今宵は今日の標語、「あまり欲張らないで。欲張ると身を滅ぼすわよ。」とリンクして『憎くても愛してる』からこのセリフにしました。このセリフは…
ヘンジャが仕事を終えて喫茶店に向かうと再婚相手のグンソプが待っていて、2人はパソコンで映画を見みました。その後グンソプの計らいに感動したヘンジャは、これからは自分の子供だけではなく、グンソプやその2人の娘のことも幸せになれるよう考える、と言いました。一方でグンソプはヘンジャの持つ大金が目当てですからわざわざ、お金のことならお気遣いなく、と答えました。これを聞いたヘンジャの言葉になります。
「もう少しあったらいいのにと思うくらいがちょうどいい。」
これ、つまり実際には足りないということですよね?ということは、ご飯やデザートだともう少し食べたいけどこれくらいで、テーマパークなら、もう少し遊びたいけどこれくらいで、コレクションなら、もう少し集めたいけどこれくらいで、楽器演奏なら、もう少し弾きたいけどこれくらいで、手を打つ、ということですか!
つまりは何でも八分目がちょうどいいということなんでしょうね。足りなさ過ぎるのはもちろん問題ですが、例えば駅降りて家まで帰ろうとした時喉が渇いて何か買って飲もうとした時、10円足りなかった、なら家まで我慢しよう、となりますし、スーパーへ買い物に出かけても、さして必要でないのに欲しいものを買う、ということもなくなります笑(為参考:「欲しいものなんて、大抵不要品なの。」/『ちりも積もればロマンスから』)
ヘンジャのこの言葉を聞いたグンソプは、「お金に対する考え方に感銘をうけました。」とお世辞を言うのですが、ここまで来るとお金に対する美的感覚すら感じます。
というのも、未完成の美、と言って、生け花などは本来ならそこに挿す花を敢えて挿さずに空間を作り、鑑賞者に想像させる、という手法を取ります。また、全巻ものもコンプリートせず何冊か欠けさせておく、とか、お遍路の御朱印もわざと数ヶ寺空けておく、という話も聞きます(もっともこちらは、本人が亡くなった後故人の冥福を祈り、仏果増進のため縁者が残りを巡るそうですが)ので。
というわけでブログもあまりごちゃごちゃ綴らないでこの辺で手を打ったほうが良さそうなんでここでやめます笑