小説23【僕の彼女は1世紀先からきた未来人】

23 微かな記憶

「あれ？このバンドってさ

こんなカッコ良かったけ？」

対バンの観客がざわつき

話していた

Life　Musicの演奏が始まると

少しづつだが観客が増えてきた

その中に美寿穂も紛れ込んでいた

「こっちの世界の裕也君もやっぱり歌上手い！」

美寿穂が心の中でつぶやいた

「皆さん今夜はライブに来てくれてありがとう!色んなバンドのカラーを楽しんで行って下さいね♪」

その時、裕也はステージ上から

先程ぶつかった美寿穂のオーラを

感じとっていた

「全く知らない娘なのに…何故か懐かしいな…」と心の中で想いながら…

「皆さん本当にありがとう!

例えどんな関係性でも大切な人がいるってさ素晴らしい事ですね♪

皆さんの心に一瞬でも響けば嬉しいです!」

「聞いて下さい！Life　Musicで」

「Share」

To Be Continued…

小説22【僕の彼女は1世紀先からきた未来人】

22 再会

ライブイベント当日━

「いらっしゃいませ!どちらのバンドを見に来られましたか？」

「Life　Musicです✨」

「そうしますと出番はこの次ですね♪よろしければお早めにお入り下さいね♪」

会場の中はイベントと言う事もありお客さんはそこそこいるみたいだ

「うし！皆んな今日は全力を出し切ろう!ミスを恐れずに感情を優先させて行こうぜ！！きっと良いライブができるはずだからさ！」

メンバーが円陣を組んで気合を入れた

「あっごめんちょっと…その前に…精神統一と言うなのWC行ってくるわ（笑）!」

裕也が言った

三木とオサムが苦笑いした

「あいつさ〜曲はいい感じ何だけどトイレ近いよな〜（笑）」

オサムが言った

「生理現象だから仕方ないだろ…（笑）」三木が言う

その頃　裕也は狭い会場の廊下を走りながらだったせいか

一人の女性とぶつかった

「きゃぁっ！」「いったっ〜！」

「ごめんなさい！！大丈夫ですか？」　

「はい大丈夫です！！」

「んじゃ失礼します〜！」

裕也は急ぎ足でその場を去った

それが二人のもう一つのワールドでの出逢いだった…

裕也はその時

心の中で妙な胸騒ぎを感じていた…

To Be Continued…

小説21【僕の彼女は1世紀先からきた未来人】

21 心のユニゾン

裕也のバンド【Life　Music】は

結成から数年立っている

初期の頃はメンバーそれぞれが

自我を発散するような練習ばかりで全く楽曲が成り立っていなかった…

ライブハウスにも出演もしていたが内輪の友達が一回きて終わりみたいな感じだった

初期のGuitaristもその様な原因が色々と重なり脱退していった。

バンドと言うのは難しいもので

同じメンバーで長年継続するのはまれである

しかしLife　Musicが最近上り調子なのは理由がある

メンバーそれぞれが心の本音をしっかりと発言し合うミーティングを最低でも月1ペースで初めてから変わってきたのだ

練習内容も以前とはすっかり

変わった

当然もめごとなどはあるが

「すべてがバンドの為に」

が合言葉で乗り切っている

「裕也!このShareって曲さ〜なんかいいな〜♪」オサムが言う

「俺も共感。やっぱり裕也はやるな〜！そしたら次のイベントまでに間に合わせよう!」三木が言う

「皆んなマジありがとう!

二人とバンドできて幸せだよ！

んじゃよろしく！」裕也が叫んだ

To Be Continued…

小説20【僕の彼女は1世紀先からきた未来人】

20 Share♪　 Life　Musicより

話してみたい言葉

僕には あるのさ

でもね 話せば話す程

少しだけ怖いのさ

貴方に聞きたい言葉

僕には あるのさ

でもね 分かれば分かり合う程

儚さを感じてた

お互いの心が向き合える

その日と出逢える迄

蘇る心 信じて

隠さずに分かち合おう

信じ続けてきた 延長線で

見上げた夢を

かじかんでた手を繋いで

2人で探しに行こう

あきらめかけてきた 延長線で

見捨てた夢も

似ている様な価値観で

2人で拾いに行こう

笑い合える時まで

To Be Continued…

2024/01/06

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