今宵は『マイ・プリンセス』からこのセリフにしました。このセリフは…
ヘヨンは仕事中に会長である祖父から呼び出しを受け、いまだに誰が葬られているのかわからない墓へのお参りに付き合わされました。会長が杖をつかないと歩けない体なのに山奥の墓まで何度もお参りにくることに疑問を持ったヘヨンは、どうして何度もここへ来るんです?、と訊ねましたが会長は、背広のボタンも止めていないヘヨンを見ると、黙っていろ、ボタンを留めて手を合わせなさい、と言いました。しかしヘヨンは、時間がないんです、と口答えしましたから、会長は、5分もないと?、と訊ねました。これに答えたヘヨンの言葉がこのセリフになります。
「形だけのことには5分も長い」。これはうまい表現ですね!例えば子供のころの誰だかわからない親戚の法事、学校の始業式や終業式、もう少し時が経って成人式の来賓の挨拶。こうした自分が熱心になれないことに費やす時間はほんとに長いですよね。こうしたことは、形だけのことと呼べばいいことをこのセリフで覚えましたし、こうしたことは形だけだから、費やす時間も長く、もったいない気になることもよくわかりました(笑)