今日は『逆流』からこのセリフにしました。このセリフは…
役員会に出席したペクサンは自分の予想に反して理事達が養子のドンビンを次期会長に推していること知ります。これが元で頭痛を起こし、病院に運ばれますが、すぐに退院すると翌日にはドンビンを会長室に呼び、次期会長には時期尚早だ、と言います。更に続けたのがこの言葉になります。
人には4種類あるとか。すなわち、
①能力もあって野心もある。
②能力はあるのに野心はない。
③能力はないのに野心はある。
④能力も野心もない。
難儀なのは能力はないのに野心がある、もしくはドンビンのように能力より野心が勝っているタイプです。能力が劣る分、厚かましさや不正でこれを補おうとするからです。こういう向きに引っ掻き回されると、たまったものではないどころか、まかり間違ってトップにでもなろうものなら、その国や組織、団体、会社などは確実につぷれます。
今はあまり言われなくなりましたが、分をわきまえる、とか、分不相応、という素晴らしい言葉があります。もっと多用されてしかるべき言葉だと思うのですが。