このセリフも捨てがたいので、併せてご紹介させて頂きました。