自分が本当の父親であることを隠して、息子と2人で自身の親の噴墓のある森の中へ自然観察に出たテヤン。
森は平和でいい、と言った息子に対して、一見平和に見える森の木ー本一本も、実は太陽の力を少しも多く得ようと、とてつもない競争をしている、と説明。その説明の最後に語った言葉。
今日のセリフは『太陽の帝国~復讐のカルマ~』からこのセリフにしました。競争が自分との闘い、というのはよく聞くセリフですが、例えがいいですね。確かに一本の木から伸びる枝たちは好き勝手に伸びるのではなく、より多くの陽を浴びるように伸びて行きます。他の枝に押されて陽を浴びにくくなった枝は、その内枯れてしまいます。
このドラマの主役の名前はテヤン(太陽)と言います。会社の不正を暴こうとしたところ、命を狙われ、すんでのところで九死に一生を得、その後一匹オオカミのところから復讐に取りかかるわけですから、実に説得力のあるセリフだと思いました。